最期のノマド、 ニースのジャコメッティ展


さっきarteで、最期のノマドというタイトルのドキュメンタリーを観ました。

言語学者イアン・マッケンジーという人が案内役で、ボルネオの森の中に暮らすペナンというノマドに関するドキュメンタリーだったんですが、破壊されていく森、もうあとしばらくしたら、彼ら本来の生活と、そして言葉と、そういうものすべてが消えていくだろう中、僕にはそれを止める力はないけれど、死ぬまで彼らのことを書き続けると、マッケンジーさんは言っていました。

久しぶりに会ったペナンの長から、「この次に会うのは天国でだね」と言われ、また、初めて会った頃の彼らの誇り高さが損なわれていることを感じ、言葉を詰まらせていたこの言語学者さん、とてもいい人だなあと思いました。

ネットで検索したら、ご本人のHPがありました。
「応援してます」メールを送ろうか、と思ってしまったくらい。
こういう人、大好きだわ。

番組
http://www.arte.tv/fr/programmes/242,dayPeriod=evening.html#anchor_3314302

マッケンジーさんのHP
http://www.rimba.com/



今日の夜のフランス2チャンネルのニュースで紹介していましたが、今ニースのLa Fondation Maeghtというところでやっているジャコメッティのエクスポジション、非常に興味深いことです。

http://www.fondation-maeght.com/exposition.html

観に行きたいなあ。