今日のメモ  昨日初めて知った話

数日前から日が長くなるスピードが更にゆったりになり、日に1分ずつになりました。

いよいよ夏至間近、という感じ。

朝寝坊の日々なので夜明けの早さ(たぶん午前4時頃は明るくなり始めているはず)の実感はないけれど、夜は10時過ぎてもまだ明るいです。

 

昨日はグランプラスの市庁舎で行われるコンフェランス「ポップ・フィロソフィー」に招待いただいてたけど、しかもこのブログで「行く」と宣言し自身にプレッシャーを与えていたにもかかわらず、結局聴きに行かなかったのである。ははは・・・。

ついにここまで怠惰になったか…。

 

行くつもりだったんですけどね。

タブレットの修理が終わったから取りに来てください、という知らせが昼過ぎに届きました。

その用事を済ませたうえで、いったん帰宅してからまた出よう、と思っていたのです。

ついでにその店でデスクトップPCを見てこようと思っていました。

うちのPCはもう購入してから11年経ってます。

さすがに本体内部の扇風機の音がひどくなってきていて、しかもしばらく前から突然スクリーンが真っ黒にダウンするというトラブルが4日に1回くらい起こるようになっちゃった。

もうすぐお亡くなりになるなあ…と覚悟しており、その時に備えて下調べをしておこうと思ったわけです。

 

タブレットの方は、カウンターの担当者が私のことをよく覚えていてくれて、「届くのけっこう早かったですね」と親切な対応。

顧客としては覚えてもらっていると、なんとなく嬉しい。

 

受け取った後今度はPCのコーナーへ。

私は自分自身がよくわからない買い物、特に家電などの場合、店の人にアドヴァイスを求め、多くの場合それに従います。

(自分でいろいろ調べるのがめんどくさい、というのが大きい)

11年前もお店の人に選んでもらいました。

で、そのアドヴァイスが有効だったので「今回も」と思っていて、まずお店の人に質問。

そのお兄さん、私の質問に答えることができず、ちょっと調べてきますね、と去ったあと、なかなか戻ってこない。

あまりにも遅いので、どうしたの?と思って店を見まわしたら、他のところで他のことをしてるじゃないですか!!

ひゅーんとそこへ行き、待ってるんだけど、と言うと、「あああああ、途中で他のお客さんに質問されたことで忘れてしまってた!」だって。おいおい!

タブレット担当のお姉さんが覚えていてくれたので気をよくしてたところに、これ?!

 

また調べに行こうとするんで、また忘れられたらたまらないと思い、トトロの後ろにくっついていくミニ・トトロのごとくついてまわりましたわ。

 

このでっかいお店、店員さんもいろいろなんでしょう、それでもこの店だと、もう私のVATナンバーも入力されていてインヴォイスを発行してもらうのが超カンタンなので、めんどくさがり屋の私にはラク、今度実際に買うときもここにしますが…。

 

そんなこんなで、コンフェランスまでの時間が、街で待つにはヘンに長く、いったん帰宅するとバタバタしてしまう、という最悪の長さ。

晴れたり曇ったり降ったりの不安定な天気だったことも加わり、コンフェランスは行かないと決めたのであります。

その程度の関心しかなかった、とも言えますねえ…。

 

 

帰宅途中、久々にトンカツ弁当を買いました。

ここの台湾人ご夫婦、他にお客さんがいない時はいろいろな話をしてくれます。

昨日はお弁当が出来上がるのを待っている時に一人息子さんが帰宅。

うちの次女くんと同じ歳、リエージュの美術学校でコンピューターグラフィックの勉強をしていたのは既に知っていました。

ご両親によく似たハンサムくんでした。

今は国鉄でインフォルマティシャンとしてお仕事をしているそうです。

コロナ禍の中でどこもここもデジタル化が進み、インフォルマティシャンは引く手あまた、です。

 

で、昨日教えてもらって初めて知った話は、この中国人女性 ↓ のこと。

en.wikipedia.org

 

何回も彼らの発音を真似しましたがうまくできないし、ましてやカタカナにすることなど不可能ですが、漢字で書くと 錢秀玲。

 

中国の上流知識階級の出身で、1930年、化学を勉強するためにルーヴァン大学にやってきた。

パリのキュリー夫人の研究所でさらに学びたかったらしいけど、当時の世界情勢でその研究所が米国へ移動、その望みはかなわなかったらしい。

既に決められていた中国人との婚約を解消して、ベルギー人のグレゴワール・ドゥ・ペルランギ氏と結婚。(小文字のdeがついているから、貴族さんのはずです)

 

第2次大戦時、彼女は2回に渡ってベルギー人を救っている。

まず、彼女たちが暮らしていた町で若いベルギー人レジスタントによって鉄道が破壊されたとき、その若者を救おうと働きかけた。

次に、エコシーヌという町の近くでドイツ人将校がレジスタント活動により殺害され、エコシーヌの97人が処刑されることが決まったとき、同様に働きかけた。

当時のドイツ軍ベルギー担当の将校はアレクサンデル・フォン・ファルケンハウゼンという人、この方蒋介石軍のもとで軍師をやっていたことで中尉をしていた彼女のいとこと仲良しで、そのいとこを通して彼女も知り合いだったんだそうです。

Wikiの記事には英語もあったので英語の方を貼っておきました。

このドイツ人将校の話も興味深いです。

 

で、この女性、ブリュッセル旧市街にSin Yaという中華レストランを経営していたそうで、弁当屋のご主人のお父さんは1968年、そのレストランでシェフをするために台湾からベルギーにやってきた。

 

へええええ、と驚く初めて知る話でありました。

というわけでメモ。

 

 

 

さて、その他いろいろ。

 

ものすごい円安ですね。

1ユーロが140¥代だと昨日気づき、利用しているマンガの電子書籍サイトのポイントを今がチャンスと購入してしまいました。

 

 

Covidですが、Rtがまた1を超えました。

重症化はあいかわらず少ないようで、ICUの患者数はどんどん少なくなってはいますが、マスクが義務でなくなったことと関係あるのかな?

 

 

エリュアールのものすごく有名な詩、リベルテの話。

FB上でヴィデオを見つけ、へえええ、と思ったので。

この詩は、エリュアールが大病を患い死線をさまよった末生還した折に、愛する女性に向けて書いた愛の詩。

でも大戦時にはレジスタントの人々の手から手へと渡り、最終的にはイギリスでたくさん印刷されて戦闘機からフランスの地に撒かれたのだと知りました。

ヴィデオではエリュアール自身がこの詩を読んでいます。

www.facebook.com

 

 

 

今日はこのフォトを貼ってオシマイにする。

Alberto Giacometti photographié par Sabine Weiss dans son atelier à Paris en juillet 1954

 

 

 

あ、ちょっと心配していた家賃の値上げですが、やはりうちの大家さんはすごく優しい。

ブリュッセルのテロ事件のときも、仕事が少なくなって収入が減った私のために、何も頼まなかったのに値上げしなかったんですが、コロナ禍の間も同様に値上げをしませんでした。

で、前にここに記したように、今年のインデックスは8%、本来なら毎年の値上げ+今年の大幅値上げのはずなのに、毎年上がったとして去年そうなるはずだった額にとどめてくれました。

ありがたいことです。