週末、次女はパリから友だちが来るというんでブリュッセルに留まりましたが、長女がボーイフレンドを連れて帰宅したんで、にぎやかでした。
前のボーイフレンドは、シャルルロワの近くの田舎からブリュッセルに出てきていたんで、週末は長女も一緒に彼の家によく出かけていましたが、今度の彼はブリュッセルの人なんで、週末を一緒に過ごすために、長女にくっついて一緒にやってきます。
昨日二人一緒にまたブリュッセルへ戻りましたが、テレビでフランス対スコットランドのラグビーの試合を放送していて、ラグビー大好きだそうで、試合終了を待って出たんで、ただでさえ数少ない駅行きのバスに乗り遅れ、歩いて駅に向かいました。
ここんとこあまり寒くないしね。それに若いし、歩くのも悪くないでしょう。
土曜日、美術学校の美術史の授業で、ゴッホとゴーギャンについてみたんだけど、そうやって家庭を捨て芸術へ向かう、すごいことだけどある意味エゴイズムだねえ、芸術家というものは僕以外たいていエゴイストだよ、なんて話を先生がするに及び、私が「サマセット・モームの月と6ペンスはゴーギャンをモデルにしてますよね」と言ったらば、なんと、誰もモームを知らない、「月と6ペンス」も知らない。
これは私の発音がひどすぎて理解できないのだわ、と、ガックリしたのだけど、帰宅してウィキってみたら、フランス語ウィキには、この作家の名前も、小説も、ない。
クマに聞いても、知らない。
タイヘンな読書家である長女も、知らない。
それで、私の結論は、フランス語圏では読まれていない、なんだけど、どうでしょうね???
今朝読んで、なんだかやたら感動、涙がでちゃった(冬疲れか、最近涙もろい)くらい感動したのが、id:charisさんの書かれた記事。
[オペラ] プーランク『カルメル派修道女の対話』
http://d.hatena.ne.jp/charis/20100207
Gertrud von Le Fortに興味がわいたんで、ウィキってみると、
http://fr.wikipedia.org/wiki/Gertrud_von_Le_Fort
この名前からして、彼女がうみだしたブランシュという人物には、彼女自身が投影されていますね。
追記・モームは仏語ウィキにちゃんと載ってます。ごめんなさい。