今日もばっちり楽しませてもらいました。
最初に訪ねたのがVan Eetvelde邸です。
ここはもうずいぶん前に1度、やはり文化遺産の日に訪ねているんで、今回が2回目。
この家もEU地区にあります。
また60番のバスに乗り、今日は終点まで。
昨日記したジュルダン広場は市が立つ日なので迂回。
昨日かいた記事の有名なフライドポテト屋さんの話に、id:cenecioさんが反応してくださいました。
EUサミットの時に、メルケルさんがここのフライドポテトを買いに来ていたのが、TVのニュースに出たこともある、おいしいことで有名な店です。
この広場の周りのカフェに持ち込みもできちゃう。
実は日本のTV局も何回か取材に来ています。
某テレビ局の世界のニュースを紹介する番組では、私がレポーターとして登場したりもしました。(笑)
さて、Van Eetvelde邸ですが、これはオルタの作品。
前回見た時よりずっとオルタの天才ぶりを感じました。
限られた空間を広々とさせるところがすごい。
うちの近所にあるオルタの家も今はミュージアムですが、同様です。
普通の大きさの建物なのに、ずっと広く感じさせるんです。
内部のフォトを撮るのは禁止だったので、外だけですが、今修復の真っ最中だったんで美しくありません。
向かって左横にある建物も、数年後に増やしたオルタによるVan Eetvelde邸ですが、後で売却されたときに別々に売られたことで、今は所有者が違います。
今まさに左の建物は売りに出されている最中。
200万ユーロだそうです。
Van Eetveldeさんはソルヴェさんほどの大金持ちじゃなかったので、ソルヴェ邸(ルイーズ通りにあります)よりずっと控えめですが、それでもレオポルド2世の時代、コンゴ統治のための役割を担った人です、内装にはコンゴ産の大理石、アカジュ、マラカイトなどがたっぷりつかってあり、鉄の使い方も斬新でありました。
Van Eetvelde邸見学の後、そのすぐそばにあるバス停で63番のバスに乗り中央駅へ。
今度は、これもまたものすごく有名なマリオネット劇場Tooneで三銃士を観劇。
グランプラスのすぐそばです。
これだけ有名で、しかもその歴史などもある程度知っているくせに、今まで1回も行ったことがなかったんです。
この機会に行こうじゃないか、と思ったわけです。
こういう路地を入っていきます。
そして階段を上って。
ここで観劇。
幕間では1階下のミュージアム兼エスタミネ(ビールを飲むところ)でビールを1杯。
このお兄さんがすべてのセリフを担当。
こんな感じ。
人形を操るのもみんな若い子です。
この劇場は1830年から存在。
上流階級の人たちがオペラを楽しむように、庶民はマリオネット劇を楽しんでおり、下町であるマロール地区(ブリューゲルの眠る教会のあたり)には、マリオネット劇場がもっと前からたくさんあったんだそうです。
今も残るのはグランプラス近くのこのTooneだけ。
しかも存続の危機に瀕しているらしい。
本来ブリュッセルはオランダ語の方言であるブリュッセル弁を話すところ、だからこのマリオネット劇もブリュッセル弁だろうし、きっとほとんどわからないだろうと覚悟していったんですが、ほぼフランス語でブリュッセル弁はほんの少しでした。
想像していたよりずっとおもしろく大笑いしてしまった。
来月の出し物はドラキュラだそうで、それを聞いただけでも今日の三銃士よりさらにおもしろそう。
また行こうかな。
隣に座った女性に「初めて来たの?」と聞かれ、「もう30年もベルギーに住みながら初めてなのよ」と言ったら、「私もずっと前から知ってたのに、来るのは初めて。おもしろかったねえ。」と。
コロナ禍のせいで隙間を開けての観客でしたが、皆ニコニコで帰っていきました。
彼らが作ったというブリュッセル弁の絵本。
おもしろいので買っちゃいました。笑
芸術の丘を登って王立美術館前からトラムに乗って帰路につくのであった。
私ってやっぱりブリュッセルが大好きだなあ、と思いつつ・・・。
というわけで、昨日と今日、見たものを忘れないうちにとフォトだけはアップしました。
また明日か明後日、もうちょっと詳しい話をアップするかも…。
最近気になったニュースなども書き残しておかないと…。
今日はid:yonnbabaさんと id:SPYBOYさんに動画をプレゼントしておしまいにします。
彼女が話している内容などは、また明日以降に訳しますね。