この2・3日のこと


木曜日から昨日土曜日まで、ほとんど家にいなかったんで、mixiのゲームをする時間もありませんでした。(笑)

木曜日は、月に1回のスラムの日、3女の友人で、デプレッションで精神科に入院しているスラマーの男の子が、この日のスラムに参加するために外出許可をもらったんで、3女は久しぶりに彼に会えると喜んでいました。
スラムは夜遅くに終わるんで、その後近くに泊めてもらえるところがないと難しいということで、それで我が家に泊まることになっていたのです。

いっぽう、3女の通う中等学校では、年に3回、演劇の鑑賞をすることになっていて、それも今年度の第1回が、ちょうど同じ木曜日に当たっちゃいました。

スラムの行われる場所と、演劇場はすぐ近く、おそらく先に終わるであろう演劇鑑賞後、3女くんがスラム会場に向かい落ち合うことになりました。

うちは自家用車がないので、演劇場に午後8時集合というと真っ暗、3女ひとり向かわすわけには行かないので、私が同行しました。
そのあと、近くとはいえ暗がりを、やっぱり3女ひとりスラム会場に向かわすのはいやだったんで、私も一緒に演劇を鑑賞、その後一緒にスラム会場へ向かいました。

演劇はシェークスピアテンペスト、マリオネットを使った、たいへん美しい舞台で、私も3女もとても感激しました。
でも、役者たちの言っていることが、私はほとんど理解できず、自分のフランス語のレベルにショックを受けていたのだけど、でもシャークスピア言語、会場の仏語圏若者たちもほとんど理解できなかったと知り、少しホッとしたことでした。
それでも、2時間ほどの舞台、まったく飽きない美しさでしたよ。

http://www.lemanegemons-centredramatique.be/index.php?option=com_k2&view=item&id=416:la-temp%C3%AAte&Itemid=

ふたりで、「よかったねえ」とコーフンしながらスラム会場に到着、今回は参加者が少なかったらしく、もう終わって15分くらい経っていて、うちに泊まることになっていた子がいません。
私たちが到着するのが遅かったからかと、シンパイしてまだいた知り合いにたずねると、彼は来ていない、とのこと。

驚いた3女が、ケータイで電話しても出ないし、メッセージを送っても返事がありません。
もしかしたら外出許可が取り消され、あまりのことに連絡する気力もないのでは、と、3女はたいへんシンパイしていました。

結局昨日になって、何が起き、なぜ来られなくなったのか、ようやく連絡が取れてわかったんですが、またその話は後で・・・。


と、木曜日は終了、金曜日は午前中がフランス語教室。
授業が始まるまで、同じクラスに最近入った男性と話をしたんですが、彼はブルガリア人、私たちの住む街にはSHAPEという軍人基地があるんですが、そこのブルガリアコロネルだそう。
エリート軍人さんなんですねえ。
基地での暮らしには英語さえできれば不自由ないけど、この機会にフランス語を身につけたら、将来なんらかの役に立つだろうと思って受講していると言ってました。

昼に授業が終わると、私の親切なキネが学校まで迎えに来てくれて、それで帰宅、キネのマッサージを受けて、そのあと昼ごはんをかき込み、今度は3女の通うイエズス会中等学校へ。
父兄面談です。
年に何回か行われるんですが、勉強自体は本人のやることで私の心配することではない、というのが私の考え。
でも、担任がどんな人か知るためと、子供と学校に注意を払っているということを示すのが目的で、年度初めの面談だけには必ず行くことにしているのです。
というわけで行ってきたんですが、考えてみたらもうこれが母親として最後の父兄面談だわ。
担任は英語の先生、とても感じのいい男の先生です。
3女も、いい先生だよ、と言ってましたが、まったくそのとおり。
3女は不真面目な子ではない、というか、真面目すぎるくらい真面目な方だと私は思うんだけど、あまりにも真面目すぎて、人生の意味、とか、社会のあり方、とか、そういうことを考えすぎるあまりに、今とりあえずやるべきことがちゃんとこなせないところがあり、遅刻・さぼり・宿題わすれ、などなどが多すぎます。
去年と一昨年、体育で追試としてフィットネスクラブに1週間行かないといけない、なんてことがありましたが、今年度は数学の試験を、白紙で提出・・・。
こういう子なんで、先生のもつ3女に関する考えを聞いておきたかったのですが、「とても賢いし、学習の面ではシンパイしなくともよいでしょうが、たしかにちょっとボヘミアンみたいなところがあるんで、将来のためにも、いろんなことに注意を払うことを学ばないといけませんが、彼女は罰を与えたり、押さえつけたりでは、願う効果が得られる性格ではないと思うので、成長を信じているということを知らせることで、本人の内からディシプリンがしっかり築かれていくのを促しましょう」と言ってもらいました。

なんていい先生だろう、と、とても感激しました。