私の学校もスタート

クリスマスを過ぎて、毎日5分ずつくらい、日が長くなっています。
家のカレンダーを全部、2010年のものに変えましたが、つくづく、カレンダーって、うまいこと作ってあるなあ、と思ったことでした。

日が長くなるのはものすごく嬉しい、でも、すでに冬うんざり状態。
まだまだあと2ヶ月以上、暗いのと寒いのに耐えてゆかねばなりません。

昨日、今年最初のフランス語講座でした。

最初、出席者は私だけで、ひええええっと思いましたが、少し遅刻して、ウクライナ人のカチア、トルコ人のイマイス、オーストリア人のクラウスがやってきて、生徒4人+先生の5人で、授業はきっちり進行しました。
今月末に、進級をかけた試験です。
2月から次のピリオドがスタート。
やっぱりなんでも習ったり、勉強するのはすごく楽しい。


今日は夕方、今年最初の美術学校の授業にも行ってきます。
絵を描くのも、ほんとうに楽しい。
すっかり忘れていたけど、私って小さい頃から、絵を描くのがすごく好きだったのよね。


この土曜日は、美術学校のデッサンおよび美術史の先生であるベルナールに引率(笑)されて、パリに行ってきます。
パリに着いたら、センセにくっついてルーブルでエジプトの美術品、ルネッサンス、イタリア絵画のセクションを鑑賞するもよし、他のセクションあるいは他の美術館に勝手に行ってもいいし、ショッピングに出かけてもかまわない、という、自由度100パーセントの「授業」であります。
支払ったのは、往復のバス代15ユーロのみ。
3女を連れて行きます。
パリの美術館は18歳未満無料なんで、もしお弁当・飲み物持参したら(笑)、それこそ3女にかかる費用は15ユーロぽっきりってこと。
ケチケチおばさんとしては、ものすごく嬉しい。

美術学校には、国境を越えてフランスはモーブージュあたりからも人が来ます。
暮れに、そういうフランス人のひとりと、食堂で50セントのコーヒーをすすりながら話したところによると、モーブージュにも焼き物を習える学校がひとつあるけど、その設備も規模も非常に小さく、このモンスの学校は、それを考えると比較にならないくらい充実しているし、入学費も安いし、とのことでした。

こういう学校がたまたま近くにあって、本当にラッキーでした。


さっきネット上で見たシモーヌ・ヴェイユヴェイユの言葉のいくつか。
励まされるなあ・・・。

「天分とは、おそらく暗い夜を越えていく能力以外の何ものでもないのだろう。暗い夜の淵に立って、絶望し、私にはできない、とか、私には向いていない、とか言う者は、この能力を持っていないのだ。」

「憐み深くあるためには、苦しみをこうむらない1点を、魂のうちに自ら擁していなければならない。そして他の部分はことごとく無防備なまま、運命の偶然にさらされていなければならない。」


「暗い夜を超えていく能力」といった喩え、この暗い厳しい冬を持つ土地で育ったことを思うと、よけいに心に届きます。