逃げ…

今週は明日から毎日、学校だ仕事だと忙しくなるのであるが、まず最初にしないといけないのが宿題、本を読むこと。

せいぜい20ページくらいなんですけどね、もう字が小さすぎて…、ページを開いただけで老婆はエネルギーを失うのである。悲しい。

 

というわけで、逃避行動としてのブログ更新。

 

 

 

10日くらい前だったか、いや、もう少し前だったかもしれない、フランスの学校で先生が16歳の生徒に刺され亡くなりました。

かなり衝撃的なニュースだったんですが、その先生の葬儀のヴィデオに胸を打たれてしまった。

亡くなったのは、アニェスさんという52歳の女性。スペイン語の先生だった。

葬儀では彼女のパートナー氏が、あたかも彼女と一緒に踊っているかのように踊ってます。

ダンスが大好きなカップルだったんでしょうね。

 

 

 

昨日arteで30分足らずの短いヴィデオを2本視聴。

 

これは Mystères d'archives というシリーズで、残されている古いヴィデオの歴史的な解説だけでなく、その動画の一部を切り取って状況を説明したり、そこに映る人物について解説したり、ドキュメンタリー番組ってのともちょっと違うもの。

 

アーカイヴのチェック、という感じ。

 

逃避行為の一つとしてサイトを訪ねて見かけたもの。

 

ひとつは、1945年8月14日、ニッポンとの戦争に勝利し喜ぶ米国各都市の市民たちの様子。

正式にはまだ調印前なので戦争が終わったわけではないんですけどね。
 最後の5分くらいから、2019年に発見されたという映像で、オーストラリアはニューカッスルの市民の様子も少し見られます。
 
 
もうひとつのヴィデオは1946年のもので東京裁判のようす。
私がものを知らないだけかもしれないけど、初めて知ったことがけっこうあり、興味深かったです。
arte のヴィデオって地理的な理由でニッポンでは見られないんでしたっけね。
 
英語、ニッポン語、中国語その他の翻訳を経ないといけないので、それだけでも裁判がものすごく長い。
審判たちがもうウンザリしているんです。
それと、最も証言が待たれていた東条英機が、「忘れました」というばかりで何も重要なことを言わないんで(ああ、昔も今もこの人たちは何も変わらないんだ…、と思ってしまった)、審判たち、これでは話にならん、とあきれて退場、
大川周明が最初の日にはパジャマ(パジャマという解説だったけど、ホントにパジャマなのかな?)で登場、前に座っている東条英機の頭をパシンとはたいているところも映ってました。
南京虐殺の目撃者である英国人の証言もありました。
 
そして、このとき有罪判決が出た人でも、その刑を全うした人ばかりじゃないって話で締めくくられていました。
 

www.arte.tv

www.arte.tv

 

 

 

 

今週は金曜日までいろんなマニフェスタシオンやスト。

3月10日は交通機関のストです。

この日は用事があるとはいえ仕事じゃないんで、ああ、よかった…とホッとしています。

 

 

 

さて、逃避行動もこのくらいにして、やるべきことをやるとしましょう。

 

最後にFBで見かけたフォトなど貼っておく。

Man Ray (Américain, 1890-1976), Selma Browner, 1940