砂の話、ドキュメンタリーの大体の内容

今日↓に書いたように、arteの+7でアップされていた Le sable - Enquête sur une disparition というドキュメンタリーを視聴、私は初めて知ったことで大変なショックでした。
もう知っている人もいっぱいおられるかもしれないけど、これはちゃんと記しておこうと思った次第。
もう1回観直して、ちゃんと記そうと思ったけど、考えてみれば明日から今月末までものすごく忙しいので、メモ程度になるけど、今日のうちにやっておこう。

今世界の75%〜80%の砂浜が後退していて、この調子だとこれからもっと失われていくことになるらしい。
というのも、砂をものすごい勢いで消費しているから。
砂ってミネラルその他に富んだ、地球のリソースのひとつ。
私たちの身の回りのありとあらゆるものに使われているのだそうです。
で、もっとも大量に消費するのが建物や道路の建設に際して。
例を挙げると、普通の住居で200トン、病院など大きなビルに3000トン、高速道路1kmに3万トン、原子炉一基に1200万トン・・・。

砂自体はタダなもんだから、大きなポンプでくみ上げる仕組みを持つ1億5千万ユーロもする船に投資することのできる大企業が、船1隻につき1日4千〜4万リットルの砂を、海底から汲み上げています。

お金持ちのドバイは、土地代が高いので、2000年以来、土地を広げるために海に人口の島を作っているのだけど、その島も砂で作っています。
自分ちの砂漠の砂ではできない、というのも、砂漠の砂は風に吹かれて形成されたものなので、粒が丸くて滑りやすく向いていない、そこで、おもにオーストラリアから買っているらしい。

ドバイと限らず、あっちこっちで巨大ビルや人口の島を作るために、インド、アフリカ、アジア、カリブなどの海底から、ものすごい量の砂が汲み上げられています。
海底の砂を汲み上げると、海外線の砂がどんどん海へとずり落ちていくことになり、海岸線が後退している、というわけ。
砂浜だけでなく、本来の島が消失しつつあるというケースもあります。

何億年もの自然の営みの中で形成されてきた砂が、今すごい勢いで失われているわけです。

しかも、生態系が破壊されています。

必要もないものすごい巨大ビルや、空き家のままの住宅ビルや、そういうものを作るために、ものすごい巨額のお金が動き、そういう中で「砂マフィア」も生まれ、ひどい目に遭っている人がものすごくたくさんいます。


考えてみたら、最初からそこにあったはずの大地、海、水、砂、そういうものを、こんな形で一部の人が所有し、破壊してもいいものでしょうか?


もうこれだけ目に見える形で、ありとあらゆる影響が出てきているのだから、いい加減にしましょうよ、と思う。