今日からパリで、2015年11月13日に起こったテロ事件の裁判が始まります。
しばらく前から、この話題も盛んに報じられていました。
ベルギーも深くかかわっていましたから。
裁判所のあたりは、歩道も車道も規制で近寄れないようです。
昨日のニュースで、テロの現場にいた人にカフェでインタビューしているのを見ました。
ブリュッセルで既に行われたサラ・アブデスラムへの他の案件に関する裁判で、彼が完全黙秘、何も語らなかった、ということがあったからでしょうか、
「何か語ってもらわないと…。まるでこれに何かを語らせようとしているみたい」
と、テーブルのコーヒーに添えられたスプーンを指して言っておられました。
昨夜、ブリュッセル首都圏では10月1日からレストランやカフェ、フィットネスセンターetc. ではコロナ・パスが要求される、というニュースを読んだので、今朝早速、私のパスをダウンロードしました。
申請の必要はなく、IDカードでアクセスするとカンタンにゲットできます。
こういった機会ごとに、彼らは我々のことはホントに全て把握してるのね、と驚いてしまう。
財務省のサイトに行ってIDカードでアクセスすると、私のアパートの契約内容まで記してありますから。
ブリュッセルはフランダースやワロニアよりワクチン接種が遅れており、そのせいでカフェやレストランの規制緩和が遅れているんで、「パスを義務化してでも規制を緩和してくれ」というのは、その業界の声でもあったんだけど、今度は、「ブリュッセルだけ義務化すると他の地域にクライアントを取られる、義務化はベルギー全体でやってくれないと不公平」という不満の声が…。
それに、「義務」ってのがキライな人たちも怒るでしょうねえ。
ブリュッセルを成す19のコミューンでも、接種が遅れているコミューンというのがいくつかあるのが数値ではっきりしているんで、そういうコミューンにはワクチン・バスを出し、スーパーのパーキングに止まってスーパーのお客さんたちに声をかけ、ワクチン接種を促したりしています。
私のパス ↓
昨夜観たベルモンドのヴィデオ。
60年前のブリュッセルでのインタビュー。
まだ20代、すごくかわいらしい。