わたしの「はなしのタネ」メモより 1

天気がいいです、ようやくこういうお天気がやってきてくれました。

ながーい冬でしたからねえ、もうみんなくたびれていましたが、風向きがよくなって、夕方少し雨が降っても、「こんなもの、雨のうちにも入らないわ」ってなもんでございます。

地球の温暖化が叫ばれていますが、温暖化がもっと進み、氷が溶け始めると、海流に変化が起き、メキシコ湾流のおかげでこんなに北に位置するにもかかわらず、住みやすい気候のこのあたり、寒くなるそうです。

イヤだ、これ以上寒くなるなんて・・・。

エネルギーの無駄遣い、やめよう。


さて、タイトルのとおり、メモより。
メモには、「長女、大学の方針に怒る」と記しています。

将来とても金儲けには役に立たなさそうな学問に、ブリュッセル自由大学で楽しく励む長女くんですが、彼女の専攻「音楽学」は今後廃止されるそうです。
彼女たちが最後の学生さん。
しかも、「世界大学ランキング」入りを目指す大学、今後、学生数が多くのぞめない人文系(哲学の類)の講義が、どんどん減らされるらしい。
長女くん、怒ってます。
ランキングがなんだというんだ、そういう少数派を守ることこそ学府の務めちゃうか?というわけ。

抗議行動を仲間と始めるようです。

がんばれ、と、おばさんは思う。


豊か、って、なんでしょうね。

先日この日記にアップした

「働きたい人の国と、働きたくない人の国の二つの国」

をきっかけに、「働く」とはどういうことか、豊かである、とはどういうことか、考えています。

あの日記のコメントに、マイミクさんが記されたように、教育が受けられ、医療サーヴィスが受けられ、寒い思い・ひもじい思いをしないこと、これは豊かさでしょうね。
それに加えて、文化に触れられる余裕があること、でしょうか。

ベルギーはずっと豊かな土地柄で・・・、というと、ニッポン人の人から、「豊かっていわれますが、大学卒業者の初任給ってどのくらい?」って聞かれることがあるんですが、初任給が多い=豊か、これって大きなカンチガイですよ。
お金じゃないんです、「豊か」というのは・・・。