何が何でも一等賞を取りたいか


数日前に小出先生の非公式サイトで紹介してあったヴィデオを、今少し時間があったんで視聴。

「核を求めた日本」

http://vimeo.com/23185260

これはすごいドキュメンタリーだと思う。

原発が安全か、安全じゃないか、とか、電気が足りる・足りないとか、そういう問題じゃないから、これだけ国が執着するのね。
彼らは、自分の利益(お金のことね、ま、そういう人もいるでしょうが)というんじゃなくて、日本を「超大国」にしたいんだ。
リスクを犯してでも・・・。
一番になれないなら死んだ方がまし、と思っているのね。

(そういえば、鶴見俊輔が<東大の人の一番病>と言っていたなあ)

福島の人々がフクシマの人々になろうと、これから他の土地もフクシマになろうと、前線で仕事に従事する人々が放射能に犯されようと、多くの子供たちが数年後の健康被害にさらされようと、何が何でも超大国になりたいんだ。

それを「安全を求める」とか「電気が足りなくならないように」と言っているのは、国民を納得させるように、というより、諸外国からのストップがかからないように、ということなんでしょう。

原発持っていつでも超大国になる準備をしたいか、そういうリスクを犯してまで超大国などにならないでよろしい、と思うか、そういう風に国民に正直に尋ねたらどうか。

頭がクラクラしそうなヴィデオであったけれど、国を挙げて特攻隊になろうということか、と、今回の原発問題の本質が見えたような気になった。

必見。