お天気の良い日がまだ続いています

天気がいいとフォトを撮りたくなる。

最高気温も20℃近く、さわやかな天気、暑くもなく寒くもなく、1年中こんな感じだったらいいのにな、と思う。

街にはタンクトップの人もいれば冬のコートの人もいる、ちょいとたくさん着ても暑くないし、着なくとも寒くない、というお天気であります。

 

昨日は受胎告知の日。

ずっと昔から今に至るまでのキリスト教のアートで、これって最も美しいテーマだと私は思っています。

持っている受胎告知関係の本から、19世紀のフォトなど。

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しばらく前からうちの入り口の扉のかぎの調子が悪くて、ものすごい力でまわさないといけなくなった。

そういう時用のオイルを注いでも、改善しないどころかだんだんひどくなるので、きっとメカニズムの問題にちがいない、完全に壊れてしまわないうちにと、一昨日大家に相談しました。

 

さっそく昨日の朝うちに来て様子を確認した大家さん、ちかいうちに職人さんをよこしてくれることになりました。

いつも親切、難しいことは言わないし、問題には即対応してくれるし、この地区にしては家賃も安く(家賃を聞いた知り合いが皆、絶対そこから動かない方がいい、と言うくらい)、私は運がよかった、と思っています。

11年前、アパート探しをしていてここにたどりつき、建物の玄関から出てきた大家さんを見て最初に思ったのが「うわあ、いい人だ!」でしたから。

いい人オーラがビンビン放射されている感じです。

大家夫婦ももう84歳と79歳、いつまでも元気でいてくださいね、と心から思っています。

 

彼らともウクライナの話になりました。

彼らの家は余った部屋もあるけど、バスルームとキッチンがひとつしかないから、この歳になると知らない人をあずかる気持ち的余裕がなくて…と言ってました。

他にできることをやるしない、と。

 

 

 

一昨日木曜日に、ブリュッセルではスモッグが許容値を超えたということで、自家用車はなるべく使わないで、使う際はスピードは控えて、と呼びかけており、そのために金曜日と土曜日は公共の交通機関が無料となっています。

www.rtl.be

 

昨日はワーテルローに住んでいる友人が、ブリュッセル旧市街に用事で出てくるというんで、コロナ禍突入以来ですから、ほんとに久々に会ってグランプラスのカフェのテラスでおしゃべりしました。

私もついでに済ますべき用事を済ませ、その道中フォト撮影。

この友人はウクライナから逃れてきた女の子ふたりに部屋を提供しています。

 

 

久々に見たジュリアンくんは服を着てました。

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すぐ傍にあるビニール(昔懐かしレコード)屋さん。

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ブリュッセルにはBDからの壁画がいっぱいあるんだけど、これ ↓ は国際女性デーの際、ミゾジニーとみなされフェミニストから落書きされていたのがちょっとした話題になってたもの。

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このくらい ↓ よい天気で、どこのカフェもテラスは満員でありました。

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帰宅してしばらくすると、「ママにプレゼントがあるから」と次女くんがやってきました。

うちのネコちゃんのシッポを、彼女の友人のアーティストが作ってくれたのだそうです。

アパートだと庭で遊べないので、モンスの父親のところにます。

彼が旅行で2年間留守にしていた間はうちにいましたが、うちにいると太りすぎる、最後の頃は9キロもあり、獣医さんから「このままではよくない」と注意をうけたくらいでした。

ネコちゃんもこの5月で19歳。

最近調子悪く、もうすぐ猫生最期を迎えるようです。涙

19歳、もうかなりの年寄りだと思うけど、私たちにとってはいつまでも赤ちゃんみたいなもの。

自然の定めとはいえ、寂しいです。

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次女くんたちが仲間とシェアしている家でも、ウクライナから避難してきた家族5人に住まいを提供しています。

って、昨日彼らのところに到着したばかり。

 

いきなりの武力侵攻に、逃れる準備をするのに10分くらいしかなかったり、皆ほとんど何も持たないで避難してます。

次女と、もしそんな事態になったら私たちは何を持って逃げるだろう、という話になりました。

シェアハウスの仲間とも同様の話になった、と。

もう2年くらい前から、ギニアから逃れものすごい道のりを経てブリュッセルにたどり着いた男の子も彼らの家に暮らしていますが、その子に皆が訊ねたそうです。

何を持って逃れたか、と。

その返事が、

「何も持たない。スマホと手持ちの現金だけ。いろいろ持ち出そうとしている間に、逃れられるチャンスを失うから。」

だったそうです。

その時点で、その子はまだ15歳くらいですからね。

 

言葉もないです。

 

シリアから逃れてきた人々が公園で野宿を余儀なくされていた時に(って、今もその公園には野宿している人たちがいる)手伝った彼女、「難民というと、まるで向こうでは貧しい暮らしをしていたかのように思い込んでいるけど、そんなことなく、高学歴で、向こうでちゃんとした暮らしをしていた人たちだ、というのがタイヘンなショックだった」と言ってました。