時計の針を1時間戻しました。来年はどうなるのかな?

10月最後のウィークエンドということで、サマータイム終了。

うちにある時計の針を昨夜寝る前に1時間戻しました。

来年の3月末にまた1時間針を進めると、10月末にそれを戻すか戻さないかは各国まかせ、ということで、2021年にサマータイム制はなくなりますが、ベルギーがどうするかはまだ不明。

サマータイム制の廃止には80%以上の人が賛成だということですが、夏時間のままがいいという人と、冬時間に戻した方がいいという人はほぼ半分半分、わずかに後者が多いらしい。

夏時間のままだと、一番日が短いときだと朝10時くらいまで暗いですからね、昨日のニュースでは工事現場で働く人が、安全面を考慮すると冬時間に戻して欲しい、と言ってました。

 

 

さて、Covid-19の第2波、病院の状況は春の第1波のときより深刻です。

それで、金曜日に行われるはずだった連邦政府の話し合いが木曜日の夜に繰り上げられ、金曜日の朝会見が開かれたのですが、内容は予想したほど厳しいものではなく、あらま、と思っていたらば、北と南じゃ意見がかなり違っていたので、その中間を取ったというのが理由だったみたい。

同じ金曜日の夜ワロニア政府が会議を行い、独自に連邦政府よりさらに厳しい対策が取られることに決まり、ブリュッセル首都圏はそれに半日遅れ会議、同様にさらに厳しい対策が取られることに決まりました。

 

そういうわけで、ブリュッセルでは夜間外出は22時から朝6時まで禁止、ミュージアムや映画館、劇場などは11月19日まで閉められることとなりました。

 

10月2日からブリュッセルの王立美術館でおもしろそうな展覧会が始まっていて、来週行こうと思っていたところだったのでちょっと残念ですが、病院のことを思うと、そんなこと言ってはいられない…。でも残念…。

 

 

王立美術館、昔は古典と近代の2つのセクションに分かれていましたが、その近代部門が世紀末とマグリットのふたつが新たに作られたことで、その両方にあてはまらない所蔵品がみられなくなっちゃったんです。

それで、その一部が少しずつ交代に古典部門の方で観られるようにはなっていたんですけど。

将来的に近代美術館が作られるはずらしいものの、もったいない話。

今やってる特設展はBE MODERNというタイトルで、その所蔵品がもうちょっとたくさん観られるものなんです。

www.fine-arts-museum.be

さらに同じ期間ビル・ヴィオラインスタレーションも観られるはずだった。

 

一月後、第2波がある程度収まっていることを祈るしかありません。

 

ビル・ヴィオラは、2014年、パリに出かけたときたまたまグラン・パレで展覧会をやっていて、なんとなく観にいったらすごくよくて、大好きになったのでした。

この ↓ サイトで、まだビデオが観られます。

www.grandpalais.fr

そのときのMIXIの日記を探してみると、

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ちょっとした用事で、パリに行ってきました。

せっかく出かけたし、「とてもいいらしい」という情報のあった展覧会をグラン・パレで鑑賞してきました。

出かけたのは月曜日(フランスでは、美術館の閉館日は火曜日)。

月曜日は午後8時まで開いているんで、時間はたっぷりあると、モタモタして出かけたらば、あまりにもおもしろくて、

閉館だから出てちょうだい、と、追い出されるまでいてもまだ時間が足りないくらいでした。

ビル・ヴィオラという米国のコンテンポラリィ・アーティスト。

全然知らなかったけど、ビデオ・アートでは世界的に有名なんですね。

7月21日までやるようなので、もう1回行ってこようかと思ってます。

ビデオだからDVDでもあれば、ってなわけにはいかないんですよね、すごく立体的だから。

私には、かなり宗教的な影響が感じられました。

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と記していました。

www.youtube.com

 

6年前はオーステンドの街ごと使った「The Sea」というエクスポジションで、もう閉鎖された映画館か何かの建物で彼の作品が展示されたことがあり、ちょうど日本から来ていた友人と観に出かけたことでした。

 

そういえばその時友人が「北海を見るのは生まれた初めて」と喜んだんだった、なんてことも思い出しちゃった。

このフォトはそのときのもの。

海沿いにおいてあるでっかい作品は、ゲント出身のアーティストArne Quinzeのものです。

右側の≪岩≫の前に立つ小人さんが自分だということに、今初めて気づいた。笑

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前々回記した日記の、ベグベデーの本の対話の相手のひとりに、BHL ベルナール・アンリ=レヴィがいて、ちょうどこの ↓ 記事を読んだばかりだったんで、じゃBHLのところから読み始めようじゃないか、と思ったものの、やはり友人の言ってた「スノッブなパリジャン」感否めず、半分でうんざりしてしまった…。

spinou.exblog.jp

そういうわけで、昨日ちょっと気を取り直し、フィリップ・ソレルスとの対話へ移行…。

対話形式なんで読むのは難しくない、だからサッサと読んじゃえばいいんですけどね…。

 

 

 

さて、ついに50か国に到達しましたね。

mainichi.jp