昨日の朝Twitter上で見かけたつぶやきで、ゾフィ・ショルが処刑されたのが1943年2月22日だったと知りました。
Le 22 février 1943, trois étudiants allemands sont guillotinés dans la prison de Stadelheim, près de Munich, pour avoir dénoncé le nazisme.
— Cohérence (@coherence_e) February 22, 2023
pic.twitter.com/oV4zv0DBry
彼女たちを描いた映画は、公開後すぐに子供たちと観に行きました。
一緒に行った子供たちはゾフィーたちに感情移入して鑑賞、その勇気と死に涙していたのだけど、私はゾフィーの母親に感情移入し、こういうことになったらどうするか…と怯え、かつ、脳内シュミレーション(ショックを受けるような出来事を知るたびにシミュレーションをやることにしている)を繰り返していたのを覚えているのである。
ああ、そういえば鑑賞後にゾフィ・ショルのフォトを見ながらデッサンしたなあ、と思い出し引っ張り出してみた。
その後で出かけた大学、この講義はU校舎の6階。
日頃運動不足なんで、こういう時くらい…とエレベーターは使わず階段を上るんだけど、階段には数段ごとにGroupeGが残した文章が記されています。
全てを読むわけじゃないんだけど、この日読んだのがこれ。
ゾフィ・ショルたちのことを考えていたときだったんで、感慨深かった。
NONを言える者たち、そのNONのために犠牲となり死ぬことができる者たちが必要だった、と書いてある。
若者たちにここまでの覚悟をさせる時代、社会、とは…などと考えたのだった。
グループGについて触れた記事。
ユータナジーといえば、今月末に王立アカデミーでベルギーとフランスの状況についてのコンフェランスがあるんで、聴きに行こうと予約をいれてます。
この二つの国の間には、大きな違いがあると思う。
聴いてきたらここで報告します。
哲学の講義だけど、2回目からもうひとり年寄りが増えました。
革ジャンを着てすらっと背の高い長めの髪を結んだ、いかにも「自由人です」って感じのカッコイイおじさん。
昨日廊下で講義が始まるのを待ってるときに、その方に「CEP枠の受講者?」と話しかけられました。
そうです、仲間ですね、ということになった。
イギリス人でした。
58歳で仕事を辞め、その後こうやって大学の講義を取り始め5年目、とのこと。
異なる言語の間を行き来すること、「言葉」のことなどちょっとディスカッション。
そこに以前記したドイツ人女性もやってきた。
彼女はドイツ語のオリジナルで「純粋理性批判」を読み始めたそうです。
すごいわあ...。
79歳だそうですが、「こういう勉強をすると、それが刺激になってボケ防止になると思って…。実はね、認知症になるのが怖くて薬まで飲んでいるのよ。」とおっしゃってた。
今まで取った講義、美術史や音楽史などでは、年寄り同士でこうやってディスカッションするようなことはなかったなあ、と思ったのである。
哲学の講義を取るような人々はディスカッションするのが好きなのかも。
そういえば、この水曜日の講義、学生が先生に積極的に質問し、毎回時間になっても終わらず、次の講義にこの教室を使う先生に追い出されるまで議論が続くのです。
こういう現象もおもしろいなあ。
あとでちゃんと読もうと思っている記事。
仕事の依頼がさらに続いています。
長いこと怠惰な日々を送ってきた身で耐えられるかと、ちょっと怖くなってきた…。
PS 今コンポスト用のゴミを出しに行ったついでに郵便受けをみたら、b-Post のチラシあり。
トルコとシリアの震災被害者への支援物資、郵便局に持って行けば運んでくれるそうだ。
チラシ、この反対側の面はオランダ語。