地方選のこと、旅行したこと、その他いろいろ


月に1回くらいはブログの更新をしようと思ってましたが、前回の記事から3か月も経ってしまった…。

日がどんどん短くなっています。
1日に4分くらいの勢い、もう真っ暗な冬もそこまで来ています。

さて、昨日でサマータイムも終わり、時計の針を1時間戻しました。
日本との時差は8時間です。
昨日のニュースで、こうやって時計の針を戻すのもこれで最後になるかもしれない、と言ってました。
サマータイム制をやめるかどうかは、EU各国、自国の判断に任せるそうで、もしかしたら来年からは、お隣の国と夏の間は1時間の時差ができるかもしれない、とのこと。
サマータイム導入した時も同様だったそうで、例えばお隣のドイツは、ベルギーより3年遅れて導入。
その間は、国境をまたいで仕事をしている人たちは、その1時間の差を考慮しつつ通っていたそうです。

今月14日、ベルギーでは地方選が行われました。
投票はベルギー市民の義務、正当な理由なく投票を怠ると罰金です。
また地方選に関しては、手続きをすれば外国人でも投票の権利があります。
投票場では、英語その他、いろんな言葉が聞こえていました。
ブリュッセルの投票はすべてエレクトロニックです。
私の投票場は近所の学校でしたが、そこのいくつもある投票部屋の中で、私のところだけがインフォルマテッィクのトラブルとかでなかなか中に入れず、人がいっぱい並んでいました。
それでも待たされたのは30分かそこらだったので、まだよかったみたい。
リエージュの方では、何時間もトラブルが解決できなかったところもあったと、その日のニュースで知りました。

選挙の結果は、エコロ(緑の党)の大躍進。
私の住むコミューンでもエコロがトップで、区長はこの党の人になります。
私のまわりの人たちも皆エコロに投票したと言ってました。
この夏の異常な暑さ、水不足、プラスティック問題、その他もろもろ、環境問題を実感しないわけにはいかないからでしょうか。
私の周りの人たちがエコロに投票するのは、今に始まったことではないのだけど。

今月初めに、予定通り日本から友人が遊びに来ました。

まず予定通り一緒にウィーンへ。
エゴン・シーレ展を観にいくのが当初の目的だったんだけど、ちょうど美術史美術館で、ブリューゲル没後450年ということでブリューゲル展がスタートしたところだったので、ラッキーとばかりにこれも鑑賞。

ブリューゲル展、なかなかのものでした。
93点、油・デッサン・版画が展示されていました。
もうきっと私が生きている間に、これだけの作品をいっぺんに鑑賞できるチャンスはないでしょう。
その緻密さと観察眼、それに好奇心に満ちた作品群で、こういう人がもし今、この時代を一緒に生きているとしたら、はたしてどういう生き方をしたでしょう。
この展覧会、1月までやっているので、もう1回、行けるものなら行ってみようかと思います。
朝いちばんの飛行機に乗って、最終の飛行機で帰ってくれば、日帰りだって可能です。

シーレ展は、6月に観たときと入れ替えが行われていました、というか、作品の数が減っていました。
それでも満喫。
やっぱりこの人は天才だと、またまた感じてしまいました。
今回はレオポルド美術館では、モーリッツ・ネールの写真展もやっていて、これが興味深かったです。
私は全然知らなかったけど、よく見るクリムトマーラーヴィトゲンシュタインなどのポートレートなど、すべてこの人が撮影したものなんですね。
ヴィトゲンシュタイン一家とは、親交があったということで、彼らの家の外部・内部の写真もありました。
宮殿と呼ばれるくらいの豪邸だったとどこかで読んだことがあったんだけど、ごてごての装飾など一切ない、非常にモダンなもので、ちょっと感動。
今年からブルガリア文化センターとして開かれたそうなんで、今度行ったらちょいと見てこようか、と。
http://www.haus-wittgenstein.at/

ウィーンの後はプロヴァンスへ出かけました。
エクサンプロヴァンスにアパートホテルを借りて5泊。
小さいけど密度の濃い街。
ゆったりだらだらと満喫してきました。
また来年も来ようか、と話したことでした。


ということで、今日はオシマイ。