うちから徒歩で5分くらいのところに、知り合いが日本食レストランを開店しました。
近所ということもあって、開店の1週間前くらいから手伝いを頼まれ、なんでも経験だし・・・と引き受けました。
寿司・刺身を担当している、私より10歳くらい年上の板前さんは、なんと、同郷の人、方言がほとんどそのままだし、横顔がなんとなく父に似ていて、なんだか他人という気がしません。
和食の経験が豊富で、おそらくベルギーではトップレベルの板さん、口は悪いし怒鳴るけど、とてもよい人だし、いろんなことを教えてくれます。
水曜日にオープンしたばかりなんだけど、連日盛況。
手伝う間は立ちっぱなし。
立っているだけというのは、歩くよりたいへんなんだとはじめて気づきました。
左足の膝がむくんじゃった。
こういうの、初体験。
かわいそうな私の膝くん、私の体重支えないといけないんだもんねえ。
今日、土曜日は、お休みしていいよ、と言われ、午後はジブリの「コクリコ坂から」を観てきました。
舞台は私が6歳くらいの時代。
家の作りや台所の様子、その他ありとあらゆるディテールの、その懐かしさに、もう映画が始まったときから、涙腺ユルユル、お話自体もとてもよく、若者たちの恋にも、おばさんは胸がキューンとし、またウルウル、いやあ、もう、観終わって自宅に向かいながら、またまたウルウル。
やはり一緒に映画を鑑賞した子供たちとその友人も我が家にやってきたので、みんなでお好み焼きを作って食べていたらば、レストランより電話、おおわらわなので助けに来て、とのこと。
むくんだ足をものともせず、結局今日もお手伝いに行ってきました。
板さんがいつも、とても上等のお刺身なんだけど、お客さんには出せないくずを、「ねえさん、もっていきな」なんて用意してくれるので、今もそのおいしいお刺身を肴に、ビールを飲みながらこの日記を書いているのであります。
あ、もしかして、膝のむくみって、単に太っただけ?