メモしておかないと…と思ったこと

最近のニュースや昨日のツアーのことなど、忘れないようにササッと記しておこうと思います。

 

しばらく前から、英国の深刻なモノ不足が報道されています。

スーパーの棚が補充できず空っぽになったり、ガソリン不足でスタンドでは長い車の行列、一人当たりチャージできる量も制限され、例えば、マクドナルドではシェークも出すことができない、ブリュッセルの英国スーパーでは品物が注文後補充に3週間かかったりするのでアイルランドから入れてる、などなど。

 

政府はコロナ禍のせいにしているらしいんだけど、市民へのインタビューに「コロナのせいって言うけど、Brexitのせいでしょ。同じようにコロナに苦しんだ大陸の国々では、こんなモノ不足ないじゃん」という答え。

 

実際はやはりBrexitのせいで、大型車両のドライバーが不足しているのが一番の原因のようです。

昨日の朝、英国では大型車のドライバーに対し、臨時的に3か月の労働ビザを10500発行するという記事を読みました。

 

Brexitって英国の人たちに何か「いいこと」をもたらしたのかな?

EUの悪口を言いまくってた人たちが快感を得た以外には、何もいいことなかったんじゃない?と思ったり。

www.rtbf.be

 

あ、今新しいニュースがアップされた。

ボリス・ジョンソンが軍に協力を要請したっぽい。

www.rtbf.be

 

 

 

ここんとこ盛んに報じられていたことには、ドイツの選挙の話もあります。

メルケルさんに代わるのは誰?ってので、欧州にとってはとても重要な話題。

昨日が投票日でしたね。

今もこれを書いているこのとき、ラジオのニュースでその結果について話されています。

社会党がトップか、と思いきや、キリスト教民主党が追い抜いたり、拮抗してるようです。

緑の党はとても強かったのに、トップの人が自分の履歴を偽っていたことが判明したりで人気が下がった、ってことも。

それでも得票率は高い。

いずれにしろ、閉鎖的保守的な政党は伸び悩み。

コロナ禍で「社会の役割の必要性」が身に染みた、ってのがあるんだと思います。

しばらく前にノルウェーの選挙結果でも、左の政党が復活してたし、イタリアのポピュリズム政党も最近はすっかり静かになった印象。

しかし、若い人を中心に、経済リベラルの党もけっこう得票したとのこと。

 

最終的なことがわかるのは明日以降になりそうです。

3つの政党が連立して多数派を作らないといけないらしい。

www.rtbf.be

 

 

 

 

ベルギーでの最近の大きな話題は燃料費、特にガス代の高騰。

貧しい家庭への燃料費援助が財政上大きな負担になってるそうですが、これから寒い季節がやってきますからね、削減するわけにもいかないし…。

 

 

 

昨日のEU議会ガイドツアーのこともメモしておきます。

昨日は日曜日だったので議会自体は閉じており、中には入りませんでした。

その代わりに周辺の建物の説明や、その歴史的説明がたっぷりで、すでに何回も議会の中を訪ねて説明を受けていた私にとっては、かえってラッキーでした。

ベルギー人は私だけで、皆フランスから観光で来ていたフランス人でした。

参加者は11人。

(モデルさんですか?ってくらいの若いイケメンくんがひとりいて、オバサンの目の保養になったのである 笑)

またもや知らなかったことがいっぱいでした。

 

一番おもしろいと思ったのは、「消えゆく壁」というアートプロジェクト。

全然知らなかった。

visiting.europarl.europa.eu

 

王立美術館の別館であるウィルツ美術館、19世紀の画家アントワン・ウィルツ、彼のアトリエ兼住居は、彼の死後ブリュッセルのものになることになってました。

今美術館の方はずっと閉まっています。

私は一度観に行ったことがありますが、ルーベンスみたいな、ものすごく大きな作品などが展示してありました。

作品自体はあまり私の好みではありません。

確かに建物はあまり状態がよくなく、修復を必要とされてるっぽかったです。

連邦政府はあまりお金がないのよね…)

www.fine-arts-museum.be

そこの庭、ウィルツ自身が整えたものでしたが、これをEUが買い取り、今は「市民の庭」としていて、コンサートをやったりしていたことは知りませんでした。

で、上述のプロジェクトはこの庭で行われていたのです。

 

アクリルで作られた枠に、いろんな言葉や詩や哲学や小説の一節が記された木のバーが差し込んであり「壁」となっている、そこを訪ねた人はそのバーを持って帰っていいので、その「壁」が少しずつ消えていく、という仕組みになっているんです。

ガイドの方が、私たちも持って帰っていいよ、と言われたのでいくつか読んだ後、私はゲーテの言葉が記されたものを持って帰ってきました。

「人のために何もしようとしない人は自分自身のために何もしない、というのは本当らしい」と、独・蘭・仏語で記されていました。

 

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市民の庭、です。

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残っているバーはもうほんの少し、もっと早く知っておけばゆっくり読んで選べたのに、と残念無念。

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ソルベさんが主宰していた国際物理学学会の会場だったところ。当時の写真を見るとアインシュタインキュリー夫人もいます

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ずっと行こう行こうと思いつつまだ訪ねていない欧州全体の歴史博物館。この建物は歯科学のための施設だったところで、コダックの社長がお金を出して作られたもの、中も立派なモノらしいので絶対近いうちに行ってきます!

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ベルリンの壁

 

 

 

金曜日と土曜日は、グランプラスで無料コンサートでした。

土曜日は Indocine が結成40周年記念のコンサートをここからスタート。

 

これってブリュッセル‐ワロニアのお祭りの一環として毎年行われるコンサートだったんですが、9月27日だったか、1830年にオランダからの独立のための革命が起こった日だったんですね。

知らなかった…。

建国記念日は7月21日で、これは初代の王様レオポルド1世が市民と憲法に忠誠を誓った日です。

それは知ってたんだけど、革命の日建国記念日にしなかったのは、オランダに対する外交上の配慮だったのよ、と、ガイドの人に教えてもらいました。

これも初めて知った。

 

いつも思うけど、ほんとに知らないことだらけ、です。