昔々、ニッポンの軍歌に
月・月・火・水・木・金・金
というのがあったと思う。
今週、私の1週間は
日・日・火・水・木・土・土
だなあ、と気づいてしまったのである。
火曜日、買い物帰りにいつもどおり本屋のウィンドウを眺めると、前回アップしたフォトの貼り紙の中で、これが残されてました。
「私たちはあなたたちが火刑にできなかった魔女たちの孫よ」と書いてあります。
戦争や疫病、飢饉といった災厄を生き延びた者たちが自分自身の祖先であるのだ、そうよく思います。
そしてちょっと感動したりもする。
と同時に、その存在を記憶するもの全てが消えてしまうというのは、なんと恐ろしいことだろう…とも思います。
私の美容師さんに赤ちゃんが生まれます。
3月22日が予定日。
妊娠・出産というのは病気じゃないけど、体にとってはものすごく大きなことだから大事にしてね、と彼女に言った時、トルコによるアルメニア人虐殺の際は、妊婦さんたちは逃げ込んだ森で出産したと聞かされた、と言ってました。
アルメニア人の彼女、家庭や学校でそういう話が語り継がれているんでしょうね。
どんな苛酷な状況でも生き抜く人が必ずいて、それを思うと、やはりものすごく心に残っている映画ミッション(ちょうどラテン・アメリカに行く直前に観た、というのも忘れられない理由の一つ)の最後のシーンも思い出してしまう。
この日、スーパーの入り口では「ウクライナから避難している人たちが必要としているものも買ってください」と寄付を募っていたので、私も石けんや生理用品、ビスケットなど買って、買い物を終えた際に寄付させてもらいました。
水曜日、天気予報によると最高気温が18℃になるということだったんで、とはいえ講義は早朝だし、と思い、思いっきり薄着にはしなかったんですが、講義が終わった10時頃、天気はよかったものの冷たい風が吹いてすごく寒かった。
月曜日に大学からのメールで、上述のスーパー入り口同様の呼びかけを受け取っていたので、うちにあるもので役に立ちそうなもの、石けんや基礎化粧品類、タオルなど、見繕って準備しておきました。
講義の後、それを届けて帰宅。
で、今週の私の行動はオシマイ、木曜日にはもう週末気分で、そういうわけで日・日・火・水・木・土・土だなあ、と思ったわけです。
共感した記事など。
このブログで私のアイコンにしているカラヴァッジョの聖マタイと天使。
竹下節子さんの記事も貼っておく。
FB上で見つけた動画ふたつ。
ヌレエフのものと1968年のイタリア映画 Il grande silenzio (日本語タイトルは 殺しは静かにやってくる)。