予想どおりに、というか、予想以上に、昨日の連邦政府の会議は長引き、終了したのが22時少し前、首相たちの会見がその数分後にスタート、会見終了が23時ちょっと過ぎ、でした。
5月4日から解除、というんで、うわーい、と喜んでいる人も多かったと思うけど、実際の≪段階的解除≫は、そんな甘いものではなかったです。
5月4日からPhase 1a
5月11日からPhase 1b
5月18日からPhase 2
そして、6月8日からPhase 3
ということで、そうやって少しずつ、ほんとに少しずつ解除されます。
まず、これからも守らないといけないことが、
- ディスタンスを守ること(1.5メートル)
- 頻繁に手を洗うこと
- マスクの使用の推奨、場所によっては義務(公共の交通機関の中、駅の構内、停留所、職場やスーパーなど閉ざされた空間の中)
- できうる限り家にとどまること
- 体調がすぐれない場合は絶対に外出せず、家にとどまること
マスクに関しては、FFP2は ↓ 医療関係者のためにキープされます。
ということで、事業主が従業員用にマスクを提供するのは義務ですが、それ以外は、それぞれが自分で、作るなり購入するなりして調達することとなります。
政府は市民ひとりにつき2枚のフィルターを配布するそうです。
(布マスクなどにはめ込んで何回も使えるタイプだと思いますが、まだ見てないので詳細は不明)
マスクでなくとも、スカーフやバンダナなどでもOK。
マスクについては、12歳以上の人は使用するように、とのことです。
(2年間マスクつけよ、とさっきまで書いてたのは、12歳以上の人はつけて、の聞き間違いだったもよう。)
Phase 1a:
新たに仕事を始めていいのは、
- 工場やBtoB(引き続き、できうるかぎりテレワーク)
- 布を扱う店と手芸用品店 (マスクを作らないといけないからでしょうね、ちょっと笑える)
(日曜大工用品店と園芸店は、すでに前回の会見後オープンされてます。)
新たにやってもいいことは、
- これまでも許されていたジョギング等に加え、テニスやゴルフなど屋外のスポーツ
ジョギングは、これまで同行できるのはひとりだけだったのが、これからは2人までOK。いずれにしろ、スポーツの場合は呼気が激しくなるので、距離はさらに広げないといけません。
更衣室やシャワー、カフェテリアなどの使用はまだ不可。
Phase 1b:
規模にかかわらず、美容院以外の全ての店がオープンできる。
事業主自身が、距離を保つための工夫をしないといけない。
Phase 2:
美容院もオープン
さらにミュージアムもオープン
プライベートで10人以内のパーティなど開いてもよい
国内をふたり以内で移動可能(海に出かけたり、別荘へ出かけたり)
そして、小学校と中等学校も開かれますが、これが単なる「スタート」じゃありません。
それぞれ6学年ありますが、そのうち3学年ずつ(1・2・6年生)のみ。
ひとクラス、先生を含めて10人以内。
生徒についてはひとりについて4平方メートル、先生は8平方メートルを確保。
生徒はマスクを、先生は加えて手袋をすること、などなど…。
Phase 3:
上述の解除後の様子をしっかりモニタリングした結果次第で、レストランのオープン、カフェやバーなどはそれに続いて段階的に。
バカンスその他についても同様だが、このフェーズについては、5月末に決定・発表する。
フェスティバルについては、8月31日まで禁止。
とまあ、大体こんな感じであります。
さらに、検査とトレーシングの話がありました。
今後、検査を行うためのロジスティックに数か月は問題ないこと、そして、トレーシングについては、コールセンターを設け、そこでは2000人の人が仕事をすることになるそうです。
感染した人がどこをどう移動し、誰と接触したか、この際、個人情報はしっかり守られるとのこと。
そこで働く人のフォーメーションを行うことから始まるようです。
今後何らかの変更が行われる際は、1週間前には知らされること、そして新たに知らせがない限り、適用内容に変わりはないので、リスペクトするように、ということです。
うちはもう子供たちが大きくなったからいいようなものの、もしまだ小学生や中学生だったら、3人のうち一人か二人は学校で、残りは家、ってことですよね。
小学1年生や2年生に距離を持って授業をする、なんて至難の業だと思うし…。
さて、今朝社会保険事務所よりメールが届き、昨日の記事にも書いた月ごとの援助金ですが、5月だけでなく、6月にも出してくれるようです。
ありがたいことです。