金曜日のことと土曜日のこと

むちゃくちゃ冷たい日が続いています。
昨日は零下12度くらいまで冷え込んだんじゃないかな。

今日日曜日は、加えてかなり風があり、どのくらい寒いか、外で調べる気にもなりません。
ねこちゃんも、用を足すのに1分くらい出かけたのみ、早々に帰宅、今はベッドで冬眠(!)しています。

ひえー、今外を見てみると、雪も降っています。
吹雪の様相です。雪女が出てきそう・・・。


金曜日のこと。

美術学校のBDの教室は、金曜日は17時から始まります。
あまり本数の多くないうちの近くのバスは、15時半のに乗り込むしかなく、いつもそれで出発します。
学校には早く着きすぎるけど、食堂で50セントのコーヒーを飲んだりしているうちに、少しずつクラスのメンバーが集まってくるんでおしゃべり、先生のフィリップが5時頃やはりやってきて、座り込んでコーヒーを飲み始めます。
さて、授業・・・となるのが大体5時半。

というペースなんですね。
で、一昨日金曜日に、さあ、これが2009年の最後の日だわ、と思ってたどり着くと、学校のあちこちに
「天候が悪いので、今日は18時に学校を閉めます」のはり紙。
あらまあ、じゃあ今日は授業なしってことじゃん、と、1分ほど途方に暮れ、食堂でコーヒーでも飲むか・・・と思ったけど思いなおして、今度は逆方向のバスに乗り込み、街に向かいました。

BD教室のあと、街の市庁舎で19時半から、3女が最近むちゃくちゃ仲良くしている男の子のお母さんが主催する、パレスチナ支援の夕べがあるというんで、それに顔を出す予定だったんで、もう家に戻る時間もありませんから、映画でも観ようかな、と思ったわけです。
いつもの映画館にたどり着いたのが、17時ちょっと前。
その時間に始まるのは、RAPTというのだけだったんで、それを鑑賞。

これ。
RAPT
http://www.rapt-lefilm.com/

観終わって、ちょうどいいくらいの時間になったんで、市庁舎へ。

パレスチナ料理と、お茶、いただいた後に、パレスチナに行ってきた若者が、撮影した写真を見せながら見てきたことを話し、パレスチナの若者が自分の経験を話し、その合間に、パレスチナのダンスを披露する、という内容でした。

ほんとうはその後、月に1回のスラムに、先月同様行くつもりだったんだけど、時間がなくなり、パス。
18日には行くよ、と、スラム常連の子達に言いまくっていたんで、ごめんなさい、であります。



土曜日のこと。

去年の夏の終わり、ニッポンの父が死に掛かっていた時、子供たちとニッポンへ行きましたが、こちらに帰国する際、福岡からソウルで乗り換えるまで、飛行機の中で一緒だった若者こうたくん、フィリピンの島に働きに行く途中だったあの若者です、彼が大学を無事卒業、就職も決まり、その研修を終えたところで、休みをとり、今ベルギーに来ています。
で、昨日は、マグリット美術館と王立美術館に、

http://www.musee-magritte-museum.be/Portail/Site/Typo3.asp?lang=FR&id=languagedetect

一緒に行ってきました。
マグリット美術館は、今年開館して以来、行きたいなあ、と思っていたんだけど、いつも人が並んでいて、なかなか行けないでいたんで、この機会にしっかり観てきました。
なかなか充実した内容だと思います。

夏に、王立美術館の友の会に入会したんですが、これは、年会費を払うと、2ヶ月に1回会報誌が届き、王立美術館とマグリット美術館がフリーパス、特設展示会もフリー、オーディオガイドもフリー、ショップでのお買い物が1割引、というたいへん興味深いもの。
私が入会したのが、会費が値上げになる直前で、1年分わずか34ユーロ、18歳未満は1年分たったの6ユーロだったんで、次女と3女の分も入会したという次第。
長女の分は入会してませんが、彼女は芸術史の分野の学生なんで、それでいずれにしろ美術館はフリーなのです。

そういうわけなんで、この会員証をフル活用してきました。

美術館は入場券をキープしていれば、その日は何回でも出たり入ったりできるので、近くにある楽器博物館の最上階にあるレストランで昼食を取りました。

クリスマスのお買い物で、寒くて暗いにも関わらず、街はタイヘンな賑わいでした。