ルーヴァンのミュージアムMでやっているユートピアをテーマにした展覧会を観に行ってきました。
行こう行こうと思いつつ、モタモタしているうちにもうオシマイになる日も間近、これはもう今行くしかあるまい、と昨夜オンラインでチケットを購入。
トマス・モアの「ユートピア」がルーヴァンで出版されて去年で500年、というんで、去年の9月に始まった展覧会。
私の苗字、しょうほうじ、は、正法地、と書きます。
末法の反対である正法の地、というんで、仏教のお浄土の意味らしいのだけど、考えてみれば、これってどこにもない場所、ユートピアのことだ、と、今日はじめて気づいてしまった。
http://www.mleuven.be/fr/%C3%A0-la-recherche-dutopia
うちの本棚から文庫本の「ユートピア」を探し出してちょっと読んでみると、モアとその友人たちの書簡は、アントワープ、メッへレン、ルーヴァンなどで書かれています。
ブルージュに行くたび、トマス・モアが外交特使としてブルージュを訪れた際に滞在したという建物のそばも通ります。
彼らユマニストたちが生きた時代も、人々は今と同じような問題意識を持っていたのだ、と、彼らが生きたその地で思いを馳せることにちょっと感動してしまった。
デユーラーが2年に渡ってネーデルランドを旅したのもその頃だもんね。
500年かあ・・・。