急に時間ができたので、また更新。 偽札の話など 

今日は予定していたことがひとつボツになったので、急に2時間ほどの空きができ(って、だいたいが空き時間のみの日々なのにね 笑)、ブログを更新する気になりました。

 

昨日政府の安全保障会議が開かれ、もうすぐ入るはずだった段階的解除の第5段階には入れないことが発表されました。

いつ入れるかは今のところ不明。

というのも、先週の感染者数が1割ほどの増加を見せたので。

検査数が増えた結果であるならわかるが、一時期より減ったにもかかわらずの増加ということで、これではいけない、ということです。

もちろんピーク時のような心配な状況ではないが、市民のより思慮深い行動を求めます、とのことでした。

そういうわけで、ディスコなどはまだ開いてはいけないことになりました。

そういった業界の人は、ものすごくがっかりしたようですが、第2波によってもしまたロックダウン状態になることなど、誰も望んでいませんからね…。

今ですら、たとえ政府の援助があっても、例えばHORECAの分野では、30%ほどがつぶれるだろう、と言われています

www.rtbf.be

 

政府の援助と言えば、先日7月分の申請をしました。

6月までの申請はものすごく簡単なものでしたが、7月分はCovid-19による影響を受けて減収している証拠の書類を添付すること、という項目が加わりました。

私は収入ゼロの証拠として、四半期ごとにやらないといけないVAT申告の書類を添付しました。

認めてもらえるといいんだけど。

今まで受けた援助金は、事業者としてブリュッセル首都圏の地域政府から4000€、そして連邦政府から3・4・5・6月、わたし個人に毎月1291.69€です。

それで思ったんだけど、日本の給付金10万円、困っている人たちにはあまりにも少なすぎますよね。

って、私がガタガタ言うことではありませんが…。

 

 

今朝のニュースで、へえええと思ったものに、偽札づくりの話がありました。

イタリアマフィアによるヨーロッパでの偽札ネットワーク、14人が逮捕されたそうですが、うちひとりはベルギーで。

www.rtbf.be

偽札と言えば、私はいつも赤瀬川源平を思い出します。

お札を模したアートで、通貨及び証券模造の罪で起訴されちゃいましたからね。

 

赤瀬川源平はおもしろいことをいろいろやってるんで好きでした。

大学時代、同じ下宿だった美大生の友人から教えてもらったトマソンの話に夢中になったことを覚えています。

ベルギーで暮らし始めた頃、まだネットなんてありませんから、日本語の読み物と言えば、岩波の「図書」のみでした。

今は知りませんが、当時「図書」は海外にでも送料無料で送ってくれるんで、メキシコにいた時分から愛読していました。

そこに赤瀬川のエッセーが載っていたことがあって、「妻から、今日から食事は作りません、と宣言され、とても恐ろしい思いをした」みたいことが書いてあり、これ、わかるわかる、すごくわかる、と、ことあるごとに思い出していたのは、とても具体的かつ鮮明な記憶。笑

 

上述の友だちは、私が一人暮らしするようになって以来、毎年こちら遊びに来てくれました。

彼女はアートに詳しいので、一緒にいろんな街を訪ねアートに触れるごとに、いろんなことを教えてくれるので、自分だけで観るよりずっと楽しいのです。

毎年、「○○に行きたいね」って話に至ると、言うだけでおわらないよう速攻で宿や航空券を手配してました。

今年は彼女のパートナー氏が大学の仕事を定年になり、かねてからの計画どおり瀬戸内の島に移住、例年のように遊びに来るいろんな余裕がなかったんで、一緒に旅する計画はしていなかったんだけど、もししてたら、コロナ禍の騒ぎで頭がグチャグチャになったでしょうね。

なんといってもちっちゃな脳みそなので、すごいストレスだったろうと想像します。

 

毎日のようにニュースに、コロナ禍の中でのバカンスの話が登場しますが、あれやこれやと気をつけないといけないことがいっぱいあって、しかも、いつ状況が変化するかもわからない中、私にはとてもじゃないけど旅に出るエネルギーなど湧いてきません。

それでも出かける人たちって、すごい、と思わないではいられません。

 

今までけっこういろんなところを既に訪ねたことを思えば、ラッキーだったとも言えます。

子供たちが小さかった頃は、モト夫の旅のこだわりにつきあい、子連れでほんとにたいへんだったけど、普通はあまり人が行かないようなところをいっぱい訪ねました。

旅から戻ったら休むためのバカンスが欲しい、ってくらいでしたけどね。

でも、今の歳になるととてもあんな旅はできませんから、行っておいてよかった。

 

 

ベルギー人アーティストのジャン=ミシェル・フォロン、もう何年か前に亡くなりましたが、この方のミュージアム、とても好きで、何回も足を運びました。

車がないと不便なところにあるので、しょっちゅうは行けないんですが。

fondationfolon.be

この方の作品、観ると自分も描いたり、作ったりしたくなります。

なんだか自分でもできそうな気になるんです。

そう思って始めても、ホンモノのアーティストを侮ってはいけません、当然ながら全然そううまくはいきませんけどね。

何年か前に、やはり上述の友人と訪ねたとき、ショップに、あ、これ欲しい、と思ったブロンズの作品がありました。

でも、これも当然ながら、3000€だったか、5000€だったか、「これください」と言える値段ではありませんでした。

で、作ろうかな、と。

友人は彫刻をやる人なので、その時は作る際のアドバイスまでもらったものの、けっきょくずっと作らないままでしたが、今時間がいっぱいあるんで思いついてやってみました。

やはり、思ったよりずっと難しくて苦労しました。

 

ネット上でその作品を探しましたが、ショップで見たものは見つからず、同じシリーズと思われるものを発見。

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で、いろいろ妥協しながら真似っこして作ったのがこれ。笑

特に小鳥ちゃん、ものすごく難しかったので、妥協しまくり。

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いろいろと忘れないように貼り付けておいた方がいいニュースもあるんだけど、ありすぎてかえって思いつかない。

ということで、空き時間終了。

 

 

追記・日本の友だちに教えてもらったけど、上に記した日本政府の10万円だけど、私はわかっていなかったみたいで、これとは別に、事業主やフリーランスには「持続化給付金」というのがあったんですね。私がここでもらった(てる)のは、この持続化給付金ってのに近いですね。受けるための条件や手続きなどは異なるでしょうが。