モンゴルの野生馬


モンゴルでクマがもっとも感動したのが、野生の馬プレジュバウスキーとの遭遇だったそうです。

モンゴルにはものすごくたくさんの馬がいるわけですが、それは野生ではないんですね。

ところが、一時期完全に消滅し、その後また再生したブレジュバウスキーという野生馬がいるんだそうです。

今検索したらこういう説明発見。

http://ab.ab-road.net/GUIDE/REPORT/00686.html

ジープで広大な自然の中前進していると、遠くから煙をたてながら何かがどんどん近づいてくる、で、
「マシーン(=自動車)?」
と運転手に尋ねたら、そうじゃない、「馬だ」と。

それは10頭ほどの馬たち。
走るものを見ると競走を仕掛けてくるのだそうです。
ジープもスピードアップ、馬たちもスピードアップ、彼らは飛ぶように走り、普通見慣れた馬よりずっと大きく、美しく、ジープを飛び越えて行ったそうで、感動のあまりもう泣きそうになった、とクマが興奮して話してくれました。

こういう1場面に出くわしただけでも、旅に出た甲斐があったということでしょう。

数年前に家族でスコットランドを旅したときも、たいへんな悪天候の中、ものすごく野生的な谷を命からがら通り過ぎたのち、翌日の明け方、鹿の群れに遭遇したんです。
森の中、明け方の薄い青い光の中の鹿たち、とくにグループのリーダーと思われる牡鹿は神々しく美しく、あの感動が、あの旅の全てだとも言えますからね。

メインの皆既日食ですが、健康体のみんなはちょっと高くなったところに上ったものの、雲に隠れてちゃんと見られなかったそうです。
一方、不健康状態ゆえに車に残ったクマ、雲のないところまで車を進め、たったひとり見られたそうな。
ずるいやつだ・・・。



わたし、子供たちとニッポンにちょいと行くことになりそうです。
実家の父が、もっと永遠なる旅に出そうなようすなので。
今のうちに会っておかないと、後悔するかもしれないからね。
ろくでもないわがままな父親でしたが、今はまるで仏さんみたいだと、姉が知らせてくれました。