ナイーヴなお嬢さん・・・

もうほとんど我が家に住み着いている3女くんであります。
一人暮らしとはしゃいでいたのも、短い期間でありました・・・。
でも、9月になったら進学なんで、あと半年ちょっとの辛抱でありますね。
我が子と暮らすのに「辛抱」なんて言ったら、バチがあたるかな。

彼女、毎週月曜日は、モンスとブリュッセルの中間よりややモンスに近いところの音楽アカデミーで、ヴァイオリンを習っているんですが、ブリュッセルの学校の授業が終わってからなので、うちに帰り着くときはもう夜10時近く、無事帰宅するのを待つ私は気が気じゃありません。

今日もアカデミーの日で、さきほど無事帰宅、ほっとした母でありますが、彼女元気がない。
どうしたのかと聞くと、ブリュッセルの南駅でメトロに乗り換えるとき、ゴミ箱をあさっている若者を見かけたのだとか。
服装などは普通の人だったそうで、物乞いするをするわけでもなく、ただ食べ物を求めてゴミ箱をあさっていたその青年を見て、なんともいえない気持ちになり、手持ちのお金でビスケットを買い求め渡したのだそうです。
ありがとう、と言われた、と。

話しながら泣くので、私はそれがまたかわいそうで、困った・・・。

こういうことがあるたびに、彼女は泣くのだろうか。

うちの3人娘は、全員こういう風です。

優しい性格といえばいえるのかもしれないけれど、そのナイーヴさが心配。
とても心配です。