昨日いったん前の家に戻り、掃除をして、忘れ物はないか確かめてきました。
持っていた鍵をクマに戻して、これで完全に私の引越しは完了しました。
さようならをするとき、クマが感きわまって泣くので、私も泣きそうになりましたが、ぐっと我慢でありました。
クマに不満で文句ばっかり言ってきましたが、思い返してみると、子供たち3人を育て上げることができたし、楽しかったこともいっぱいあったし、いろんなことを教えてもらったし、先日書いたように、彼との暮らしで鍛えられていろんなことができるようになったし、彼と暮らした23年も、けっして悪くなかったなあ、と。
クマは意地悪な性格で、自分のエモーション次第でひどい意地悪な言葉を吐くところがあり、それでずいぶん傷ついてもきたのです。
私は、どちらかというとエモーションに流されず、何故・どうして、と、クマの言動を一所懸命分析しようとするんで、言われたことが全部記憶に残っちゃって・・・・。
でも、ここんとこ距離を置けるようになったことで、ありがたいと思う気持ちまで沸いてきたんで、すっかり消えちゃいました。
こういう傷は消しゴムじゃ消せないぞ、とずっと思っていましたが、消えるものなのね。
こういうのを「和解」というのかしら。