原始の力と鈍感力

昨日2度目のワクチン接種を済ませました。

 

1回目より2回目の方が、そして年寄りより若い人の方が、接種後の反応がしんどいという話をよく見聞きするので、辛い副作用が出たら「若い」ってことね、と思いながら臨みました。

結果、前回同様昨日はやたら眠かっただけで、昨夜はいつもより早く床に入り、今朝7時までぐっすり。

今日もなんともありません。よかった。

 

若い人の方がしんどい、ってのは統計的な話で、個人のレベルではやはりいろいろ。

エリック・クラプトン、もう80歳だけど、1回目も2回目もすごく辛い副反応だったらしい。(イギリス通ロックファンの友人談)

 

だいたい私は鈍感だし原始人に近いと自分で思っていて、若かりしときは、そのせいで誰にも「守ってあげなければ…」と思ってもらえない、モテない、という劣等感もいだいてましたが(笑)、今となっては、そのおかげで今まであちこち動き回っても無事に生きてこられたのよね、と、ありがたく思っています。

この原始の力は間違いなく父親譲り。

家庭内では(きっと外でも)困ったクンだった父親ですが、これはやはり、感謝、であります。

 

 

私が選んだワクチン接種センターは、徒歩20分足らずのところにありますが、いつも歩く方向ではありません。

今回は2回目ということで、方向オンチの私も心に余裕があり、帰路ではいつもは行かないスーパーにちょっと寄って商品を見たり、インド料理のテイクアウェイの店でサモサを買ったりしました。

(うちの近所には、バングラディッシュ人がやってる、生鮮食料品は回転してなさそうで絶対買う気になれないお店があって、毎朝そこのおばさんの作るサモサがあり、それは時々買っていたんですが、コロナ禍の中、もう完全に閉店になっちゃった。)

 

途中の歩道は雑草だらけで、こんな看板 ↓ が立っていました。

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bio多様性を大切にしてますの看板です。
そういえば、しばらく前、その時はフランダースの話だったけど、住民にはただ放置しているとしか見えないと、コミューンの人が嘆いていたことを思い出しました。

 

このフォトを見るとお天気がよいみたいですが、もうずっと雨が降ったり止んだり不安定な天気が続いています。

 

コロナ禍については、数値はよい方向に向かい続けており、今朝のニュース記事を読むと、ICUの患者さんが600を切りました。

 

そういえば、バカンスに出かけたくてたまらない人もいっぱいいるようで、PCR検査センターも兼ねているワクチン接種センターには、旅に出るためテストを受ける人が、前回よりずっと増えていました。

 

 

 

イスラエルパレスチナ問題、しばらく前から大きな話題になっていますよね。

あまりにも難しい問題で、私は能力も知識もないし、ましてやこんなお気軽なブログで触れることもできません…。

 

そこに昨日から、セウタから欧州に渡ろうとする人々の話も大きなニュースとして加わりました。

ずっと存在していた難民問題、コロナ騒ぎの先が見え始めたことでまた話題になり始めたってこともあるのかな。

www.rtbf.be

セウタにはまだ20代の頃行ったことがあります。

小さな街です。

スペインのアルへシラスから船で渡りました。

そこで知り合いになったスペイン人たちと一緒に、陸路モロッコにパンを買いに行きました。

アラブのパンはおいしいですから。

帰路、モロッコ側のレストランで食事をしました。

ロッコの王子が経営しているレストランよ、という話でした。

今の王様です。

 

何泊したかもう覚えていませんが、またアルへシラスに戻り、今度はバスでカディスに向かいました。

途中タリファあたりで、海の向こうにものすごく大きなアフリカ大陸が見えるんです。

あまりのことにコーフンしてしまい、隣に座っていた知らない男の子に「ねえねえ、もしかして、あれアフリカ?」と訊ねずにはいられなかったことを思い出しました。

 

そいえば、スペイン人の女の子にアフリカという名をつけることもめずらしくないそうです。

一緒にパンを買いにモロッコに行ったスペイン人のひとりもアフリカさんでした。