28年ぶりに熱を出してしまった。
筋肉痛に関節痛。
こんなに具合が悪いってのは本当に久々で、野生の頑丈さを誇る私は病いに慣れていないのであった。
たぶんCovidだと思う。
2日間は寝て過ごし、昨日くらいからずいぶん回復。
ブリュッセル首都圏のサイトには、まずホームドクターに連絡しテストをしましょう、と記してあるけど、私のホームドクターは予想どおりヴァカンス中で留守なんですよねえ。
Covidだとしたら、ワクチンのおかげか、しんどかったのは2日間くらい、できることはうちに籠っておりこうさんにしていることくらい。
もうちょっとしたら近所の薬局で自分でできるテストをゲットしようと思っているところです。
自分の体調が回復したところで、今度は自分がウィルスをばらまいた可能性について考える余裕が出てきました。
王宮に行ったし、ミュージアムに行ったし、美容院に行ったし、などなど。
ホントは今日から3日間、仕事が入っていたんですが、幸い具合が悪くなったのがスタート3日前だったので、代役もみつけてもらえました。
仕事に入ってからだったら周りにも自分にもタイヘンなことになるところでした。
27日、公開されている王宮には次女くんと、その後3女クンも合流して王立美術館にドートルモン展を観に行き、それから少し遅いランチをしました。
ポケ・ボウルってやつ。
これって日本の丼からヒントを受けてあみ出されたものだと思うんですが、数年前から流行っています。
我々が入ったポケボウル屋は最近オープンしたばかりで、べジ・ヴィーガン・オーガニックとかが強調してあり、値段がめちゃくちゃ高かったです。
ま、でも何でも経験ですからね。
味は良かったです。
下にはコリアンダーベースのソースをからめたゴハンが敷いてあって、その上にいろんな野菜、私はそこにオプションでサーモンを乗っけてもらいました。
お腹はいっぱいになります。
食べきれなかったくらい。
ランチ時を過ぎてガラガラの店内。
環境にやさしい、って言うんなら、こんなに新装にせず、あったものを最大生かすべきだよね、と、うちのお嬢さんたちは批判的でした。
そうなんですよねえ…。
ずいぶん前にロハスなんて日本でも流行ってましたよね。
今どき「環境によい」ってのをうたい文句にしないと商売にならないわけで、似たようなものを感じます。
でも、環境によい、ってうたい文句すらなくしてしまうのは、もっと最悪かもしれないですしねえ。
3年ぶりに入った王宮のトイレ、四角になってました。笑
今年の展覧会のひとつ、ボードワン国王関係で、おもしろいな、と思ったのはこれ。
ボッシュの絵に出てくるモンスターみたい。
アローストの街からボードワンへのプレゼントだったそう。
天気がよすぎて光が反射、うまく撮れませんでしたが。
王宮は以前と順路が変わり、この中庭を通って外をぐるりとまわって出ることになります。
窓に青空が映り、きれいだな、と思ったのでフォトを。
ずっと前は、王宮が公開されても中でフォトを撮るのは禁止だったんですが、思えばいろんなことが変化してきました。
30年以上も暮らしているとそんなもんでしょうね。
籠る必要がなくなったら、これ ↓ 絶対観たい展覧会。
王宮隣のミュージアムでやっているカルロス5世・デユーラー・アステカのお宝展。
エルナンコルテスがアステカの曲芸師を連れてきてカルロス5世の前で曲芸を披露させたんだけど、それってブリュセルのグランプラスでの出来事、そのときブリュッセルを訪れていたデュ―ラーもそれを観てるんです。
こういう展覧会って血が騒ぎます。
その他、備忘のためにいくつかリンクを貼っておきます。
FB上で見つけた、エリュアールの言葉 "Il faut toujours abuser de sa liberté." が添えられたフォト。
abuser のうまい訳語が思いつきません。
悪用するとか濫用するとか、よくない意味の言葉なんだけど、ここではもっとユーモアと愛があるので。
ということで、8月に入って最初の備忘録、オシマイです。
追記・心配だったので、私の美容師さんに「どうもCovidみたい。ウィルスをくっつけちゃったかも。」と連絡したところ、さっそくテストしたそうでネガティヴだったと今電話をくれました。
ホッとしました。
仕事もあるし赤ちゃんもいるしで、病気になったら私より深刻ですからねえ。