朝から晩まで・・・

木曜日の午後からずっと、朝から晩まで英国王家の話題が続いてます。

 

木曜日、オンラインでRTBFのサイトを開くと、スタジオにはゲストを迎えての特別ニュース番組で同時に英国からのライヴ中継。

まだその時点ではエリザベス2世が亡くなったという取り上げ方ではなかったけど、その雰囲気から「おお、これは・・・」という感じでした。

その後、公式に逝去が発表されたわけですが、もうその前にTV局は把握していたからこういう放送の形になったんでしょうね。

それからずっと今に至るまで、朝から晩までこの英王室の話題だらけです。

一昨日夜からその重きが、女王さまから新しく王位に就いたチャールズ3世に少しずつ移動した感じになりました。

私にはもうお腹いっぱいという感じですが、英国人や英国に縁のある人たちにとっては、祖母、あるいは母を失った感じなんでしょうし、世界にとっても、エリザベス女王は「王家」といったものの象徴的存在でしたし、ものすごく大きな話題であることは間違いないです。

 

チャールズさんってケンブリッジでは考古学・文化人類学を修めたのだそうですね。

以前から環境問題に熱心なことはよく知られていましたが、なるほど、と思いました。

 

彼らはものすごく細かく定められたプロトコルに従わないといけないわけですが、そういう点でとても慎重だった女王様と比べると、チャールズさんは慎重さに欠くところがある、王位に就いて変化するか、みたいな話を専門家がしていました。

 

私にとっては、興味深い歴史・文化的な話がいっぱいではあります。

 

 

ベルギーの王室と英国王室はとても近い親戚関係にあります。

 

最初の王様レオポルド1世はヴィクトリア女王の叔父さんですし、ヴィクトリア女王が人目惚れで結婚したアルバートは、ベルギー王室同様ザクス=コブルグ=ゴータ家の人。

(ベルギーが独立した際、誰を王とするか、何人も候補があった中でザクスコブルグゴータのレオポルドが選ばれたのは、ワーテルローの戦いで功績のあった英国の発言権が大きかったのではないかな?と私は思う。レオポルド1世の最初の結婚相手は英国王位継承権1位だったジョージ4世の一人娘だったシャーロット。)

 

ザクスコブルグゴータではなくウィンザーと苗字を変えたのは、第一次大戦後ドイツの印象が英国民の間で悪かったからドイツ風を避けるためだったと、どこかで読んだ記憶があります。

 

エリザベス女王は、原則的に他所の葬儀には参列しない方針だけど、ボードワン国王(ベルギーの5代目の王、1993年に63歳で逝去)の葬儀には唯一の例外として参列、 とても近い親戚だし、年齢も近いし、仲良しだったんでしょうね。
どちらも若くして王位に就いた者同士ですし...。
 
 

 

 

昨夜のお月さま。

肉眼ではハッキリまん丸に見えていたんですが、フォトでは雲に溶け込んでいて、これはこれできれいだなあ、と思いました。

そばでジュピターも光ってます。

 

 

 

FB上で最近よくエリュアールの詩を見かけるのだけど、このフォトは「おおっ」と思った。

エリュアールとガラがふたり一緒に写ってるのを初めて見たので。

まだガラがダリのもとへ行く前でしょうね。