今日のメモ、いろいろ

考古学デーに参加した時まで暑かったのに(25℃くらい)、その後はずっと降ったり曇ったりでひんやりしています。

窓を開けていると勝手に暖房が入っちゃうくらいひんやり。

今週末くらいから20℃くらいにはなるようですが。

 

コロナ禍の方の数値、ICUの患者数が183人、Rtが0.80です。

今月末にはベルギーはグリーンゾーンになるそうです。

ピークの頃のICU患者数900越え、っての、こうやって振り返ると、やはりタイヘンな数字です。

変異株が怖いので、ワクチンは2回目もしっかり受けてください、と専門家が強調していました。

今ベルギーでは、18歳以上の7割近くが少なくとも1回目の接種を済ませたそうです。

 

 

さて、ここ数日の一番のニュースはハンガリーのこと。

今朝も朝のラジオで繰り返し繰り返しこの話題が取り上げられました。

外務相(コロナ禍の臨時政府で首相だったソフィー・ウィルメス)や学者さんたちもスタジオに招かれて、です。

6月15日にハンガリーの国会で承認された法律は、性的マイノリティを差別するもので、EU内で抗議の声があがっているのです。

オルバンの政党による「18歳以下の者に同性愛やトランスジェンダーに関する情報を提供したりその方向へ向けるようなことをしたら罰せられる」って法律らしい。

映画なんかもその対象です。

同性愛カップルが仲良く一緒に出歩くこともできない。

 

昨日はその法律について、EU委員会のトップ、ウルスラ・フォン・デル・ライエンさんが「恥」だと、とても強い言葉で批判しました。

EUの核となる価値観に反している、と。

今日の午後はEUサミット、テーマの中心は気候問題などですが、ハンガリーは強い圧力を受けることになるでしょう。

なんといってもEU加盟国のひとつとして、さまざまな経済的利益を得ていますから。

(しかもそれを自分の懐に入れているような人たちです。)

でも、各国が法治国家としてリスペクトされなければならないという決まりがあるので、罰則を与えることはできない。

 

昨日はミュンヘンでユーロ杯Fグループのドイツvsハンガリー戦が行なわれたんですが、それに際してスタジアムを虹色にライトアップするはずだったんだけど、UEFAが政治的行為はNGだと禁止してきて、一昨日それに怒ったミュンヘン市長が抗議のスピーチを行っていました。

結局スタジアム以外の建物を虹色にライトアップ、観戦者には虹色のフラッグを渡す、という方針に変わったそうですが。

(ユーロ杯、試合はあっちこっちのスタジアムで行われているんですが、コロナ禍を考慮して観戦者数等制限がなされているのに、ハンガリーはそういう制限を設けてない唯一の国です)

昨日はブリュッセルのグランプラスも虹色にライトアップ。

FBにブリュッセル市がフォトをアップしていました。

実際には見てないんだけど、美しいいなあ、と思いました。

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www.rtbf.be

政治学者の人が言ってましたが、ハンガリーって人口がどんどん減っていて、移民が入ってくるより、移民として出ていく人が多いってのが深刻な問題らしい。

もし私がハンガリー市民のひとりだったとしたら、こんなトップのいるところには暮らしたくないし、そりゃ出ていくわ、と思うんだけど、そうやって人口が減ることもこういうトップが生まれる理由の一つ、ってことなんですね…。

 

 

 

あと、ベルギーのコロナ禍後の経済再生計画にEUがGOサインを出したという話題も大きく取り上げられています。

全体で7500億ユーロのうち、59億ユーロの助成金が出されます。

( ↑ 数字が1000を超えると脳内に混乱が起こされ、毎回数字を書きながら、これでいいのか?と自信ナシ…。750x10億ユーロと5.9x10億ユーロです。)

この助成金は、気候問題・教育・デジタル化の分野のプロジェクトに利用されることになります。

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さて、考古学デーの後のイヴェントについて。

 

22日、フェミニズムの視点からのマロール地区めぐり、ですが、集合地点その他がすごく曖昧で、申し込んだもののどうやって参加すればいいの?って感じだったので、これを教えてくれた長女クンにSOS発信。

で、これはガイドとともに歩く、ってんじゃなくて、長女の友人であるその主催者がアップしてくれた地図と音声ガイドのアプリでもってそれぞれが勝手に歩く、というやつだと判明。

「ちょっとわかりづらいインフォだったね」と長女クンは老いた母をフォローはしてくれましたが…。

そういうわけで、これからしばらくの間、自分の好きな時に出かければいいわけです。

それはそれで都合がいい、です。

実は22日は、突然やらないといけなくなった事務処理に追われ、とてもイヴェント参加の気分ではなかったんでホッとしました。

近いうちに行くつもり。

 

こういう方法で、モーレンベーク地区を散策したことがあります。

モーレンベーク地区って、テロ事件が世界中で話題になった頃、まるでテロの巣窟の怖いところ、って感じで有名になっちゃった地区。

確かにテロリストたちはこの地区に集まっていたんですけどね、知らない人たちが偏見でもってイメージしているようなところではない。

文化センターに行って無料のオーディオガイドと地図を借りてめぐるんです。

自分のペースで回れるし、いろんなことを知ることができ、いいアイディアだと思いました。

 

 

昨日23日は王立アカデミーとOECD共催のWebinarでした。

 タイトルが « La vague délibérative en Belgique » です。

 

発言者がけっこう多いのに、時間は12時30分から14時までのわずか1時間半というプログラムを見て、短すぎるんじゃないのか、と思ってはいたんですが、はい、短すぎました。

発言者たちも「これだけは絶対言いたい」ってのがあるので、機関銃のように早口でしたよ。笑

そういうわけで、とてもゆっくりメモなんかしていられなかったのですが、ふむ、と思ったことでちっちゃい脳みそにわずかに残った記憶を、消え失せないうちにここにメモ。

 

進行役はルーヴァン大学の社会学者さん。

1975年生まれの社会学者。

自分と比べて年下の人はみんな「若い」って思っちゃうんですが、今は彼女の世代が政治的にも学問の分野でも中心にいて、世界を引っ張っていこうとしている印象。

がんばって!と思っちゃうなあ。

王立アカデミーの人文セクションのトップも務めているのね。かっこいいなあ。

en.wikipedia.org

発言者は以下のとおり。

コピペだけしておきますが、連邦政府の大臣、ブリュッセル首都圏の議員、ドイツ語圏の議会長、学者、OECDの市民参加プロジェクト関りの人。

 David Clarinval, Ministre fédéral des Classes moyennes, des Indépendants, des PME, de l'Agriculture, des Réformes institutionnelles et du Renouveau démocratique
- Karl-Heinz Lambertz, Président du Parlement de la Communauté germanophone
- Magali Plovie, Présidente du Parlement francophone bruxellois
- Isabelle Ferreras, Présidente de l’Académie royale de Belgique, Professeure UCLouvain/FNRS
- Justine Lacroix, Membre de l’Académie royale de Belgique, Professeure ULB
- Min Reuchamps, Professeur UCLouvain
- Alessandro Bellantoni, Chef de la Division pour un gouvernement ouvert et innovant à l'OCDE
- David Van Reybrouck, Écrivain et auteur de Contre les élections
- Claudia Chwalisz, Responsable du programme de travail sur la participation citoyenne innovante à l’OCDE

 

ブリュッセル議会の5G導入に関する委員会に、市民から無作為に選ばれた人たちが参加した話は前に記しましたが、↑ のリストのマガリ・プロヴィさんがそれを実現させる中心にいた人のようです。

無作為に選んだ16歳以上の10000人に連絡、その12%がこの件にポジティヴな反応をしてくれたのだそうです。

その人たちの中からさらに無作為に16歳以上の45名を選んで議会に参加してもらった。

うち諸事情により抜けた人がいて、最終的には43人が参加した、という経過だったのだそうです。

彼女が、この方法を定着させるためには以下の配慮が必要だと言ってました。

・仕事を休めるように仕組みを整えること

・文化が多様なブリュッセル、仏語・蘭語をうまく解せない人のためにそれを助けるアシスタントをつけること

・小さな子供を抱えている、など、家庭の事情によりリクエストに応えられない人のための仕組みを整えること

 

 

↑ のように、議会に市民が参加した、ってのは世界初でしたが、市民の中から無作為に選んで委員会をつくり、あるテーマに関して学び話し合ってもらう、っていう試みはすでに1986年より世界のあちこちで行われていて、2019年10月まで289例あるそうです。

OECD加盟国では18か国。

グラフを見ると、最も事例が多かったのはドイツでありました。

 

ベルギーでもドイツ語圏がすでにいろいろ試みているようで、↑ のリストの発言者、ドイツ語圏議会長のカルル=へインツ・ランベルツさん(昨日の参加者で一番年長、67歳)は、かなりこの件に関わってこられており、こういう方法を取りさえすればいいってもんじゃない、と強調されました。

実は私もそこんとこが一番気になっていて、すでにもう結果が決まっているところに「市民も参加した」っていう形だけを残した、みたいになったらイヤだなあ、と。

5Gに関するニュースを聞いた時に最初に頭をよぎったのがそれ。

 

David Van Reybrouckさんは、このテーマにOECDが関わってくれているのを喜んでいました。

 

機関銃Webinarについては、メモしておこうと思い出せたことがこれくらい。

 

脳みその容量がねえ…、ほとんど残ってないから。

少しでもメモしておかないと、次のインフォが入った際に自動消去されちゃう。

 

 

今後のアジェンダというんで前に記したことに、やっぱり漏れがありました。

申し込んでいたのに忘れていたイヴェントが一つ、今日の夕方です。

メヘレンやルーヴァンの歴史の中で避けて通れないブスライデン家は、ブリュッセルともかかわりが深いのにあまり知られてない、ということで、その「関り」の話。

ブリュッセル市博物館主催。

us02web.zoom.us

 

 

夏至をすぎ、これからは日が短くなっていきますが、それでも10月くらいまではまだなんとかエネルギーが保てますからね、社会にあるいろんなツールを利用させてもらって、楽しくいこう、と思うちびころなのである。

 

 

ブリュッセル考古学デー

一昨日と昨日、予定通りブリュッセル考古学デーのガイディング・ツアーに参加しました。

お天気は晴れたり・曇ったり、雷雨が突然…なんてこともありうるなあと、それが一番心配でしたが、雨が降るのは連日夜のみ、よかったあ。

降ってくれないと爽やかになりませんから、降るのはいいんです。

でも。歩くときはいやだ。

 

一昨日の夜は竜巻が発生しタイヘンな被害が出たところがありました。

怖いですねえ。

ニュースで被害を受けたボーランとロシュフォールの様子を見ました。

このボーランというところは、ベルギーで2か所ある聖母マリア出現地のひとつです。

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昨日の大きなニュースは、ひと月ほど前にここでも記した、コロナ禍対策の中でアドヴァイスをしていたウィルス学者を殺すと脅迫した過激極右思想の兵士、武装したまま逃走したんでずっと捜索されていたんだけど、遺体でみつかった、という話。

今朝のニュースによると、自殺であることも確認されたそうです。

SNS上でもリアルでも、この人を支持するひと(その多くは陰謀論を信じる)もけっこういるらしい。

こういうの、ワタシには理解不能だけど…。

昨夜のニュースでは、犯罪学の専門家がコメントを求められ、この人物のあり方がいわゆる組織されたテロリストたちとは全く異なり、逃走中に先祖の墓を飾ったり、恋人に自殺を匂わせるメッセージを送ったり、非常に自己中心的である、と。

そして、この人をヒーロー化する者たちが出てくる可能性についても言及。

なにより、この事件、あまりにもカンタンに軍の武器を盗み出すことができたのが問題だったので、そのあたりの改善が図られるでしょう。

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コロナ禍については、ICUの患者数が200を切る勢いで、今朝のニュースでは204,Rtは0.77です。

 

 

 

さて、考古学デー。

 

土曜日はRouge-Cloître に行ってきました。

1300年代に、聖アウグスチヌスの教えに従い隠遁生活を始めた二人の人物が起源です。

当時のブラバン公爵が、この土地を彼らに授けました。

その後、統治者たちの庇護を受けどんどん発展します。

でも16世紀の宗教戦争で破壊されたり、その後建て直したものの18世紀にはオーストリア大公ヨーゼフ2世の頃は保護されることもなくなるし、さらにフランス革命軍の時代になると切り売りされるし、で、どんどん様相が変わっていきます。

このままでは貴重な歴史的な場所が損なわれるということで、1900年頃国が買い取り、現在はブリュッセル首都圏の所有です。

教会は全く、この場所を守るために囲んでいた塀はほとんど、現存しません。

 

無料でダウンロードできるヴィジターズガイドブック ↓

http://v3.globalcube.net/clients/rougecloitrev2/content/medias/publications/guide_fr.pdf

 

見学現場にたどり着くためには、市民の散歩、ジョギング、憩いの場となっている公園を通ります。

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働かず遊んでばかりのミツバチちゃん 笑 ↑

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ガイドを務めてくれたのは、考古学者の女性二人と修復工事責任者の建築家。

考古学者のうちひとりは建築に使用されている梁など、木材の年輪を調べることで、その建物がいつ建てられたものか特定していく方法を、実例を示しながら説明してくれました。

 

たとえば、これ。

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1階部分、アーチが4つ認められますが、実は12のアーチを持つギャレリーになるはずだった。

梁を調べた結果と残された資料で、この建物の建築が本来の計画を実現することなく、1683年にストップしちゃったのがわかるのだそうです。

 

ちなみにフォトの右に写ってるその後付け足された部分は、今アートセンターになっていて、今アドリアン・ヴァンドゥプット展をやってました。

fr.wikipedia.org

 

 

maison de prieur (辞書を見て直訳すると、修道院長の家 になるけど、ここは修道士たちが生活した建物)の修復工事現場は、もうひとりの考古学者さんと建築家さんが案内してくれました。

もう20年前からずっと閉じられています。(閉じられる前レストランだった)

ものすごく長い時間がかかっているこの建物も、近い将来カフェ・レストランおよび催物会場としてオープンするらしい。

 

一番美しいのが、17世紀のこのギャレリー。

工事現場なので見学者もヘルメットをかぶることが義務。

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ここはゴチック部分。

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最後にこの壁画が修復されることになります。

保護するために紙が貼り付けてあるのでわかりにくいですが、広々としたスペースに続くかに見えるようなトロンプルイユとなってます。

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一見同じ窓が並んでいるかのように見えますが、ひとつひとつのサイズが微妙に異なるので、ひとつずつ修復されました。

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窓の下部分の装飾も同様、ひとつひとつ修復。

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この空間に設置するには、あまりにも醜くてガッカリなのがラジエーター ↓ 。

ホントは床暖房にしたかったのだけど、床も昔の工法で石灰を使うもので、その工法だと工事を担当する事業者が負担が大きすぎてやりたがらない、でこうなった。

でも、最近視察に来た担当大臣も「醜い…」と嘆いたらしくて、最終的には床暖房になると思うよ、と建築家さん曰く。

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見学終了して歩いていると、昔の農場あたりにメンヒールかと思われるこんな石が!

何なんだろうと思ったけど、もう解散した後で考古学者さんたちもいなくなり、質問できない…。

でも翌日この疑問は解けました。

後で記します。

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今回の見学では専門分野が異なるので全く触れられませんでしたが、ここで初期フランドル派第2世代の画家Hugo van der Goesが晩年を過ごし亡くなっています。

この画家さん、今まで作品をを見ることはあってもあまり関心なく、ゲントの画家だ、くらいの認識しかなかったのですが、今回この考古学デーの話をした友人に、この場所と関りが深いことを教えてもらったのです。

それをきっかけにちょいと調べることで、彼が私の中で生きた存在となりました。

興味がわいたので、今後詳しく見ていこう、と思っています。

ja.wikipedia.org

 

 

 

そして昨日は、昔のブリュッセル港の跡地めぐり、昔の種子市場の発掘現場の見学。

 

まず港跡地巡り。

集合場所は聖カトリーヌ教会のすぐ後ろにある、まだ小さかったブリュッセルを囲んでいた13世紀の城壁の塔の前。

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案内をしてくれたのは歴史学者さんです。

 

ブリュッセルの街とアントワープのスヘルト川をつないでいたセンヌ川では、商業の規模と船自体の規模が発展することで間に合わなくなり、1600年代に運河が作られ、それに伴ってより大きな港が作られました。

1900年頃まで使われていて、船もいっぱい入ってきていたんだけど、それは今の姿からは想像もできません。

そこを「以前はここが・・・」と案内してもらいながら歩いたわけです。

ある程度は知ってましたが、当然知らなかったこともいっぱいでおもしろかったです。

 

今でも少しだけ水が残してあるところもあります。

 

最初のフォトは、今「魚市場」と呼ばれている大きな広場。

このフォトの右側に入ると、ベギン会跡地です。

ここのベギン会は1250年に作られました。

17世紀、ここが重要な港になった時、ベギン会が土地をいろいろと譲ったとのこと。

今でもバロック建築の教会があります。

 

余談になりますが、その教会はいつも難民の人たちの避難場所になっていて、ここしばらくはベルギーにおけるステイタスを求め、彼らがハンガーストライキをしています。

難民として認めてもらえれば、職業訓練を受けたり、公的な援助を受けたり、正しいやり方で仕事することもできますから。

うちの子供たちが暮らすシェアハウスにも、最近難民として認めてもらい職業訓練を受けているギニア人の男の子が暮らし始めました。

その子がどんなタイヘンな思いをしてきたかは、またの機会に記しますね。

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このあたりが一番大きな船着き場だったところ。

鉄道が敷かれることで役割を失いますが、他の街からブリュッセルにやってくる交通手段でもあった船が、当時は50隻くらい止まっていたそうです。

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この ↑ 一番大きな船着き場から垂直に伸びた道も船着き場で、昔の商人たちのプライヴェートの倉庫が左右に並び、一番奥の大きな倉庫が国所有の倉庫でした。

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1900年頃、この港がつながっていた運河自体が200メートルほど移動され、シャルルロワ運河(シャルルロワは当時の重工業の中心地のひとつ)とつなげられました。

 

 

 

港巡りの後は、昔の種子市場があったところの建物の一つの発掘見学。

その建物はプライヴェートなもので、近い将来ユースホステルになるそうです。

 

案内はふたりの考古学者さん。

 

壁の一番古い部分。

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レンガの部分と、少しアーチを描いた13世紀の城壁の一部だった石の部分があります。

 

この壁 ↓ は、上の部分より後に作られたもの。

まだ剥がしたばかりで詳しい調査は終わっていない部分だそうです。

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この建物、お隣はカフェですが、そこと共有している壁です。

お隣にもこの窓跡が確認されているそう。

 

石を削る際に使われた道具がなんであったか、レンガやそれを積む際につかわれたつなぎの成分や特徴で、いつ作られたか、どこから持ってきた材料か、全部わかるのよ、とのこと。

例えばレンガは、13世紀には一つで3キロだったのが、その後技術の進歩で軽くなり2キロになった、とか。

考古学者の研究は、そういうものを一つ一つ解明していくことで、当時の社会のあり方を明らかにしていくこと。

レンガの重さひとつからでも、当時労働に従事した人々の生活がわかる、と話してくださいました。

おもしろいなあ…。

 

古いものの上に後の時代に重ねられたものも、それが層ごとに語ってくれるものがある、というんで、剥ぎまくっているわけでもないんです。

所有者は、ユースホステルになるときはそういう姿をしっかり持ち味にしたいそうです。

 

 

おもしろい話がいっぱいでしたが、例によって記すエネルギーが尽きてきちゃった。

 

最後の見学の時の二人の考古学者さのうちひとりが、前日の修道院の方でした。

それで前日の疑問の解決ができたのでした。

 

「あ、あの石ね。あの家には若い彫刻家が住んでいてね、彼の作品なのよ」

 

というわけで、メンヒールなどではなく、現代アートでありました。

 

修道院時代に水車があったらしいんで、それに使われたメカニズムの一部か?なんて思ったんだけど、大違いでありましたわ。笑

 

 

考古学デーはしばらく前から毎年行われていますが、去年はコロナ禍でなし。

私自身はそれより以前は仕事で忙しくて、こうやって参加したのは初めてでした。

今年はまだ例年の規模では実施できなかったけど、来年はラボの見学もできるはずよ、とのこと。

来年もどうせヒマだし、また参加したい。

 

主催はここ。

urban.brussels

メモ しばらく前から考えていることと6月下旬の予定など 

1年の中で最も日の長い日々。

午後10時過ぎても明るいです。

そんな中、いろんな行事もいっぱいで、私自身今月末までいくつか参加する予定なんで、申し込んだのに忘れちゃった、なんてことがないようにメモ。

そして、いろいろ考えたことなんかも忘れないようにメモ。

 

昨夜雨が降ってまた少し気温が下がりましたが、雲一つない晴天が数日続きました。

 

飛行機雲のみの空。

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飛行機雲を見るたびに母を思い出します。

次女が生まれるときに手伝いに来てくれて3ヵ月滞在したんですが、そのとき、こんなにたくさんの飛行機雲を見るのは初めて、と驚いていたので。

↑ のフォトではひとつですが、ホントに多いんです。

飛行機が多いのか、それとも、日本より低く飛んでる、みたいな理由があるんでしょうかね?

 

 

コロナ禍の方、数値はずっと良い方向へと向かい続けていて、今日の午後も政府の会議が開かれます。

さらに規制緩和について話し合われると思いますが、中でも夏の音楽フェスティバルと、結婚式といった個人のイヴェントについて、どのように緩和されるかが注目点らしい。

規制は大雑把なものではなく、セクターごとに細かく定めてありますから。

 

ブリュッセルでは今日から18歳以上であればワクチン接種の予約ができるそうです。

すでにしばらく前から、65歳以上の人は予約なしで受けられます。

 

数日前のニュースでは、経済的な面でも予想されていたより早く、今年中にはコロナ禍以前の96%まで回復する見込みらしいです。

もちろん大きく飛躍したセクターや、沈没しそうなセクターなど、分野によってコロナ禍以前とは異なるものになるでしょうけどね。

www.rtbf.be

 

油断大敵だと思うけど、しばらく前までは誰も具体的な見込みなど口にしていませんでしたが、この9月か10月にはかなり「普通の生活」に戻れるだろう、といったことを語る感染症の専門家も現れています。

 

ちなみに今朝のニュースでは、ICUの患者数247人、Rtが0.7です。

 

そんな中、昨日はブリュッセルとワロニアの看護士さんたちが、労働条件の改善を求めてストしました。

 

 

 

これから数日間の私のアジェンダ

ダラダラと緊張感ゼロの日々を送る私には過酷かも…と思ったけど申し込んだので。

忘れちゃったらタイヘンですからね、記しておかないと。

 

・19日 ブリュッセルの考古学デーの催しのひとつ、Rouge-Cloitreルージュクロワトゥルの修道院修復工事現場見学。

丈夫な靴で来てね、というメッセージをもらいました。

fr.wikipedia.org

 

20日 ↑ と同じ企画で、旧魚市場の港めぐりと旧種子市場の発掘の見学

www.eventbrite.be

 

・22日 フェミニズムの活動の一環、マロール地区めぐり。

通りにつけられた人名って圧倒的に男性のもの。それを歴史的に重要な活動をした女性たちの名前に変えるという動きがあるんですが、そういった中で通りにつけられた名前を見ながら、彼女たちについて学ぶ、というもの。

このイヴェント、長女に教えてもらって、おもしろそうだな、と思ったので。

 

・23日 王立アカデミーから案内をもらったWebiner « La vague délibérative en Belgique »にZoom参加(って、例によって密かに視聴するのみなのだけど 笑)

 

国民投票ってのは実はちっともよい方法ではない、無差別に選ばれた市民がテーマについてしっかり学んで、そして決める、という方法にするべき、という話は、ポピュリズムに悩まされている今の世界の状況を脱するための方法として私は支持してるんですが、そういった話のはずなんで、聴いてみたいなあ、と思いました。

 

このWebiner、世界のどこにいても参加できると思うので、申し込みフォームを貼り付けますね。

us02web.zoom.us

参加者の中に個人的にとても期待しているDavid Van Reybrouckさんの名を見つけ、迷わず速攻で申し込みました。

 

そういえば2週間くらい前だったか、ニュースで知りましたが、ブリュッセルの議会で行われている5G導入に関する委員会に、無作為に選ばれた市民が4月以来加わってました。

世界初、だそう。

こういう無作為抽選には当たりたいなあ…。どうせ当分ヒマだし。

www.rtbf.be

次の市民参加委員会のテーマは、野宿者さんたちについて、だそう。

 

 

23日は、普通のゴミとして出せないものを捨てることができる日なんで、それも忘れないようにしないと…。

 

ちなみに、上述したイヴェントは全部参加無料です。

文化的な生活を送るのにお金がかからない、っての、それだけでも、この土地を離れたくない、という大きな理由なのである。

ワタシ、お金持ちじゃないので。

 

 

最近考えたことなど、箇条書きで。

 

・私が生まれた国では、あらゆることが感情的で論理的ではないのは何故だろうと、もうずっと前から考えているんですが、そこで用いられる言語の特質も一つの理由なのかも…。

オノマトペとか関係ないのかなあ。

他の言語でも擬音語は使われるにしても、擬態語ってほとんど存在しないもの。

主語と述語と目的語と形容詞などを駆使して、ちゃんと説明しないといけないですもんね。

 

・私が生まれた国が、いろんな意味でどんどん貧しくなっていくのは、島国ってのもあるけど、なまじそれなりの規模をもっていたもんだから、外の事情に疎くとも豊かになれたからかな、と思う。

戦後は世界の冷戦地図なんかもうまく作用しましたしね。

3年位前かな、日本からいらっしゃった製造業の社長さんの通訳を務め、こちらの同業社を訪ねた時、国外向けもありますか?という日本の社長さんに、こちらの社長さん、「ベルギーだけでは市場規模として小さすぎますよ」と笑って答えられました。

自国の外を見る・知る・そして売る、ってことが、あまりにも当たり前すぎることなので笑ったんです。

でもその答えを、私がお手伝いした社長さんは想像もされていなかったです。

 

・「夢と希望」なんて、個人的なレベルの話。こういうことは国の政策を話す際には出てこなくていい。

出てきていいのは例えばお金の話。

それ以外の個人の夢なんて、国に決められたらたまったもんじゃない、そんなの自分で決めるから、政府は生きるためのできるだけ多くのツールを提示してよね。

人間なんてどうせ弱いしバカだし自己チュー。それでも誰でも、聖人君子でなくとも、健康で文化的な生活を送る権利があるのよ、などと思う。

満点とはいかなくとも、そういう観点でいうと、私が暮らしている国は、今のところ及第点をあげてもいいのではないか、と思ったりする。

 

他にもいろいろ小さな脳みそで考えたことはあるけれど、忘れたり箇条書きにすらできないか、だわ…。

 

 

 

 

ところでソネングラス、中に入れるものをいろいろ考え実験してみたんだけど、これ ↓ が一番気に入っちゃったんで、しばらくこれで。

 

ずっと前にリビアに行った友人からお土産にもらったサハラ砂漠の砂(そのときは国外持ち出しできないはずの、今はなきカダフィが描かれたお札までもらっちゃった)と、ローマ時代の焼き物の破片を入れて、砂ときたらこれしかあるまいと、アニメ好きな義母にレオくんがくれたフィギュアのうちガアラを入れてみたのである。

かわいい。(自己満足の世界 笑)

 

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私の暮らす地区の歴史

今日から気温がどんどん上がり始め、水曜日が30℃以上でピークになるそうです。

今日から火曜日まで、バイデン大統領がブリュッセル入り、なのでEUNATO、米国大使館や王宮付近はセキュリティ上の交通規制だなんだかんだとタイヘン、天気がよくとも罪悪感なしでひきこもり生活です。

 

 

英国で行われたG7ですが、こちらのニュースではオリンピックのオの字も報じられていません。

www.rtbf.be

開催国が「やる」と言ってるのを「やめろ」とは言わないでしょう。

各国が、自国のコロナ禍状況を見つつできる対策を行ったうえで自国の選手を送る、ってだけ。

何より、今回のテーマでもなければ、自国の問題でもない。

 

会議に参加した首脳たち、母語以外にみな流暢にいくつかの言語があやつれます。

某国の一人を除いて、ですが…。

この方、会見や国会でも母語でなされる質問に答えないところをみると、母語だって怪しい。

 

原発問題もそうですが、「外圧しかない」ってのは大間違いなんだなあ、としみじみ思います。

 

過去に宗主国だった、などなど、責任を負っていたら、あるいは、リッチな我々が何らかの援助をするんだから、というなら口出しするでしょうけど。

 

 

 

今朝のニュースに、過去の米国大統領@ブリュッセル、って記事があり、けっこうおもしろかったです。

クリントンの頃なんて、けっこう気楽に市民とのコンタクトがあったのねえ、と思っちゃった。

動画がいくつも貼り付けてあります。

www.rtbf.be

 

 

スポーツの話題は、金曜日からユーロ杯が始まったのでそればかり。

あとローラン・ギャロスかな。

昨日はベルギーの初戦だったので大騒ぎでしたが、同じBグループのデンマークvsフィンランド戦で、デンマークのクリスチアン・エリクセンという選手が倒れた、ってので誰もが心配したようです。

私は特にサッカーファンというわけではないけど、やはり「うわあああ」と心配しました。

夕方のニュースの直前の出来事で、けいれんしている様子や意識のない様子も映像で見て取れましたから。

番組の間、新しい情報が入るたびに知らされ、ニュースが終わる頃には、病院に運ばれ状態が安定し話もできるようになった、とのことでホッとしましたが。

www.rtbf.be

 

 

コロナ禍については、数値は良い方向に向かい続けています。

今朝の記事によると、ICUの患者数が300を切り285人で、Rtが0.77。

 

昨日は、まだ40代の首相にもワクチンの番が回ってきて、1回目の接種を終え嬉しそうでした。

 

 

 

さて、備忘のために記しておこう、と思ったのは、昨日参加したガイディング・ツアーのことです。

私の暮らす地区の歴史的・建築史的な説明を聞きながら2時間歩きました。

知らなかったことをいっぱい学んで、とてもおもしろかったです。

 

主催は以前もちょいとこのブログに記したARAUです。

shohoji.hatenablog.com

↑ の記事を記した後、この時参加したツアーを最後にコロナ禍のせいですべて中止、去年の夏再びイヴェントが復活したので、アンパン邸を中心にめぐるガイディング・ツアーに申し込んだものの、自分の膝のケガで歩けずキャンセルしましたし、秋以降はまたコロナ禍でこういうイヴェントもなくなりましたから、ホントに久々でした。

 

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私が暮らすあたり、暮らす人々も街並みも感じがよくて気に入っているんですが、もともと19世紀にジョルジュ・ブルグマンという当時の大金持ちがメセナとなって整えた地区。

ベルケンダールという通りがあるのは知ってたんだけど、ベルケンダール地区と呼ばれることは初めて知りました。

 ちゃんとWikiの記事もありました。

fr.wikipedia.org

↑ の記事に載ってるフォトは、ブルグマン広場に建つ旧赤十字の建物です。

 

ジョルジュ・ブルグマンは、彼の親の代にドイツからベルビエ Vervier に移り住み、羊毛業を始めて大成功、財を成したファミリーです。

ベルギーはイギリスに次いで世界で2番目に産業革命を起こした国、まわりの国々から新しい事業を起こそうと多くの人がやってきたのでした。

ブルグマンは事業成功後ブリュッセルにやってきて金融業も興します。

自分の銀行なので、融資の対象も自分の好みで選ぶことができた。

医療機関などにも融資していますが、その他にも、都市の一角として新たな地区をつくることをした。

それがベルケンダール区です。

fr.wikipedia.org

 

そういう背景を持った地区には、アーティストや政治家やその他有名人の家がいっぱいあったわけですが、その中で特におもしろいと思った家など記しておきます。

 

アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデによるウォルフェルス邸。

(ウォルフェルスはものすごく有名な彫金師)

光の関係で撮れなかったんだけど、この右の方には塔もあり、そこはこの家のジムナスティックの部屋まであったそう。

入り口は、やはり撮れなかった右側に緑色の鉄の門があってそこが入り口、外から見るとまるで要塞みたいで非常にユニーク。

この家はその後アンリ・ダレというラジオログが所有、この方アートのコレクションが趣味で、この家もその一環、で、おもしろいのは外観はきちんとメンテナンスされているんですが、内部は絶対手をつけない方針で、壁が朽ちようが絶対にそのまま、TVやコンピューターといった建設時に存在しなかったものは一切入れず生活されたそうです。

2020年11月に亡くなり、今この家売りに出されています。

買いたいんですけど…と言えば、内部が見学できますね。笑

残念なことは、この方のコレクションだった素晴らしいアート作品の数々、ベルギーの王立美術館に譲ることを提案したものの話が折り合わず、全て米国に行っちゃったということ。

 

アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデは、自分のやりたい仕事が当時のベルギーではあまり認めてもらえずドイツへ移りましたが、この方の弟子のひとりがグロピウスなので、バウハウスの始祖とも言える人です。

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ウォルフェルスの店舗兼アトリエ兼住まいだったヴィクトル・オルタによる建物(オルタ最後のアールヌーヴォー建築)が、旧市街にあります。

あまり極端なグニョグニョのアールヌーヴォーは好まなかったらしく、住まい部分はネオクラシックという感じなんですが、こちらの建物を見ながら、なるほど、と思っちゃった。

fr.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

 

ウォルフェルスと道を挟んだお隣が、モデルニズムの典型!って感じのグレゴワール邸。

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このツアーに参加したのが20人ちょっとで、映りこんでいる男の子もそのひとり。

参加者の中にはこの邸宅の主のお孫さんもいらっしゃって、お話をしてくれました。

代々の弁護士ファミリーで(伝染するんです、とおっしゃってました 笑)、大戦時はレジスタント活動をされたおじいさまは法務大臣を務めたこともあります。

ゼロ階(日本でいうところの1階)にある大きな書斎の壁の一部は隠し扉になっていて、そこに英兵をかくまったりしていたのだそうです。

最初は2階建てだったのを段階的に大きくしたのだ、とおっしゃっていました。

 

地理的に真ん中にあるベルギーですから、フランスからの影響とドイツやウィーンからの影響を受け、都市計画の中の外観に関する規制などはあるものの、それぞれの建物の主と担当する建築家の好みでなんでもありなんです、というガイドの説明も、おもしろいなあ、と思って聞きました。

 

 

折衷様式のひとつであってブリュッセルにしか存在しないボザール様式ってのもおもしろいと思いました。

18世紀のルイ16世の時代の装飾などがされている建物です。

 

そんな中、音楽好きで作曲家の像も飾らせた、という主のボザール様式の建物。

下から、バッハ、ベートーベン、ワグナー、ヴェルディモーツァルトです。

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ベルギーではアパルトマンに住む、というアィディアがようやく受け入れられるようになったのが1920年代、そういう建物には各階を別のファミリーが所有しますし、エレベーターが不可欠で、当時のエレベーターの保存を訴える運動もあるそうです。

www.saveourelevators.com

 

うちのすぐそばに公園があるんですが、その公園が大戦時のレジスタントだった神父さまの名を冠していることも初めて知りました。

プチ・リアン Les Petits riens  という不要な衣類や家具を寄付してもらい必要な人へとつなぐ活動があるんですが、その創始者がその人だった、ってのも初めて知りました。

 

それにしても、自分の身の回りも知らないことだらけ、ですねえ…。

何か新しく知るたびに思い知らされる。

 

↓ がその神父様についてのWikiの記事ですが、その公園についてもフォト付きで記されています。

fr.wikipedia.org

 

 

それから、これも知らなかったので「へえええっ」と思ったのが、うちの向かい、1階部分をバイオリニストのイザイが所有していた大きな建物ですが、この建築家が、象徴主義の画家ジャン・デルヴィルの息子だ、というのも初めて知りました。

 

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www.illusionsgallery.com

 

 

仕事のない緊張感も何もない日々、大学の講義も王立アカデミーのコンフェランスも9月までないし、本を読むのは面倒だし、こんな暮らししてたらボケまでまっしぐら、動かないことで太ることよりもっと深刻…、たまにはこういうイヴェントに参加するのも大事ね、と思ったことでした。


18・19・20日は、ブリュッセルの考古学デーということで、参加無料のガイディングツアーがいくつかあるんで、それにも申し込んでおきました。

 

夏至も近づき恒例の音楽フェスティヴァルも催されます。

 

バイデン氏が去ったらまた少しは動かねば…、と思うのである。

 

 

 

気持ちのいい日曜日でした

雨が降ったことで空気もきれいになり、気温も下がり、とても爽やかな日曜日でした。

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レオくんと3女くんに誘われ、カンブルの修道院の庭で一緒にビールを飲んだ後、レバノン料理のレストランでディナー、アルデンヌから出てきたレオくんのママ、マリーと次女くんも加わり、とても楽しい日曜日でありました。

 

修道院の庭は、お天気がいいことに加えコロナ禍からの解放感もあって、多くの人が(ワンちゃんたちも含め)明るい表情で過ごしていました。

 

修道院までは、うちから徒歩で20分ちょっと。

途中コンスタンタン・ムーニエの家の前を通るので、フォトを撮ったり…。

(この彫刻家については ↓ の記事でちょっと触れました。)

今月末には象徴としてのワクチン接種 - ちびころおばさん備忘録 (hatenablog.com)

 

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修道院にたどり着くまで、何軒もアールヌーヴォーの家が並んでいます。

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修道院の庭です。

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私たちが腰を下ろしたすぐそばの背の高い樹は花盛り。

私は植物の名前がさっぱりわからないのに、マリーは全部答えられる。

彼女によるとこれはTulipier de Virginie 。

日本語では何というんだろうとWikiって、「ユリノキ」だと知りました。

米原産なのね。

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ユリノキ - Wikipedia

 

 

日曜日は閉店しているレストランも多いし、まだ明後日まではテラスでしか営業できないのだけど、私たちが食事したレストランは、ひっきりなしにテイクアウェイで買いに来る人たちもいて、テラスも満員だし、大繁盛でした。

 

レバノンのワイン。

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自然の恵みテンコ盛りの料理。

レオくんたちベジタリアンも、こういうところだと何の問題もなく豊かに食事できちゃう。

私はもうお腹いっぱいになりすぎて、全部は食べきれませんでした。

チビのくせに大食いなんですけどね。

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一番上に貼ったフォトは、私たちのすぐそばのお花で仕事に励んでいたハチです。

花粉にまみれてまっ黄色、コロコロですごくかわいい。

フォトに納めようと思っても、花から花へと動き回るのでちっともうまく撮れませんでした。

 

 

 

鬱々としていた社会が、開放感いっぱいになってきましたが、それゆえにコロナ禍対策で一体となっていた各政党も、これからはそれぞれの思惑で政治的に対立し始めるでしょうね。

 

 

はしゃいでばかりはいられないのでしょうが(コロナ禍だって終息したわけじゃないし)、とりあえず今は喜びを味わっておこう。

 

 

ソネングラス、マリーは大喜び、中に何を入れようかと考え始めていました。

 

 

今日もメモ 規制緩和と、またまたソネングラスのことなど

昨日の政府の会議の後の会見で、これから規制がずいぶん緩和されることが発表されました。

首相も明るい表情でした。

これまでは、文句言われることばかりを発表しないといけませんでしたからねえ。

 

www.rtbf.be

 

もう「一緒に過ごすのは〇人まで」といったキマリはなし。

なるべく4人までにしてね、という推奨のみ。

 

レストランも9日から店内でも営業できるようになりますし、営業時間も店内・テラスとも午前5時から23時30分までOK。

 

7月1日以降、旅行に出る人、旅行から戻った人については、ワクチン接種を終了してたらテスト不要、テストが必要な場合、12歳から17歳については(まだワクチン接種の対象でないので)無料、18歳以上の人でまだワクチン接種の案内が来ていない人もテストは無料。

つまりテストは、理由があってワクチンを受けられない人なら無料ということですね。

昨日、フランスは観光に来た外国人も無料かと思ってそう書いちゃいましたが、これは間違いっぽい。

「観光に戻ってもらうように無料」と言ってたので、フランスにやってくる観光客のことと思っちゃったんだけど、フランスで人々が観光活動に戻るように、という意味かもしれない、と思いあたりました。

ちゃんと確かめてないけど、そういうわけで私の間違いであろうかと思います。

私自身は当分国外に出かけることはなかろうと思うので、ちゃんと調べてみようとは思っていません。

無責任でごめんなさい。

 

イヴェントについては、8月13日から、ワクチン接種かPCR検査陰性の条件を満たせば、75000人(!)までOKだそうです。

 

昨日のニュースでは、誰もが笑顔でした。

 

もうすでに国民の半数が少なくとも1回のワクチン接種を済ませており、すでにこれからのワクチンの供給も間違いなので、なんだかトンネルの出口が見えてきた、って感じでしょうか。

 

ここに記していませんでしたが、最もリスクにさらされている人たち、ということで、野宿者の人たちもけっこう前に接種しています。

 

実は数日前、Twitterでニッポンの文科相が≪閣僚や国会議員の接種については「責任ある立場の人はきちんと堂々と接種し、その責任を果たした方がいい」と述べた。≫という記事を読み、驚いたので、

 

接種がスタートした頃スペインで、優先される年齢ではない大臣が先に接種したことが大きな問題となり辞任、ってことがあった。

政治家なんて票もらってなんぼ、日本市民はもっと怒れよ、と思うが、怒るべきことがあまりにも多すぎて身がもたないのかな?

 

とつぶやいたらば、

 

いやいや、世界中で、首相や大統領や大臣、国王らが先んじて打って「大丈夫ですよ」って啓蒙してんだけど? 知らんのか? 責任ある立場の人間が先に打つのは当たり前のこと。スペインの事案が本当なら(聞いたことないが)、そっちがおかしい。

 

というレスを、知らない人からもらっちゃった。

知らんのか?なんて知らない人から口汚く言われる覚えはないし、この方が「世界中」を把握されてないのは明らかっぽいですしね。

プロフィールを見てみると、≪デマ情報が嫌い、情報ソースを当たれ、がモットー≫ということでしたので、それならと、いくつもある情報モトのニュース記事のリンクをひとつと、私の暮らす国では「偉い人」でもそれぞれのカテゴリーに従って接種している旨を、字数制限の中なんとか記し、レスはさせてもらいました。

ここでは啓蒙の役割は最初に接種した高齢の方たちが担いましたし。

 

 

Twitterといえば、昨日ちょっと記したオオサカ選手の件、SNSでの発信は記者会見の代わりにはならない、という話ですが、これも米国とヨーロッパじゃ感覚が違うのかもしれませんね。

 

 

 

 

さて、ソネングラス、ちゃんと説明書を読んでみました。

もともと何か新しいものをゲットすると、説明読むより触りまくって理解する傾向がある私。

ただでさえそういう性格なところに持ってきて、最近は歳のせいで小さい字を読むのが面倒で…。

でも、今朝「私も買った!」という日本の友人とチャットしながら、やはりちゃんと読まねば、と思い立った次第。

 

結論、読んでよかった。笑

 

ギャランティーは1年なんですが、購入から2か月以内にサイトに行って登録すれば、その期間が2年になります。

登録するには製品のシリアルナンバーを記す必要があります。

ひとつひとつが一人の人の手による手作りですから、それぞれに異なるナンバーが記してあり、私が今使用し始めているランプを作ったのがMoeさんであることも確認しました。

プレゼントするにしても登録はしておかねば、と思い3つとも登録を済ませました。

 

何らかの問題で交換してもらう場合、不具合のあった部品も全て何らかの方法で再利用されるそうです。

 

少なくとも3か月に1回はエネルギーをフルチャージしないと、装置が長持ちしないとも記されてました。

読まなかったらダメにしちゃったかもしれない。あぶない、あぶない…。

 

 

 

 

 

 

この夏のヴァカンス(追記あり)

一昨日はけっこう暑くて(といっても25℃超えるか超えないか、くらい)その夜は雷雨となり、場所によってはけっこうな被害も出たらしいです。

 

よいお天気が続いて気温が少しずつ上がり、その後雷雨が来てひゅーんと気温が下がる、それを繰り返すところまではこちらの夏の天気の「普通」ですが、その雨が場所によっては激しすぎて被害、というのはここんところの特徴のような気もする。

 

天気予報は、今日も午後雷雨、と言ってます。

 

 

今日の午後、また政府のコロナ禍対策会議が開かれます。

今回の注目のテーマは「レストランの店内での営業、ヴァカンス、フェスティヴァル」です。

www.rtbf.be

 

季節的なこともあるんでしょうが、とにかく数値だけ見るとどんどんよい方向に向かっています。

ICUの患者数が400も切り、今朝のニュースによると364。

Rtは0.84です。

 

コロナ禍について一番ニュースで取り上げられるのが、この夏のヴァカンスについて。

経済的なことも大きいな理由だとは思うけど、こちらの人々にとってヴァカンスってほんとに重要なのね、と感じます。

「自由」の象徴なのかな? ほとんど「聖なるもの」って感じ。

例えばフランスは、6月9日からワクチンを接種している人はPCR検査なしで入国OK、だそう。

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しばらく前からEU内での移動なら国境を越えてもよくなりましたが、それでもワクチンを接種し終わっていなければPCR検査の陰性証明は必須、自国を出るとき自国に戻るときの2回で、フランスは観光客に戻ってきてもらうため、観光客にも無料でやってくれるっていうんで、「ベルギーはどうするの?」ってのが話題になりました。

ワクチン接種は無料だけど、PCR検査は有料で、50ユーロ足らずらしいです。

昨日のニュースによると、どうもベルギーでも無料になるっぽいです。

今日の会議ではそういうことも話されるのかな。

 

EUEU外からの不要不急の入国を解禁するそうだし、どこもかしこも夏のヴァカンスのモードに入った、ってことでしょうね。

 

 

 

ナオミ・オオサカ選手がローラン・ギャロスから退いた件、こちらでもけっこう大きな話題で、今朝のラジオのニュースでも、10分くらいを割いて二人のゲストとたっぷり話されました。

 

6月1日の夕方のニュースで彼女の様子を映像で見ましたが、ほんとにしんどそうでした。
BLMの時と違って今回は、スポーツ界を変えよう、といった強い意志による記者会見ボイコットというわけではないというのが見て取れました。
ニュースでは「デプレッション」だと言ってました。
 
これを機会に、記者会見のありかたなど、いろいろ検討されることになるんだろうとは思うし、それも悪くないとは思いますが、(Twitter上でよく見かけるような)彼女を讃えるのも批判するのも、両方ともちょっと筋違いですよね。
 
 
罰金については、彼女の収入を考えると、我々がサンドイッチを1個買うくらいの額(というのは大げさかな、高級レストランで食事するくらいの額か?)だし、象徴的なものにすぎないのではなかろうか。
 
そんなことを考えていたところに今朝のニュースだったので、ちゃんと聴いちゃいました。
 
彼らプロのスポーツ選手は、記者会見に応じることが契約に謳ってあり義務、だから罰金が生じるのは当然だし、それを果たせない精神状態ならば、ケガをした選手が出場を控えるのと同じく、出場を控えるのも当然だろう、と言ってました。
一方的に選手がSNS上で発信する、というのは記者会見に変わるものではないし、スポンサーは選手がメディアに登場することを期待している、という話もされました。
同時に、記者会見が選手に与えるプレッシャーについても議論されていました。
 
「偉いぞ!」と「何やってんだ!」、そのどちらとも異なる、ちゃんとしたお話でしたわ。
あ、罰金については「重い罰金」って言ってたので、象徴的なものってわけではないみたいですね。
 
 
 追記・ ヴァカンスは「移動の自由」の象徴なんだと思いあたった。ミシェル・セールが英国が国民投票でBerxitを決めた時、arteの討論番組で「今でも国境を越えてドイツに入るたびに感動する」って言ってたのを思い出した。
 
追記2・ フランスが観光客にも検査無料って、私の聞き間違い・勘違いかも…。