もしかしたら心配されているかもしれないので

お日さまが週に1回くらいしか顔を出してくれない日々が続いています。

 

月曜日に登場してくれたので、さっそく窓のそばにソネングラスを置いて充電。

最近は毎日3分ずつ日が長くなっていますが、まだまだお日さまは低く、うちに日が射すのは短時間です。

 

ビンの中はずっと砂隠れの里の風影ガアラくん、今のところこれよりかわいいのが思いつかないのでそのままにしてます。

手前の花は行きつけの美容院でクリスマス・プレゼントにもらったものです。

光でいろいろと色が変わりとても美しい。

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ブリュッセルに暮らし始めた頃はどこの美容師さんがいいのかわかりませんでしたが、3軒目で「ここ」と決めて以来ずっとこの美容院。

近所だし。

それに、もうよくわかってくれているので、特別な指示をしなくて済むのがラクチンです。

私が初めてカットしてもらった時は店を開いたばかりだった彼女ももう30代。

アルメニア人です。

先月は年金の話になり、私がもらえる額を言ったら、「少なすぎる!」と本気で怒りはじめ、私の代わりに社会保険事務所に文句を言いに行く勢いでした。

私自身は全て承知の上なので全く怒ってないんですけどね。

今月は燃料費の高騰の話になり、私の月額が2倍になったと言うと、やっぱり私の代わりに文句を言いに行く勢い。笑

こちらの電気・ガス代、前年の使用量をもとに月ごとの暫定額を支払い、年に1回実際の消費を見て調整、という方法になってます。

その暫定額について「倍になりますがよいですか?」という供給会社のメールに、拒絶する選択もあったんだけど、めんどくさい、というのが先に立ち、「ま、払えない額じゃないし、いいか」と…。

 

この「めんどくさい症候群」は全ての分野に及んでおり、もともとそういう傾向はあったものの、コロナ禍で拍車がかかったような気がする。

 

言葉って祝福でもあり呪いでもある、と思ってます。

もともと私は、呪いの言葉を祝福の言葉に変える魔法に守られてる感じ(つまり、ノーテンキ)だったんですが、その魔法が今ちょっと限界なのかもしれません。

それが「めんどくさい症候群」のモトになってるんじゃないだろうか。

 

 

さて、タイトルのとおり、心配している友だちがいるかも、と思ったので今日は更新します。

日曜日に国外からも集まって、EU本部あたりで「アンチ・コロナ禍対策」のマニフがありました。

ポリスの発表では5万人が集まったそうですが、例によって平和的に始まったマニフも、壊し屋の登場でめちゃくちゃになったんです。

その様子がまた日本で報じられるかもしれないなあ、と。

www.lalibre.be

うちはEU地区の近所じゃないので、何の影響もなし、でした。

だから心配しないでOKであります。

 

この手のマニフには、必ず極右団体が参加します。

今回はわかっているだけで、暴力的な、いわゆるネオナチみたいな団体が3つ参加していました。

加えて、フランダースの極右政党も参加してました。

フランスからはジレ・ジョーヌ(日本だと黄色いベストって言いましたっけ?)や、過激な反ワクチン団体も…。

もちろん、ただ「いろいろ強制されたくない」という考えで参加した人たちもいっぱいいました。

ポリスもタイヘンですが、そのポリスが、たまたま近くにいてマニフには全く関係ない人に暴力を振るったケースもありました。

 

 

 

いろいろと不穏な世界情勢など、ネガティヴエネルギーがいっぱいですよね。

先日ニュースで、シリアの人たち、トルコとの国境あたりで足止めを余儀なくされている難民の過酷な状況を見ました。

雪が積もっていて寒い。ありとあらゆる不足に加えて、ですからねえ…。

そんな中、子どもたちが雪だるまを作ったり、雪合戦をして遊んでいました。

 

今でも心に残ってるもののひとつに、まだ日本にいた頃に新聞で読んだAharon Appelfeldへのインタビュー記事があります。

まだ小さな子供だった彼は強制収容所から脱出、森で盗賊団に匿われて生き残るんですが、そういう状況の中で「まだ子供だったんですね、森で遊んだ記憶があるんです」と語っていました。

その記事を思い出しちゃった。涙涙涙

 

 

長女クンがチェコの友人の結婚式に呼ばれて出かけていたんですが、チェコから「サイコーだったよ」と送ってくれた結婚式の様子のヴィデオ、クストリッツァを思い出させられました。

 

というわけで、クストリッツァのヴィデオを貼ってオシマイにしようと思います。

長女クンが送ってくれたのは、もうちょっと静かでしたが。

 

www.youtube.com