昨日の朝、です。
その前日まで数日間は悪天候で、その雨のおかげで洗われたんでしょうね、空はとてもきれいでした。
でも最高気温が10℃に届かない、まだ9月だというのに。
今日もよい天気です。
もう昼近いのに外の気温は6℃。
国をあげて節電に努めていますから、こんな寒いと着るものを1枚増やしたり、暖かいものを飲むなりするしかありません。
大学からも、教室の暖房が十分でないと感じるかもしれないが、冬に向け少しずつ気温を上げるようにするから承知してもらいたいという旨の、学生全体向けのメールが私にも届きました。
寒さが苦手な人には辛いでしょうね。
でも、わたしから見たら今までの快適(すぎる)生活ぶりの方が贅沢と言えなくもないので、ちょっとぐらい我慢するのも悪くない、とか思ったりする。
問題は、小さな事業主の活動への影響の方でしょう。
エネルギー費を払えないと店を閉じるしかないパン屋さん、などなど…。
電気代については、毎月暫定額の請求書が届き支払い、年に1回実際に使った電気代の調整額の知らせが届き、払いすぎてたら払い戻し、足りなかったら不足分を支払う、というシステム。
私の場合、毎年9月には調整するインヴォイスが届くはずなんだけど、でも今月も届いたのは暫定額のインヴォイスでした。
去年の8月、今年の1月、4月と3回に渡って暫定額が上がり、最終的に以前の2.5倍ほどに値上げになったんだけど、それは調整額が大きすぎてびっくりしないように毎月少しずつもう払っておきましょ、というもの。
それでも足りなかったって大きな額の調整額請求書が来たら…と思うとキョーフです。
来月届くのかなあ。さっさと届いてほしい。
想像の世界で心配するのはキライです。
と思っていたところ、こんな ↓ 記事が目に入りました。
調整額の知らせが遅れているのはうちだけじゃないようで、少しホッとはしたけど、問題はその額、ですからねえ…。
11・12月は政府が、電気については61ユーロ/月肩代わりしてくれるそうだが…。
(うちはガスは使っていない、ガスについてはたしか165ユーロ/月を肩代わりしてくれる。
高所得者については税金で調整される。)
VATを21%から6%に、と言うのはまだ続いています。
今週の月曜日の一番大きな話題は、イタリアの選挙結果でした。
朝のラジオのニュースでも、専門家を招いてたっぷり話されていました。
欧州全体の傾向として、
中道右派がより右側に寄ってきている、
EUのあり方が経済リベラルにより寄ってきている、という状況がある。
イタリアについては、大戦後の社会から
ファシズムが消えたわけではなかった。
メローニは具体的な政策(事業の国営化とか外国のTAXI会社を排斥、とか)を提示した。
といった話がされていました。
****** で、思い出したこと。
イタリアってベルギーに比べると、
ナショナリズムの傾向が大きい、と感じてます。
うちの次女が中等学校の時、イタリアの学校との交流イヴェントで、こちらからむこうへホームステイ、その後むこうからもこちらでホームステイ、という経験がありました。
彼女が驚いたのが、路上でハガキ売り等をしているひとがけっこういて、それが全員黒人だった、ということでした。
ベルギーでは路上でそういう光景は見られませんから。
一方イタリアから来た子たちがビックリしたのが、誰も国歌が歌えない、という事実。笑
インテグレートしている外国人が多すぎるからじゃないか?とその子たちから聞かれ、そういう理由じゃないよ、と答えたと言ってました。 ******
ニュースの話に戻ると、ガルバテッラというメローニの出身地が紹介されていました。
下町です。
彼女が首相となることに地元民が喜んでいる、ということは特になかったです。
もともと左翼が強い地区なのだそうです。
地元の人にとっては、うちの地区で育ったジオルジアちゃん、であって、極右政党のトップで首相になるジオルジアということではないらしいです。
彼女はポスト・
ファシストと呼ばれていますが、ポスト・
ファシズムって何?という解説記事があったので貼っておきます。
www.rtbf.be
戦前のファシストとは似て非なるものでそのベースが異なり、経済的にはネオリベ、LGTBQ+の権利や女性の中絶の権利を否定する極右のイデオロギーを支持している、といった解説。
ちゃんとまとめるほど理解できていないので、自分用の備忘ということで貼っておきます。
他に自分のめもとしていくつか貼って…。
Rare photo of Charlie Chaplin playing the cello, 1915.