めでたく誕生日を迎えた

12月って、やはりあっという間に過ぎていきますね。

もう2021年も残すところ少しになりました。

 

木曜日は音楽史の最後の講義でした。

この日は20世紀後半から21世紀にはいる頃までを見たんですが、ミニマリズム以降の動きは、実感できるからか、本当にエキサイティングです。

 

その時代時代の思想とテクノロジーと芸術・文化の関りって、考えても考えても終わりのない作業だなあ、なんて思いました。

先生のエレーヌにも「おもしろい講義をありがとう」とお礼のメールを送ったことでした。

長女から、エレーヌ自身の専門外の部分がいっぱいだったんで、講義の準備にものすごいエネルギーを注いでいたことは聞いていましたからね、ねぎらわないと、です。

 

 

金曜日のクリスマス・イヴは、担当医師が病気でダウンしたことで伸びに伸びていた病院の診察日。

これで今年の「しないといけないこと」終了です。めでたい。

 

待合室では本来の予約日に一緒だった方とまた会いました。

医者に呼ばれるまでの間いろいろとおしゃべりをしたんですが、その方に「とてもポジティヴね、エネルギーをゲットした気持ちになった」と言われ、1年の締めくくりとしては最高の気分になっちゃいました。

(単純なので、ちょっと褒められると木にでも登れる気持ちになる)

 

病院の用事を終えてから、健保組合の郵便ポストに書類を投函しに行ったついでに、ちょいとグランプラスにも寄ってきました。

飾りをつけたツリーをまだ見ていなかったので。

日中だったんで夜ほど美しくありませんでしたが、それでも肉眼ではこのフォト ↓ よりずっときれいでした。

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もう2年くらい足を運んでないお気に入りのブラジル料理レストラン、前を通ると、まだ10時前なのに準備に忙しそうな様子でした。

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ブリュッセルらしいBD登場人物(たぶん)のスタチュー。

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証券取引所の近くには、ニッポンのアニメやフィギャーや、カップ麺といった食品まで売る店が数件新しく登場していて、ほおおっと思いました。

一昔前は、日本の文化というとお茶や生け花や禅といった類のものばかりで、そういうものに触れる人たちはちょっとハイソだったりスノッブだったり、という印象でしたが、ずいぶん変わったものです。

ウィンドウには進撃の巨人とハンターxハンター。

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昨日は誕生日でした。

今年は3女クンとレオくんのうちでお祝いしてもらいました。

長女くん作のベジタリアンおつまみ各種と私が持参したシャンパンでスタート、レオくん作ベジタリアン・ラーメンがメイン、次女くん作デザートのティラミスで〆、でありました。

 

去年はコロナ禍1年目で、集まるのはやめようということになり(大家が住人でない人が建物に入ることに慎重だったので気をつかったのである)、子どもたちが食事とプレゼントを届けてくれたんだった。

 

それにしても、時間の経つスピードも半端なくなってきた気がします。

普通の特急列車に乗ってたのをTGVに乗り換えた感じ。

次は飛行機のスピードになるのかな。

そしてロケットのスピードになり、一気にあちらの世界に打ちあがることになるんでしょうね。

それはそれでめでたい気がする。

 

今年もらった誕生日のプレゼント。

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いつものように手作りのものがいくつかあり、一番びっくりしたのが長女作の、まるで中世の写本みたいに飾られた本でした。

モトの本は19世紀末のジュール・ヴェルヌのSF本です。

開くとこんな感じ。

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本の中味を切り抜いていて、そこに立体的に海を渡る方舟があり、それに乗り込んでいるのが、私と3人娘、です。

(19世紀の本を切り抜くなんて!と言われそうですが、この手の古書はカンタンに手に入ります。初版じゃないので、それほど価値はないのです。)

 

最近ヴィオラを始めた3女クンがバッハのサラバンドを披露してくれました。

始めたばかりにしてはなかなかのもの(←親バカ)、小さい頃からヴァイオリンをやってたのが役に立ったのね、と嬉しくなりました。

ヴァイオリンとは楽譜がかなり違うので、それに慣れるのがタイヘン、とは言ってましたが。

使っている楽譜はバッハの直筆のもののコピー。

バッハってけっこう見やすい楽譜を書いていたんだなあ、と思わされるすっきりしたもので、こういう楽譜だとやる気もアップするよねえ、と話したことでした。

 

3女のヴィオラ、長女のアコーディオン、レオくんのギターというトリオで、タンゴ曲も演奏してくれました。

 

私自身は全く楽器はできないので、ああ、小さいころから音楽に親しませてきてよかったあああ、とまた思いましたよ。

 

彼女たちからも、「音楽好きにしてくれてありがとう」とよく言われます。

これも音楽教育にお金が全くかからないベルギーの仕組みのおかげなんですけどね。

 

 

 

さて話は変わってCovidのこと。

水曜日にまた政府の会議が開かれ、オミクロンによる感染拡大の防止のために、今日日曜日から映画館や演劇場など閉じることに。

(今のところRtは0.7くらいなんですけどね。)

今回は、今までよりずっと大きな反発です。

こういった文化施設に関わる人たち、入場者数を減らし、換気その他あらゆる対策を取ってきた優等生、客の方もマスクをちゃんとしてるし、などなど、何故自分たちだけがまた犠牲になるのか!と怒ってます。

専門家も「なんでこんな規制を?」と言っている、この反発からプッツン状態になった市民が、それこそ「もういっさい何にも従わない」ってことになると、これまでのみんなの努力が水の泡じゃないか、と。

 

そういうわけで、今日は文化に従事する人たちのマニフです。

うちの下に住む大家の息子も、仕事の傍ら演劇をやってるんですが、マニフに参加する、と言ってました。

 

規制には従わないと表明している施設もいっぱいあり、警察もはっきり「取り締まらない」と言ってるし、罰則もないそうだし、いったいなんでこんなことを言い出したのか、私にも全然わからないです。

 

 

幼稚園や小学校は冬休みが1週間早く始まりました。

その週のうちにバカンスに出かけると料金も安いし、って言うんで、家族で出かける人もけっこういっぱいでした。

ここの人たち、ほんとにバカンスに出かけるのが好きなんだなあ、とまた思ってしまった。

 

 

 

今日はビートルズの When I'm Sixty Four を貼ってオシマイにします。

各種シニア特典ゲットまであと1年となりました。

www.youtube.com