ヴィクトール・ヴァザルリィ

ベルギーは冬のヴァカンスに突入しました。

昨日空港から旅立った人は、例年の6分の1だったそうです。

 

昨日更新したばかりだけど、美術館で撮ったフォトを一つアップし忘れたのでまた更新。

 

ヴィクトール・ヴァザルリの作品。

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ヴィクトール・ヴァザルリィは、私が勝手に親しみを感じているアーティストなので。

 

2年か3年くらい前に、友達とエクサンプロヴァンスに行ったとき、郊外にあるヴァザルリィ財団を訪ねました。

www.fondationvasarely.org

そこで仕事をしている女性と話してみると、彼女はアントワープ出身のベルギー人。

館内をまわる際に使う説明文、日本語版はA4の紙1枚の超簡略なものしかなく、完全なものの日本語訳をやってもらえない?と、ベルギー人同士というので気安さを感じたのか、頼まれたのです。

報酬として、ヴァザルリィの作品「ゼブラ」のポジとネガをあげるから、とのこと。

自分がやった仕事がそういう場所で生きるなら嬉しいよね、と思って引き受けました。

 

後で送ってきた仏語の完全版は、そこで見たよりさらに改訂されたもので、簡単ではありませんでしたが、訳するにはいろいろ調べて勉強もするし、結果的におもしろい作業でした。

 

このアーティスト、もし生きていたら、今のテクノロジーを最大限使って、きっとまたおもしろい試みをしたでしょうね。

 

その後訪ねていないので、はたして私のやった訳の日本語完全版が使われているのか、確かめていないのでわかりません。

もしどなたか日本の方がここを訪ねられたら見てきて欲しいものです。

って、また自分で行ってくればいいんだけど。

 

 

もらったゼブラのポジとネガです。

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ちょっと飾った位置が高すぎたな、と後で悔やんだのであるが…。