今日も更新。
というのも、「ソーシャル・ディスタンス」の効果がきちんと見え始めたことで、検査について具体的に話され始めたので。
明日水曜日から、発症していない人たちのPCR検査がスタートします。
ロジスティックおよびシステムの面でも、準備OK、とのことです。
現在の検査能力はまだ最終目的の検査数ではないそうですが、明日からの検査によって検査上の具体的問題がさらにわかるし、並行して検査数を増やす準備もされているので、少しずつキャパシティも向上、来週には10000/日、さらに20000/日、もしかしたら40000/日と増加していくことだろうとのこと。
対象には優先順位があり、医療関係者(最前線の方については既にテスト済)、老人ホーム、心身障害者施設の人などからスタートです。
ある程度の数がサンプリング、そして検査されることで集団免疫が確認されれば、感染が広がる危険がグッと減るわけですが、たとえ確認されたとしても、フェスティバルといった夏のイべントは避けた方がよい、とも言ってました。
ベルギーで集団免疫が確認されても、ドッと人が集まったらまた感染の可能性が高まるので、とのことです。
ベルギーは夏の音楽フェスティバルの中心地みたいなところで、毎年大きなフェスティバルがいっぱい開催され、世界中から人が集まります。
今のところ今年のイべントがキャンセルという話は出てませんが、おそらく今年は全部キャンセルになるのではないかな。
7月はバーゲンの月ですが、それも8月に延期されるようなニュース記事を読みましたし。
とにかく、たとえ集団免疫が形成されていても、ワクチンができるまでは人が群がるイベントは避けた方がよい、ということですね。
SNS上で目にするものの中には、日本の方による「ずさんなイタリアの医療システムゆえの医療崩壊」みたいなものがあるのですが、これってイタリアの医療の困難さの報道ばかりがなされるからでしょうね。
イタリアは医療は無料ですし、国民ひとりあたりのICUのベッド数も、日本の倍以上なんですけど…。
それに、以前もこのブログに記したように、タイヘン痛い代価を払うことになったものの、事態が落ち着けば改善されるでしょう。
最近はこちらに住んでいる日本人の知り合いで、普通だったら日本の政治の話とかしない人でも、「日本の報道を見るたびにイラつくのは私だけ?」なんて言ってます。
ほんとにピント外れだし、なんだか異次元の出来事を見ているようですもんね…。
って、私はもう日本人じゃないし、この地を自分の場所と思っているので、
(とは言っても、ベルギーで生まれたわけじゃないので、ミュータントであります、ベルギーには私みたいなミュータントがいっぱいいます)
日本の批判はしない、と決めているんです。
でも、せめて正しく有益な報道をして欲しいものです。
BCGの対コロナ効果について、ちょっと気になってます。
まだ検証中みたいですが、昨日はフランスのラジオでもその話がありました。
www.franceculture.fr小学校の時、私は何故か毎年の事前のテストの際に何回も陰性反応が続き、たしか3回か4回、BCGを打たれたんです。
メキシコ生まれの長女は、赤ん坊の時にやはりメキシコで、メキシコの決まりどおり無料の予防接種のひとつとして、BCGを接種しました。
たとえコロナに有効と証明されても、私の場合は大昔なのでもう効果はないのかな?
あんなに何回も打たれたのにな。(笑)
せめて長女くんの分が有効だったらいいな、などと思ってます。