野生のカバ

嵐のような週末でありました。
って、まだ日曜日の昼前だけど。

大学の試験が終わり、長女と次女が金曜日の午後帰宅。

試験を終えた次女とトスカーナに旅行すると決めていたクマがコーフン状態だったので、それだけでもなんとなくピリピリと忙しい気分になるのでありましたが、そのふたりがさっきシャルルロワの空港へ向かって家を出たので、なんとなくホッとしたところです。

トスカーナの旅行ガイドブックを開くと、私も行きたいな、と思いますが、クマと一緒に動く私のエネルギーは尽きているし、3女くんは今週も普通に学校なので、次の機会にひとりで、あるいは子供たちと行ける日を楽しみに、今回はパス。

長女は芸術史の中の音楽史を専攻しているので、コンセルヴァトワールでいくつか授業を取っていますが、今度の金曜日はそのクラスのメンバーを含めて、EUのコンサートがあり、その練習も毎日あるしで、次女も長女がいた方が楽しかったでしょうが、やっぱり今回はパス。


試験はそれぞれなんとか無事終了。

長女には言語学の試験が、生まれて初めての「難しい」試験だったらしい。
芸術史というんで、映画やジャズなんかの授業もあるんですが、映画は口答試験で3時間に及ぶものだったそうです。
そのうち2時間半は先生がしゃべっていたそうですが。
1999年以前と2000年以降に制作された作品から、それぞれ10本ずつ好きな作品を選び、それなりに準備しておかなければならなかったそうで、彼女が選んだうちの1本が「誰も知らない」。
「おお、ニッポンの映画を選びましたね」と言われ、母親がニッポン人だという話に及ぶと、ニッポン語が少し話せるとニッポン語で、「この動物園に野生のカバはいますか?」と言われたそうです。


数日前にMr Nobodyという映画を観て、むちゃくちゃおもしろいと思い、そう記しましたが、長女と次女には私ほどおもしろくなかったらしいです。
そうか、けっこう好みの合う長女くんにはそうでもなかったか、と不思議なので、その理由を知りたいものです。

もしどなたかご覧になったら、ぜひ感想を聞かせて欲しいです。
ニッポンでも公開されるかなあ・・・。