暖房のラジエーターの調子が悪かったので

階下に住む大家の息子に来てもらって直してもらった。

その折、選挙の際に投票場で会ったことに触れ、どういう風だったかと聞いたところ、朝7時から午後7時までのお勤めで、当日は昼食のサンドイッチが差し入れされ、後で謝礼金85ユ−ロが支払われるらしい、とのこと。
必要な人員の5倍くらいの人々に呼び出しがかけられるので、都合が悪かったら断っていいのだけど、いい体験だから引き受けたのだ、と言ってました。

そういえば、私もモンスに暮らしている頃、呼び出しをくらっていやがっていたクマに代わり、出頭したことがあります。
そのときは結局他の人がやることになって、体験できなかったのだけど。

彼は、IDカ−ドをチェックし、投票状に、投票したという証拠のスタンプを押す係りだったのですが、投票状には未だに貴族の称号が記されることに驚いた話や、一度返却するIDカ−ドの相手を間違えて渡してしまい大騒ぎになったことなど、おもしろおかしく聞かせてくれました。

彼も私同様エコロ(=緑の党)に投票したそうで、今回の地方選では、ワテルマルボワフォ−ル区で、ベルギーで初めてのエコロ区長が選出されたことで、「最初のエコロ区長はこのイクセルから」と思っていたからちょっと悔しかった、と言ってました。

エコロは選挙の度に、着実に議席を増やしていますよ。

そうそう、地方選は、外国人でも申請すれば投票することができます。
私の友達の日本人にも、それで投票に赴いた人もいますが、大家の息子曰く、これだけ外国人が多い地域なのにもかかわらず、投票場ではあまり見かけなかったと。

そういえばたしかに外国人が多い地区です。
道を歩いていても、バスやトラムに乗っても、ありとあらゆる言語が耳に飛び込んできますから。
ま、ブリュッセル自体がそういう街なので、うちの地区に限ったことではないのですが。