ここ2週間ちょっとの記録。


10月29日

日本から大学時代の友達が、パリに到着するというので、タリス号でお迎えに。
パリ北駅に着いて席を立つと、前に座っていた女性に見覚えが・・・。
誰だったっけ、と思って話しかける。
彼女、「そんなはずないわ、わたしベルギー人だもの」と言うんだけど、「わたしもよ」と、しつこく「ベルギーのどこ?」と聞くとブルージュだと言う、しかも鐘楼で働いていると。
ああ、そうだ、鐘楼の下にある公衆トイレの人だ、だから知っていたんだ、と納得。
小学生のお嬢さんを連れて、パリで3日間ヴァカンスなの、と嬉しそうでした。


友達も無事到着、この日は一緒にすぐブリュッセルへ。


10月30日

友達とブリュッセルでまったりと観光。


10月31日

友達を放ったらかしにして仕事。
アントワープブルージュへ出かける。
ブルージュでは、当然ながら前述の女性には会わず。


11月1日

午後の飛行機で友達と一緒にプラハへ。
空港に迎えに来てくれたプラハの友達と3人で、川沿いのイタリアンレストランでプラハ城を眺めながら食事。
ワインもおいしかった。


11月2日

おにぎりや卵焼きという簡単なお弁当をこさえて、プラハの友達運転の車でウィーンへ向かう。
途中、クトナ・ホラとテルチに立ち寄る。


11月3日

ウィーン観光。
メインは、ベルヴェデーレ宮における、クリムトの生誕150周年記念のエクスポジションの鑑賞。


11月4日

午前中にベートーベンやシューベルトのお墓参りをしたあと、フンデルトワッサーの建築物及び美術館を見学。
ランチをいただいた後プラハへ。


11月5日

プラハの友達は仕事に出たので、我らふたりの居候は自力でプラハ観光。
聖ロレッタ教会で、ひげの聖女スタロスタ像を見る。
かなりショッキング。
後、ミュシャ美術館とキュビズムの家などを訪ね、夕食はまたプラハ城を眺めつつイタリアン。
我々ってぜいたくしているよね、と、ふたりして感動する。


11月6日

午前中の飛行機でブリュッセルへ戻る。
飛行機が到着ゲートを間違えたため、出口にたどり着けない、という、信じられない、しかし同時にむちゃくちゃベルギーらしいハプニングで、他の乗客たちとともに右往左往。(爆)
たいへんな回り道の後、ようやく空港脱出。

11月7日

友達とゲントへ。
ずっと前から、一度食事したいなあ・・・、と思っていたレストランでランチ。
その後ゲント現代美術館を鑑賞して帰宅。

11月8日

この日も友達を放って昼レストランでサーヴィスの仕事。
有名な指揮者さんが食べに来てくれたんで、はしゃぐ。
この方のCDのカヴァーは、いつもデューラーのデッサン、本人のセレクションなのだろうか・・・という疑問があったんで訊ねると、ウイ、という返事。
また来ます、と、レストランのカードを受け取ってくれた。

この日の夕食は友達と、定番のムール貝とフライドポテト。
ウェイターが感じ悪く、二度とここでは食べないぞ、と誓う。


11月9日

昼のタリス号へ友達とパリへ。
北駅でマイミクさんがお迎えしてくれたので、一緒に予約してあったホテルへ。
ネットで見つけたそのホテル、場所はどこにも近くて最高なんだけど、エレベーターがない。
しかも我らの部屋は5階。
チェックインの後、ヒイヒイ言いながら上る。
その後、マイミクさんの案内でいろんなおしゃれな店めぐり。


11月10日

朝からノートルダム大聖堂見学の後ポンピドゥーセンターへ。
あまりにすごい作品が多いのでクタクタになる。
行くたびに展示物と展示の仕方が変わっているし、半日で見学なんて不可能。


11月11日

ヴォージュ広場のヴィクトル・ユーゴーの家に行くも、祭日で閉館。
がっくり。
しかし、歩き回れば回るほどに、パリだなあ・・・、というその空気感というか、やっぱり独特な街だと再確認。
シックな店で、高価なセーターとハーフコート購入。
値段は早く忘れたい・・・。
一生着るぞ、と誓う。

それからバスティーユ広場に「よそものネット」の反原発集会へ足を運ぶ。
メンバーにしていただきたいと思う。

夜は、ワーホリでフランスに来ているという友達の知り合い、それとマイミクさんも一緒に4人で、マレ地区のレストランでギリシャ料理(マイミクさんにとってはユダヤ料理)を食べる。


11月12日

再びウロウロウロウロと、空港へ向かう時間まで友人とパリ徘徊。
かなり道もわかりはじめる。めでたい。

午後3時頃のRERで空港へ。
日本へ発つ友達を見送った後、北駅へ戻りタリス号でブリュッセルへ。
帰宅。


11月13日

久々の仕事でアントワープへ。
夕方帰宅途上に翌日の国鉄のストを知り、あせる。


11月14日

開き直って仕事へ。
(ブルージュで前述の女性と会ったのだけど、パリはどうだった?と聞くと、あの日の夜から熱が出て、何も楽しめなかったということで、また1月に出かけなおすそうです。)
万が一に備え、ヒートテックのシャツで身をかため、ホッカイロを持ち、退屈しのぎの本まで用意したけれど、運よくブリュッセル方面への電車に乗車でき、無事帰宅。めでたい。


11月15日

掃除、洗濯、買い物、料理(というほどのものではないけれど、インスタントに冷凍食品だもんで・・・)。
夕方、長女が友達3人を連れて遊びに来る。
ボーイフレンドのローラン、フランス人のアントワン(この子はセザンヌの曾曾孫)、9月に日本から留学してきたという音楽学専攻のちかこさん。


11月16日

年に1回のマンモグラフィーのためモンスへ。
モンスへ行きながらクマに連絡しないと怒るので、電話。
一緒にお昼ご飯を食べてから帰宅。


という日々だったのである。

で、明日は仕事の下調べがあるんでアーヘンに行く予定。
けっこう動き回る人だね、私も・・・、と、今さらのように気づく。




今日、日本から友達が持ってきてくれた本『想像するちから』を読み始めたところ。
ものすごくおもしろい。
半分読んだところ。
半分までの感想を・・・と思ったけど、手が疲れたので、読了してからにしよう。