いろいろ


ゆったりした日々だった(明日からまた少し忙しくなる・・・)ので、備忘も兼ねてもっといろいろ見たこと、聞いたこと、考えたことを書き記そうと思っていたのだけど、そうこうしているうちに、もう何日も過ぎてしまった。


また映画を観ました。

The Danish Girl

世界で初めて性転換手術を受けたデンマーク人、リリ・エルブ(エイナル・ヴェゲネル)とその妻の話。
私はこの映画を観るまで、この人物のことは全然知りませんでした。
撮影の多くをブリュッセルで行っており(パリでの出来事の撮影に、ブリュッセルのアールヌーヴォー建築が使われている)、それもあって足を運んだのですが、妻ゲルダの愛情に、ちょっと感動してしまった。

日本では3月に公開されるそうです。


ヒエロニムス・ボッシュは、日本にもファンが多いかと思います。
彼が亡くなって500年を記念して、彼が生まれ、そして亡くなった土地、オランダのヘルトヘンボシュで、展覧会が始まりました。
今年ヨーロッパで開かれる展覧会の中で、最も素晴らしいものの一つとなるでしょう、とのことで、初日はニュースでも見せていましたが、その時点で、もう入場券が10万枚売れた、と言っていました。
これは行かねば、というんで、オンラインでチケットを購入。
今月29日に行ってきます。

24点現存するタブローのうちの17点、20点現存するデッサンのうちの19点が展示されているとのこと。

ローゼンダールで電車を乗り換え、片道約2時間半。

楽しみなことです。


昨日は、機会に恵まれ、欧州議会の中を見学してきました。

記者会見室もちょいと覗いたのですが、私が着いた時は、トルコの国内難民の話がされていました。
もう少し早くついていたら、フランスのジョゼ・ボヴェによる会見が行われていたようで、間に合わなかったのが残念。
朝にはイギリスのキャメロン首相が来ていて、やはり会見を行ったとのこと。

内部は広くて一つの街のようです。
また、設備も仕組みもとてもオープンで、ちょっと感心しました。



そして今日は、友人のジャーナリストにくっついて、廃棄処分にされるはずの野菜や果物、魚や肉を使って、とてもおいしい食事を提供するレストランに行ってきました。
このレストランでは、そういう食材を使うのは、月に4回くらいということで、今日は普通の食材を使ったものでしたが、今こちらではこういうレストランが増えています。
毎日そういう食材を使うレストランもあります。

「食材を捨てる」という行為への批判が高まっているのです。
若者を中心に、「捨てない」動きが広まっています。
廃棄されるはずの食材は無料で提供されるから、利益は、同様な活動に力を注いでいる人々、運動のために使われます。

1年くらい前の新聞で、EU議会で、オランダとスウェーデンの議員から、「賞味期限の表記をやめよう」という提案がなされたという記事を読みました。
一部のものを除くと、賞味期限を過ぎても食べられるものばかりだからです。
近いうちに、実践されると思います。

自分で考えて、倫理的に間違っていると思うことには、手を貸さない、よいと思うことには、お金とエネルギーを使う、とても素晴らしいと思います。

それに、こうやって頑張っている若者たちは、生き生きとしていてものすごく素敵です。

嬉しくなりました。