しばらく前に、２０年間だったか３０年間だったか、交通事故の後、植物人間として意識はないものと考えられていた男性が、実はずっと自分のまわりで起こっていたこと全てを把握していたということがわかり、大きな話題となりましたが、このケースに関わったリエージュ大学の医師も加わっての調査で、「植物状態」とみなされている人々が、その思考でもってコミュニケーションをとるということがわかり、報告されたというニュース。
この記事によると、イエスかノーかで答えられる質問について、間違うことなく答えているということを、そのひとの脳の活性をMRIで把握するという方法でつきとめたそうです。
植物状態とみなされている２３人の患者さんに関しての調査で、そのうちの４人が≪パンセ≫でコミュニケーションを図った、と。
