早いもので、もう8月に入っちゃいましたね。
ちっとも暑くない夏です。
朝・晩は窓を開けてなくとも暖房が入っちゃうくらい。
天気も今一で、お日さまが顔を出したり隠れたり、雨が降ったり。
農家も、大雨や気温が低いことやらで作物への被害が大きいそうです。
日も少しずつ短くなっていくし…。
先日ブリュッセルの旧市街まで行く用事があり、そのときプチサブロン公園の横を通った際に撮ったフォト。
その時点ではよいお天気でしたが、その日も後で雨が降りました。
先週末にうちに来た次女くんは食材をいっぱい抱えていて、うちからまっすぐリエージュ方面の例の修道院に向かいました。
被災した家族の7歳の男の子を修道院で預かっているそうで、その子のためにケーキを焼いてあげるのだ、と。
お母さんがお病気で車イス生活、お父さんはお母さんの介護で手いっぱい、ということであずかっているんだそうです。
水害で被災したところは、電気についてはほとんどが復旧しましたが、ガスについては数か月かかるそうで、暖房が必要な時期になってもガスによるものは不可ってこと、まだまだ問題山積みですね。
町の復興は、今回の被害の状況を把握し今後同じことが起こらないように設計し直さないといけないので、1年かそれ以上はかかるそうです。
全てを失った学校もたくさんあり、はたして9月にスタートできるか心配されていて、本・筆記用具・PCその他、学校で必要なものを市民が寄付していますが、もう8月ですしねえ…。
コロナ禍については、ICUの患者さんが今日は97人でした。
Rtがずっと1を超えています。
でも規制は強まっていません。
ワクチンの接種が進んだからか、重症化は避けられているんでしょう。
18歳以上の市民の8割近くが2度の接種を済ませており、12歳から18歳までの層もワクチン接種に関しては積極的。
一番消極的なのが18歳から34歳までの層だとニュースで言ってました。
今朝ウクライナに亡命しているベラルーシの反体制活動家が、ジョギングに出た後失踪、今日キエフで首をつって亡くなっているのが発見された、と。
すでに、何ものかにつけられているようだ、と言ってたらしく、自殺に見せかけて殺されたという話でした。
怖いですねえ…。
亡命先でも安心できない。
昨日のニュースでは、Tokyo2020に出場したベラルーシのアスリートが帰国を拒否、亡命先としてはポーランドが受け入れを表明した、と言ってました。
彼女のパートナー氏は既にウクライナに逃れたそうですが…。
同じ東欧の方が言葉の面でカンタンなのかしら。
一言で東欧って括ってはいけないんでしょうけど、うちの次女と3女の4/4のバイオリンを作ってくれた職人さんはブルガリア人で、ある日彼を工房に訪ねたら電話中でした。
電話が終わってから、「今のブルガリアの言葉?」と訊ねたら、「そう。だけど電話の相手はフランダースに住むチェコ人の職人で、向こうはチェコ語で話してたのよ。彼は仏語を話さないし、自分は蘭語わからないし。チェコ語で話してもらえばこちらはわかる、向こうもブルガリア語で話せばわかるからね。」と言ってました。
へえええっと思ったことでした。
話すのはうまくできなくとも、聞く分には全部わかるものですもんね。
再認は再生よりカンタン。
そういや大昔に見たグレゴリー・ペック主演の西部劇で、メキシコからやってきた労働者との会話の場面があり、メキシコ人の話すスペイン語に英語で、「話せないけど聞く分にはわかる」と言ってたなあ。
他にもいろいろとメモしたいことがあったような気もするけど、このへんでオシマイ。
あ、ずっと自分で書きながら気になっていたことがひとつ。
ベギン会のところにある教会でハンガーストライキをしていた「難民」の方たちの件、いつもちゃんとした言葉がみつからず「難民」と書きつつずっと気になっていて、この方たち、ベルギーに住みながらちゃんとしたステイタスがなく、IDカードを持てない人たちです。
仏語だと、Sans papier サン・パピエ(ああ…、いつもカタカナ表記に困難を感じる)。
直訳すると、紙がない、ってことです。
紙(IDカード)が持てれば全ての道が開けるわけです。
「何もお金や住まいをくれと言っているわけじゃない。正しい形で仕事がしたいだけなのだ」ということでした。
IDカードを携帯するのは市民の義務ですが、市民としての権利を表してもいるんですねえ。