昨日はるるさんのブログとArisanさんのブログで、
http://d.hatena.ne.jp/nihongo/20090224
http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20090221/p2
イスラエル人たちにとってのナショナル・ナラティブにおいては、「ホロコーストの生き残りたちは、十分にナショナリストではない、彼らは闘っていなかった」、ということになります。彼らはホロコーストを生き延びたことについて重んじられませんでした。ですから、今日に至るまで、補償されていないのです
というのを知り、ショックを受けました。
で、Arisanさんが言及しているこの本は、いつか機会を見つけて絶対読まないといけないなあ、と思っていたのだけど、午後モンスの街に出て図書館に入ると、いきなり目の前にイラン・パペのこの本が・・・・。
http://livre.fnac.com/a2058686/Ilan-Pappe-Le-nettoyage-ethnique-de-la-Palestine
これは、読まないといけないという神さまのお告げだわ、と思ったんで借りてきました。
フランス語で読むと、ニッポン語で読む5倍から10倍時間がかかるので、集中力が続かずなかなか読み通せないのです。
映画の字幕や新聞の記事くらいなら大丈夫なんですけどね。
辞書を引きながらだと、読むリズムが壊れて不愉快なので、なるべく辞書は引かずに読むんですが、でもわからない言葉が多すぎると、そんなこと不可能ですし。
今ニッポン語の本はぐっと我慢して、この前ゴンクール賞を受賞したアフガン人のAtiq RAHIMIの «Syngué Sabour. Pierre de Patience»を読んでいます。
ニッポン語であれば一晩で読めそうな短い小説なんですけどね。
ああ情けない・・・。
それにしても、自分の持ち時間、あとどのくらいなんだろう。
できることには限りがあるからなあ・・・、なんて思いますね。
今日2月25日は2001年に亡くなった母の誕生日、去年はこの日に化学療法がスタートしたのでした。
もう2009年も6分の1が終わりそうですね。
イラン・パペのオフィシャル・サイト。