5月1日 コロナ危機@ブリュッセル 王立美術館のこと その他

5月に入っちゃいました。

医療従事者はじめ最前線で仕事をされている方たちへの感謝を示す20時の拍手、まだ続いています。

毎日バルコニーに出てくる人たちともすっかり顔なじみ、というか、道が広いので向かいの方たちの顔はよく見えないし、同じ並びの方たちは初めから見えないのだけど、2~3分の拍手の後は、またねえ、と声を掛け合い、手を振ってさよならしてます。

 

 

今日1日は、友情や愛情の表現として、スズランの花を送る習慣があるのですが、まだ開店できない花屋さんへの連帯ということで、食料品店が花屋さんからスズランの可愛らしいブーケをあずかり、代わりに売ってあげたりしたそうです。

今月は母の日もあるし、花屋さんにとってはカキイレ時なので、コロナの影響は大きい痛手でしょう。

こういう国内の市民間のソリダリティについては、毎日のようにいろいろ耳にしますが、≪EU市民≫のレベルでのソリダリティについてとなると、まだあまり聞こえてきません。

今のところ身動きできないから、ということもあるんでしょうが...。

今後、段階的解除が進む中で、どういう動きが出てくるのか、よく見ておかないといけません。

前回貼り付けたリンクで、カルロ・オッソラ氏が話されていたように、EU市民としての意識と連帯、問われているし、後戻りはできません。

 

 

メーデーの政治行動も遠隔で行われたとニュースで言ってました。

www.rtbf.be

 

政府の会議が今日も行わていれるはずなので、その内容については、夕方のニュースで知らされるでしょう。

それを聞いてからブログの更新しようかな、と思っていたのだけど、昨日のニュースで言ってたことなんかを今のうちにメモしておこうと思います。

 

昨日・今日と、Covid-19の発症者は確実に減少しており、病院の負担も減少しているとのこと。

発症者数のグラフで把握できることは、感染から発症までの時間のズレゆえに、全体像を把握するのに向いていないということで、今後はさらに検査に力が入れられるそうです。

検査については、開業医の方たちにも協力が要請されているのですが、それが知らされたのが一般の人と同時だったこと、政府からのロジスティック提供が遅いことなど、医者の方たちからの不満の声がニュースで取り上げられていました。

インタビューに答えていたお医者さんのひとりが、「こうしなさい、という発表をするだけで、後はそれぞれが自分で考えて解決してね、ってのが政府の毎回のやり方。ベルギー市民がそれなりに賢いからなんとかなってるけどね」って苦笑してました。

 

 

昨日だったか、まずブリュッセル王立美術館が18日にオープンするというんで、どういう方法がとられるのか知らされました。

王立美術館で取られる方法が、他のミュージアムのモデルになるそうです。

入場者は1時間に50人に制限(通常の入場者はこの5倍)、したがって予約制、マスクも持っていない人のために、1ユーロで販売されるそうです。

www.rtbf.be

日本と違ってマスクをする人がコロナ騒ぎ以前には全くいなかったのですが、これからはそれが普通の風景になっちゃうってのも不思議です。

いろんなかっこいいマスクが出てくるでしょうね。

こんなニュースもありました。

www.rtbf.be

これ ↓ は、前回の記事に貼り付けようと思って忘れていた、EU諸国の国ごとの≪解除策≫一覧。

www.rtbf.beそういえば昨日のニュースで、オランダの平均寿命が0.5歳減った、と言ってました。

 

 

では、また明日。