昨日は所用でアントワープに行ってきたんですが、用事自体は短時間で終わったんで、プランタン=モレトゥス博物館を訪ねてきました、
ずっと以前から見学したくてたまらなかったのですが、用事で出かけるときは時間が足りないし、そのためだけに行こうと思っても遠いんで、ついに昨日まで行かないままだったのでした。
ものすごくおもしろい博物館です。
ルーベンス・ハウスの100倍くらい興味深い。
ウィキにも記事があったので貼り付けます。
ルーベンスハウスは、ルーベンス亡き後しばらくして、いろんな人の手に渡り、最終的にはアントワープ市が買い取って、ルーベンスが生きていた頃の様子になるように整えたもので、中の家具など、ルーベンスが使ったものではないんです。
彼の作品も何点かしかない。
いっぽう、プランタン=モレトゥス博物館は、19世紀の後半に、プランタン=モレトゥス氏自身が、先祖から代々続いたその屋敷を、保存のために市に売却し、その時点ですべてがちゃんと保存されたまま博物館となったわけです。
その違いは大きいですね。
しみじみ感じました。
せっかくのものを散逸させてはいけないですね、しばらく前もアンドレ・ブルトンのコレクションがテンテンバラバラになると、反対の運動をしている人々がいましたが、本当にできうる限りこういう事態は避けた方が、将来のためにいいと確認しました。
その屋敷のエスプリみたいなものが、生き続けているんでしょうね。
オーディオガイド付きで入場料は6ユーロ。
ゆっくり味わってきました。満足。