読んでいろいろ考えさせられた記事など

10月に入っちゃいましたね。

今朝は久々にお日さまがキラキラです。

陽射しの角度がずいぶん低くはなりましたが。

今月の最終土曜日と日曜日の間には、時計の針を1時間戻すことになります。

ほんとなら今年、針を戻すか戻さないかをEU加盟国それぞれが決めてサマータイム制度に終わりを告げるはずだったけど、パンデミーのせいでこの件先送りになってしまいました。

 

 

必ず訪ねて記事を読ませていただくブログがいくつかあります。

そのひとつが風の旅人 〜放浪のすすめ〜 (hatenablog.com)です。

記事の内容が興味深いだけでなく、文章が美しいなあ、といつも思います。

このブログでここ数回、映画「MINAMATA」について記されています。

 

今朝読んだ記事 ↓ 

kazetabi.hatenablog.com

 

この映画については、SNS上でよく目にします。

調べてみたけど、ブリュッセルの映画館での上映予定は今のところなさそう。

 

以前フランスの Demain という環境問題を扱った映画がずいぶん話題になりました。

観に行きましたが、すでにこの問題に関心を持っている人にとって、その内容には特に注目すべきものはないな、と感じました。

でも制作し登場する人のひとりが人気の高い女優メラニー・ローランだったことも大きな理由だろうと想像するんですが、それまであまり関心のなかった人もこの問題に関心を持つことになり、そういう意味では「よかった」と思いました。

(この映画が上映されて以来、RTBFのTVニュースでは、毎週日曜日にDemainというコーナーが設けられ、環境問題に関わる新しいテクノロジーやライフスタイルが紹介されるようになり、今も続いています。)

でもこれは、制作者が世界のあちこちに赴き、取材をすることで出来上がったドキュメンタリー作品になっており、「MINAMATA」とは異なります。

 

ここ数日、上述のブログの記事を読んで、ああでもないこうでもない、といろいろ考えています。

 

ハリウッドって、米国的な価値観を広める点ですごいパワーですしね。

マーシャルプランには、「欧州におけるさらなるハリウッド映画の上映」も謳ってあったそうですし…。

 

 

 

ベルギーのニュースでは、今朝こんなのが目に飛び込んできました。

www.rtbf.be

RTBFがアンケート調査を行ったところ(私は訊ねられていないが…)、ベルギー人の4人にひとりは今の議会システムを変えて、もっと力のある「ひとり」が決定権を持つべき、と答えたらしい。

そういうわけで、「バイバイ、デモクラシー?」というプラットフォームを設け、今週はずっとこの件を扱う、ってことのようです。

今朝のラジオでも何回も紹介されていました。

 

今まで一番長い無政府状態(これは連邦政府のことで、地域政府が機能しているんで、生活上何の問題もないんですけどね)が続いた時、ベルギーにもサルコジ(そういえば彼、数日前懲役1年の実刑判決を受けてましたね)みたいに、パッと決めてくれる人物がいれば…、なんて言ってる人が身近にいました。

 

なんだかなあ…。

 

実はここ数年、「デモクラシーの崩壊だ!」みたいな言説を読んでも同様に、なんだかなあ…、と思っちゃいます。

 

万能のシステムじゃないですしね。

今の状況もその「デモクラシー」故なんでしょうし。

それでもいろんな経験を積んで、これが一番いい、ってことになったんでしょうから。

こうなっちゃうという欠点を踏まえたうえで、今のシステムにそういう問題に対する歯止めの装置を予め取り付けておくしかないのだろうな、と私は思います。

 

 

さて、今朝も寝坊しちゃったし、家事が溜まってるし、なんでこのへんでオシマイにしようっと。