いろいろ


昨日読んだ記事によると、今回のフォルティスとDexia救済に使ったお金の、ベルギー人ひとりあたり負担は年29ユーロ以下だそうです。
どうやって計算したんだろ・・・???

この記事は

http://www.lesoir.be/actualite/economie/bruxelles-termine-en-hausse-2008-10-02-645113.shtml

株価が挽回しただの、また下がっただのと記しているんだけど、読者の投稿をみると、Alinという人が怒ってます。
「銀行もみんな嘘つき、ごまかしている、もうこれはちょっとした金融危機なんかじゃなくて、現行のシステムの完全な崩壊じゃないか」と。


世に倦む日日の記事「米国の生活不安 - 年金、増税、失業、住宅差押、クレジットカード停止」

http://critic5.exblog.jp/9616571/

ふむふむ、なるほど・・・。



マイミクさんの日記をとおして、女性と貧困ネットワークというのが立ち上げられたことを知りました。

http://d.hatena.ne.jp/binbowwomen/

朝日新聞に掲載されたという「手をつなぐ貧困女性」という記事を読みましたが、女性の置かれた劣悪な状態に驚きました。

シングル・マザーや離婚女性で子供を抱えている人は、この差別の中でたいへんでしょう。

ベルギーだと、子供に関して、離婚後は父親と母親の権利と義務は同等なので、子供が「今週はママのところ、来週はパパのところ」と行ったり来たりたいへんだなあ、と思っていましたが、ニッポンのように「母性」に対する期待の強い背景のもと、しかも条件がこれだけ厳しいと、オンナひとりでやっていく決断というのは命がけですね・・・。

それはそうと、この記事で紹介されている、いちむらさんという女性、たいいしたものですね。
こういう方たちのエネルギーがあって、世の中が変わっていくんでしょうね。
がんばって、と、言いたい。


長女が大学の2年生に進級、音楽学を専攻しているので、今年度から週に2回コンセルヴァトワールでも授業があるのですが、それが月曜日の朝と金曜日の午後。
今日金曜日は教授が授業ができないというのが前もってわかっていたというんで、もう昨日から家に戻ってきました。

いろいろと今年度の授業の話をきかせてくれるんですが、どれもおもしろいそうで、20世紀の文学の講義や、19世紀の美術の講義など、もうおもしろくてたまらないそうです。

文学の教授はチェコ人だそうですが、あらかじめ今年度読んでいく小説のリストを渡されたというんで見せておらっても、半分はわたしの知らない作家でした。
この人の授業はたいへん素晴らしいそうで、講義が終わるたびに学生たちが拍手するそうです。

昨日はこのハシェクという作家の話を教えてもらいました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%AF

へええ、おもおしろい、と何も知らなかった私はよろこびましたよ。

やっぱり人間っておもしろいですねえ。

この地球、人間さえいなっかったら、どんなにうまくたもたれていただろうか、とも思うけど、やっぱり人間っておもしろいわ。