9月に入ったら、今までと同様にうちに籠っているにもかかわらず、予想どおり気持ちだけ忙しい。
バカンスが終わっていろんなことが動き始めますからね。
「気持ちだけ」ってのが情けないですが…。
先日お昼のニュースで、ブリュッセル中央駅に王家のサロンってのがあるのを初めて知りました。
ボードワン国王の時代に、国王が駅でVIPを接待するようなシチュエーションのために作られたというアールデコのスペース。
文化的にはネーデルランド(低地帯)に含められると思うんだけど、ブリュッセルあたりまで南下すると少しは高低差もあるんです。
王宮のあるあたりが一番高い場所で、ボザール宮横を下り、さらにギャレリー・ラーヴェンシュタイン(ベルギーが世界で2番目の経済力を誇っていた頃作られた、アールデコスタイルのアーケード街)を通り抜けつつ下りたら中央駅。
ギャレリーを抜けた正面に、いつもシャッターが下ろされたままの場所があるのは見て知っていたけど、そこが王家のサロンに降りていくためのエレベーターの入り口だというのも初めて知りました。
ずっと閉じられたままだったサロン(今の王様だって入ったことがないそう)が、7月から9月中旬まで公開されているとのこと。
おお、これはぜひこの機会に、と思ってさっそくネットで検索。
中に入るのは無料ですが要予約、ほとんど空のないない状態でしたが、なんとか隙間を見つけて入場券をゲットしました。
毎年9月に行われる Journées du patrimione (私は勝手に文化遺産の日と訳している)の今年のテーマはmeeting points 、↑ のサロンも見学できる場所の一つですが、この催しでは別の場所にも行きたいので。
7月からの公開では、そのスペースにアーティストがなんかインスタレーションやってるみたいで、ニュースの映像で見る限りあまり私の好みではなく、申し訳ないけど「邪魔だなあ」なんて感じていますがしょうがない。
というわけで、上のチケットをゲットする際に文化遺産の日のことを思い出し、ああ、こちらも行きたいところをチェックしなければ、と思い立ち、いくつか予約を入れました。
これ絶対参加したい!と思ったのがひとつあったんだけど、これだけもう既に満員でスペースなし、残念無念、早く思いついておくべきだった。
みんな考えることは同じなのね。
去年も楽しく参加しましたが、早くも1年経過したんですねえ。
それにしても、毎回気軽に文化遺産に触れられるこの行事、ありがたくてたまりません。
去年の体験記。
こんなに欲張っちゃって、すっかり怠惰になっている自分、ほんとに大丈夫か?と思っているところへ、今度はEUからガイドツアーの案内メールまでも届いてしまった。
ううううううと悩みつつも、これもエイッと予約。
EU議会はいつでも見学できるので、仕事でもプライベートでも何回か行ったことがありますが、建築に関する詳しい解説は聞いた覚えがなかったし、この機会に、と思ったのである。
もうすぐ大学の授業も始まりますしね…。
幼稚園から大学まで、この9月から100%教室で、です。
(老婆にとって、オンラインはけっして悪くなかったのであるが…笑)
コロナ禍が終息したわけではありませんが、それなりにみなコロナとの付き合い方もわかってきたし、最初の頃のようなわけのわからない不安はなくなったと思います。
そして、それぞれが「何を優先したいか、しないといけないか」理解したのだと思う。
って、まだまだ問題は残っているわけだけど。
コロナ禍に対するEUの経済援助は、その多くが環境問題対策に向けられるはず。
先日歩いていたら、うちの通りにも電気自動車のバッテリーチャージャーがありました。
しばらく前のニュースで、9月からブリュッセルで実験的に水素燃料によるバスを導入すると言ってました。
2年間の契約で借りたそうです。
ドライバーは、非常に快適、だけど音を出さないことについては、快適でもある反面、安全面でアブナイかも、と言ってました。
エネルギーのチャージには1分もかからないと。
この燃料、生み出すのに大量のエネルギーを要するってのが致命的なんで、その解決が必要とニュースは締めくくられました。
アフガニスタンの状況についてニュースで語られない日はありませんね。
先日レッド・カイトと名付けられたオペレーションがいったん終了したと書きました。
その翌日か翌々日だったか、オペレーションを担当した兵士たち四十数名が帰国。
そして、まだ230人だったか240人だったか、こちらに連れてこないといけない人たちが残っているそうで、どうやって…、ということを他の国といろいろ話し合っている、と今朝のニュースで言ってました。
さて、これは観たい!と思った展覧会。
って、日本に行く予定はないので観れませんが。
歌川国芳の作品って大好き。
私の名刺は、この方の作品をパクってます。
もし今の時代を生きていたら、どんな創作をされたでしょうね。
想像するのが楽しい。
昨日 Zorba le grec の曲を作った方が亡くなりました。
この映画もすごく印象に残ってます。
今朝見たロマン・ギャリのビデオ。
傑作と言われる作品は、どこのページを開いて読んでも心惹かれる、あっちを開きこっちを開きしながら、最終的には最初からすべてを読まないではいられない、と。
ドン・キホーテの話からそういうことを言っておられた。
アンネ・フランクのお父さんへのインタビュー。
フランス語もほとんど普通に話せるんですね。
子どものことを何も知らなかった、きっとどこの親もそうだと思うけど、という最後の話に泣けてしまった。
他にもいろいろあったけど、キリがないのでオシマイ。
ああ、気持ちだけ忙しくて、なんだか落ち着かない…。