困ってるひと

しばらく前から、ネットのみなさんが話題にしている「困ってるひと」が読みたかったのです。
ヴィデオニュースドットコムでご本人の話を視聴したり、

http://www.videonews.com/on-demand/541550/002034.php

ツイッターでフォローしたり、

マイミクさんによるインタビュー記事も読んだりしました。

http://www.mammo.tv/interview/archives/no294.html


こちらの友人にこの本の話をしたら、彼女も読みたがり、早速日本にいる妹さんに頼んで送ってもらい、読んだらまわしてくれるというんで、とても楽しみにしていて、それが昨日届いたんで、読了。

いやあ、もうそれは壮絶なお病気との格闘です。
もし自分がこういった「難」のくじをひいたらば、はたして耐えられるかどうか、とても自信がありません。
もしうちの子供がそのくじひいたら、発狂するかもしれない・・・、などと思ったけど、想像の世界だからそう思うのであって、実際に起こったら闘うのかもしれない。

うわさに聞いたとおり、なんと魅力的なひとでしょう。

センシブルではあるけどけっしてセンチメンタルでなく、問題の本質をしっかり見た上で、恋もすれば周りへの関心も失わない、あまりにも健気なので、読みながらところどころ涙が止まらないおばさんでありました。

長女にこの本の話をしたら、彼女の友人も最近ひとり100万人にひとりという免疫系統の難病を発病、エラスムスというEUの交換留学システムで勉強していた留学先で入院していると。
その人も24歳ということで、大野更紗さんとほとんど同じお年頃です。

ヨーロッパでこういう難病くじをひいた場合、日本よりは医療や福祉といったシステムが整っているのであろうと想像するけれど・・・。