しばらく前に16回目のJCcastを聴いて、武田さんの考えに全面的に賛成と書きました。
うんとカンタンに言うなら、ある一定の年齢まで完全に「危険」とのコンタクトを禁止するより、親も一緒につきあいながら、見分ける力をつけさせるべき、というような意見だったと思います。
たとえば、18歳になったら許される、というのは、「18歳」になったら突然成熟するっていうんじゃなくて、生まれてからの18年間に身につけた経験や知識で、そろそろ自分自身で判断をしましょう、ということですもんね。
完全に隔離されていたら、判断する力を身につけようがありません。
わたしは、武田さんがおっしゃっていたようなやり方で、自分の子供たちと接してきたつもりです。
でもそれは、わたしが特にすぐれた人間であるからでも、特出するようなリテラシーを身につけているからでもなく、単に「ヒマ」だからなんですよね。
この「ヒマ」、これです。
これが足りないのじゃないかなあ、ニッポンには。
ニッポンから観光でベルギーを訪れる方たちが一様に驚かれるのが、昼真っからブラブラしている人々がいっぱいいること。
「今日は祭日か何かですか?」
とよく聞かれます。
「平日ですよ」
と答えると、
「こんな風に昼間からブラブラしていて、よく国が成り立ちますね」
と言われます。
「誰も自分が国を成り立たせようなんておもっていないんじゃないかなあ」
と言うと、あきれられるのでした。
でもきっと、ブラブラしている人々のひとりひとりの人生を見るなら、きっとシアワセいっぱいとも限らない、それぞれに不満や不足をかかえているわけで、自分もブラブラしているからよくわかります。
なんだかいろいろ思うことはあるけれど、この辺で今日はやめておこう。
気に止まった記事。
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php?mode=cal_view&no=20080614
http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20080613
http://d.hatena.ne.jp/zarudora/20080614
今から街に出て、アンドレ・レト書店で、明後日が誕生日の長女にあげるプレゼントを買ってきます。
トミ・ウンゲラーのこれ
を先日ウインドウに見つけたので。
話は変わって、化学治療でツルッパゲになっていた頭に、毛が生えてきましたよ。
毛が落ちる前に剃りあげたときは、チクチク紙やすり状態でしたが、新しく生えてきた髪は柔らかくて、触ると気持ちいいです。
モンスの街のシンボルは、グラン・プラスの市庁舎にはおサルさんの像があって、頭をぐりぐりしてあげるといいことがある、なんていう話なので、みんなで頭をなでるんですが、わたしの頭もぐりぐりしてあげると幸運を呼びそうな勢いであります。わはは。