昨日のコンフェランスのテーマは≪医療倫理»でありました。
それを聞いて初めて知ったのだけど、3月18日にスペインでも安楽死ユータナジーが6月から合法化されることが決まったそうです。
本来TVやラジオのニュースで耳にしそうなものだけど、最近また悪化の一途をたどってるコロナの話題、特にその中で、学校と子供たちへの影響について多く語られるので、それにかき消されたのかな。
(学校の先生たちへのワクチン接種が、年齢による優先順位とまた別に早まりそうです。すでにワロニアではそうなったみたい。)
新聞はアクチュアリティということでどんどん上がってくるニュースのうち、目に入るものは読んでも、そうでないと見過ごしてしまう。
検索したら、ちゃんと記事は存在してました。
現在合法化されている国は、オーストラリア・ベルギー・カナダ・コロンビア・ルクセンブルグ・オランダ・スイス、そして今度スペインが加わる。
スペインとユータナジー、というと、映画 Mar adentro を連想します。
当時モンスでよく行ってた映画館に、長女と観に行ったんだった。
主人公のお兄さんが、「死は自分で決めるもんじゃない」と絞り出すように言った言葉が、一番心に残ってます。
この映画から17年経っている。
スペインで、というのが、私にはけっこう意外だったんだけど、これまでいろんな話し合いが行われたんでしょうね。
上述した国のあり方はそれぞれですが、その中でベルギーは子供の安楽死ユータナジーも認めている唯一の国です。
5年前のテロで亡くなった次女のお友だちは、ミーというスウェーデン人の女の子でした。
イラストレーターになるためブリュッセルの美術学校で勉強してました。
お母さんがムーミンのお話に出てくるミーのファンだったんでミーと名付けられたんだそうです。
北欧出身らしく色白で金髪、すらっと背が高く、ニコニコと感じのいい子でした。
遺体の確認、彼女が一番最後だったのを覚えています。
その後、彼女へのオマージュということで、仲間たちが資金を募って彼女の本を出版しました。
私も少し寄付したんで本をいただきました。
本にかかる費用よりいっぱい集まったんで、余ったお金で公園にモクレンの苗木を植えたと聞きました。