クリスマスを過ぎてから、最初は1分ずつ、このところは3分ずつ、日が長くなってます。
嬉しい。
灰色だった空にも時々、そして今朝はめいっぱい、お日さまが登場してます。
気温は低いんですけどね。
最高気温でも1℃か2℃くらい。
昨日はデヴィッド・ボウイの命日でした。
亡くなって以来、年が明けるとあっちこっちにボウイに関する話題が現れるのが恒例になってますよね。
特に昨日は、朝のラジオでもずっと彼の話題と音楽が延々と続いていました。
ホントにカッコイイと思う。
去年の暮れ頃からずっと、ボテロ展で鑑賞した水彩と鉛筆を使った作品を真似して、これ ↓ をモトにでっかいのを描きたいな、と思っているんですが、いろいろ試すもののうまくいかない。
いかに工夫するか考え中。
いつも読ませていただくブログの記事で、
「我々は特別な目的も意味も持っていないという事に耐えられる程の大人になっただろうか?我々にはひとつひとつの瞬間しか無く、それを大切にしていく、という生き方が出来る様になっただろうか?もしもそういう事が出来たとしたら、それはすごい事かもしれない(笑)。」
というボウイの言葉を知り、ヨシヨシと褒めてもらえたような、ものすごく嬉しい気持ちになっちゃった。
(って、私の理解に大きな勘違いがあるのかもしれないけど)
ボウイをよく知る方のお話で、彼は自身がアーティストであるだけでなくアートの愛好家であったこと、ものすごい教養の広さ、ありとあらゆるものに対する好奇心、ユーモア、他者への思いやり、などなどを再度確認したのでありました。
彼が新しいミュージシャンをサポートしてきたこともよく知られていて、ベルギーのオザーク・アンリもそのひとり。
この方とは2019年、仕事でけっこう長い時間お話をする機会があったんです。
めちゃくちゃ感じがよくて、いろんなことを教えてもらい、文学話で気が合ってはしゃいでしまったりで、すっかりファンになってしまいました。
(いろんな有名人が非常にフレンドリーなのは、ベルギーでは普通ではあるのだが…。こんなんではしゃぐこと自体がミーハーの証なんですよねえ。だから恥ずかしいことなのだが、ホントに嬉しかったんで仕方ないのである。)
前回貼り付けたマクロンの発言について、竹下節子さんの記事があったので貼っておく。
>その時使った動詞が、語義を直訳すると「糞まみれにしてやりたい」という下品なものだった。実際は日常よく使われる言葉で「困らせてやりたい」「厄介をかけてやりたい」「てこずらせてやりたい」というほどのニュアンスだけれど、少なくとも国民を統合すべき大統領がワクチンを打たない人を「責任感のないやつ=市民の名にもとる」と差別しているわけで、政治的公正に欠けた言葉だ。
「ワクチンを受けている人が受けようとしない人に対して心で感じていることを代弁、ってつもりだったんだろうけど、選挙対策としては成功してない」っていう評価がこちらのニュースでも当日伝えられました。
以前にジャーナリストの神保さんが、トランプがめちゃくちゃなことを言っても、「またヘンなこと言ってる」と言われるだけだけど、民主党が同様な態度に出ると顰蹙をかうんですよね、と言ってたのを思い出したりもしちゃった。
仏語の emmerder の merde は「糞」のことなんだけど、竹下さんが記されているとおり直訳の意味で使われるわけでなく、例えばうちのモト夫は子どもたちが小さい頃、的確なことを言って私たち親を批判したり、我を通して私たちを困らせたりしたときなど、愛情をこめて emmerdeuse とつぶやいてました。
私はと言えば、竹下さん同様こういう言葉は使いません。
使いこなせない。
先日ニュースで、たしかシチリアだったと思うけど、100歳以上の人がものすごく多いという小さな村を紹介していて、お年寄りにインタビューしていたんだけど、長寿の秘訣は?と訊ねられた方が、「気候と空気、それと教会に行かないこと」と答えているのが可笑しかった。
それと、「ムッソリーニは職人を守ってくれていた。彼が一番いいリーダーだった。」と答えていた靴職人のおじいさんがいて、私がもう40年以上も前の大学時代を昨日のことのように覚えているみたいに、このおじいさんにはムッソリーニの時代もついこの前なんだろうなあ、と思ってしまいました。
そのニュースのビデオを探したけど見つけられなかった。
先週、今年に入って初めてのコロナ禍対策会議が開かれました。
規制の内容に変わりことはありませんでしたが、その目的は「信頼回復」、前回ものすごい批判を浴びたので。
今週また会議が開かれます。
私は全体的に見て、政府はまあまあがんばってるんじゃないか、なんて思ってるんだけど、先日レオくんが、1年目ならわかるがもう2年目なのに医療機関に対してもっと何かできただろう、と批判しているのを聞き、そうか、私の要求水準ってかなり甘いのかも、と思ってしまいました。
私の場合、経済的援助にものすごく助けられているもんで、つい自己チューで甘くなるんでしょうね。
援助金は3月まで延長されました。
気になったニュース。
新世代ったって、核は核っしょ。
自由大学のコンフェランス、Covid対策によって会場は200名まで、同時にオンラインでも参加できるようになり、今日のテーマが「ベルギーにおけるモーツアルト」。
実はこの回ゆえに火曜日コースを選びました。
ゲントの聖バーフ大聖堂で演奏したことがある、というのは人づてに聞いたことがあるんですが、何を演奏したのか、どのようなコンテクストだったか、などなど全然知らないので、もうちょっと何かわかるかしら、と思ったんです。
オンラインで聴けるのがすごく助かるし、内容も楽しみです。
さて、ボウイによるジャック・ブレルのアムステルダムを貼ってオシマイにする。